1 財政課長査定結果
新規芝生化については、進度調整とします。
2 見直し内容
(1)平成27年度実施対象校数の見直し
青谷高校及び鳥取中央育英高校を平成28年度以降に送り。
<課長要求>
4校(鳥取聾学校、青谷高校、八頭高校、鳥取中央育英高校)
<調整要求>
2校(鳥取聾学校、八頭高校)
(※特別支援学校は今回整備で完了)
(2)芝生化実施範囲の見直し
八頭高校サッカーグラウンドについて、近隣住宅地への砂塵飛散抑制に高い効果が見込まれる東側及び北側のみとする。
<課長要求>約5,300平米
<調整要求>約2,000平米(△3,300平米)
3 復活要求を行う理由
(1)鳥取聾学校中庭
・特別支援学校においては、自発的に関節を伸ばしたり、体を動かすことは非常に重要であるため、児童、生徒が容易に屋外に出て体を動かすことのできる環境整備が重要であること。
・芝生の景観は、幼少期における情緒の安定や心身の調和的発達に有効であり、また、夏季の気温上昇抑制により、温度変化から体調不良や情緒不安定になる児童、生徒にとっても大きな効果があること。
【特別支援学校における芝生活用効果】
○ 倉吉養護学校(H24 小学部中庭 400平米)
・学年、学級を超えて一緒に外遊びするようになり、社会性、公共性の育成につながっている。
・衣服に泥がつかないため、夏は水遊び、冬は雪遊びなど多様な遊びをするようになった。
・内にこもりがちだった児童が、様々な外遊びを通じて、教職員や周囲の生徒に対し、自発的にコミュニケーションをとるようになった。
・夏季の気温上昇が抑制され、窓を開けると涼しいので、児童が落ち着いて学習に取り組むことが出来ている。
<保護者の声>
・「従前は、学校での外遊び中に転倒して頭を強打したりしないかと心配であったが、芝生化後は、転倒しても安全であるため、安心している。」
・「屋内活動が多かったが、自発的に外に出て遊ぶようになって喜んでいる。」
(2)八頭高校サッカーグラウンド外周
・グラウンドから発生する砂塵が近隣住宅地に飛散しており、早急な対応が必要であること。 (地元自治会からは毎年、対応について要望が寄せられている。)
・サッカー部のみならず、学校全体での活用が見込まれること。(平成25年度に芝生化を実施した境高校では、特定の部活動に限らず、様々な運動部がストレッチ等に芝生を利用しているとともに、地元小学校との交流事業の場としても活用している。)
<県立学校における砂塵飛散抑制効果の例>
○ 米子南高校(H18 ソフトボールグラウンド外野 約3,300平米)
○ 智頭農林高校(H23 グラウンド全面 約7,000平米)
○ 米子工業高校(H26 グラウンド外周 約3,900平米)
・従前は寄せられていた近隣からの砂塵飛散に係る苦情が一切なくなった。
・近隣住民から、砂塵飛散がなくなったと喜びの意見が学校に寄せられた。
4 事業費
(単位:千円)
| 設計委託 | 工事請負 | 植栽委託 | 合計額 |
鳥取聾学校 | 947 | 11,240 | 616 | 12,803 |
八頭高校 | 1,595 | 22,593 | (H28) | 24,188 |
合計 | 2,542 | 33,833 | 616 | 36,991 |
(当初要求額)
74,842千円
(内訳)
設計委託費 5,126千円
工事請負費 69,000千円
植栽委託費 616千円