現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成27年度予算 の 農林水産部の弓浜砂丘地域に適した特産野菜の高品質生産技術の確立
平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:園芸試験場費
事業名:

弓浜砂丘地域に適した特産野菜の高品質生産技術の確立

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農林水産部 園芸試験場 弓浜砂丘地分場  

電話番号:0859-45-4616  E-mail:engeishiken@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算額 400千円 6,212千円 6,612千円 0.8人 0.3人 0.0人
27年度当初予算要求額 400千円 6,212千円 6,612千円 0.8人 0.3人 0.0人
26年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:400千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:400千円

事業内容

概略説明

鳥取県西部の弓浜砂丘地域では、その特有の砂質土壌を活用した特産野菜の栽培が行われている。近年、消費者による「味・おいしさ」へのこだわりが強くなり、このニーズに対応した品種へのシフトが求められている。ただし、味の良い品種は栽培上での問題点も多く、原因究明・対応技術の確立を行う。

事業の必要性

1)ニンジン



夏まきの主要品種「ベーター312」において根部の表層の下が白く帯状に盛り上がる生理障害「ミミズバレ症」が発生し問題となっており、原因究明が求められている。
春まきニンジンでは7月以降の収穫物での品質低下が著しく、作付け面積拡大のためには出荷時期を早めるための技術開発と低コスト化が求められている。
2)サツマイモ
焼き芋人気が高まり、これに対応した美味しい品種「べにはるか」の産地化が市場、生産者双方から求められており、弓浜砂丘地域に適した栽培方法等の技術確立が求められている。
3)新規品目弓浜砂丘畑に適応した収益性の高い新規品目の検索が求められている。

事業の内容

1)ニンジン夏まきニンジンの生理障害の原因究明と対策確立
春まきニンジンの早期出荷技術の確立
2)サツマイモ良食味品種「べにはるか」等の多収技術の確立
焼き芋に適した出荷時期の検討
3)新規品目新規品目の検索と栽培技術の確立

事業の効果

1)ニンジン品質、収量性の向上により、農家所得が増加する。
作期拡大により労力分散が図られ、作付け面積に拡大につながる。
2)サツマイモ数少ない「品種」名で売れる野菜として販売性の向上、病害虫への抵抗性も高く生産性が向上することにより、農家所得が向上する。
3)新規品目白ネギの連作障害の軽減とともに、農地の有効活用、農家所得の向上につながる。

これまでの効果

1)ニンジン

夏まきニンジンの生理障害「ミミズバレ症」は多肥栽培、生育初期の湛水が発生を助長する可能性が示唆された。
春まきニンジンの前進化はべたがけ、トンネル栽培で可能性が見出された。
2)サツマイモ良食味品種「クイックスイート」の栽培特性を解明し、育苗技術を確立した。
3)新規品目
ブロッコリーの露地栽培では9/下〜10/上播種、10/下〜11/上定植、ハウス栽培においては1/上播種、2/下定植により4月どりの可能性が見いだされたが、花雷に砂が入り込むなどの問題点も明らかにした。

H27年度要求額内訳(単位:千円)

内訳
要求額
旅費
59
資材等消耗品
341
合計
400

年次別試験内容と事業費(単位:千円)

    年度
    試験内容
    事業費
    27〜28・夏まきニンジンの生理障害の原因究明と対策確立
    ・春まきニンジンの早期出荷技術の確立
    ・サツマイモ「べにはるか」等の多収技術の確立
    ・焼き芋に適した出荷時期の検討
    ・新規品目の検索と栽培技術の確立
     800
    29〜30・夏まきニンジンの生理障害の原因究明と対策確立
    ・サツマイモ「べにはるか」等の多収技術の確立
    ・焼き芋に適した出荷時期の検討
    ・新規品目の検索と栽培技術の確立
     800
    合計1,600

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

1 ニンジン
夏まきニンジンの生理障害の原因究明に取り組み、肥料と土壌水分との関連性について原因究明を行った。
春まきニンジンの前進化について、トンネルの大きさ、資材、追肥時期について検討を行った。
2 サツマイモ
良食味品種の栽培特性、育苗技術について検討を行った。
3 ブロッコリー
春どり栽培の作型開発に取り組んだ。

これまでの取組に対する評価

平成26年度外部評価委員会議(事前評価)の結果
         評点 12.6 評価 ◎
         (評点9以上で研究を実施する)
評価委員の主な意見
・ニンジンの試験研究については販売に直結するので期待が持てる。
・焼き芋に適した品種の研究は有効。料理、加工の方法も含めて品種比較も必要。
・連作から輪作への改善も含めて産地安定化のためにも新規品目の検索は有効。
<自己分析>
生産者、消費者の「味・おいしさ」へのこだわりを損ねることの無いよう、収益性の向上が図れるよう試験実施を行いたい。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 400 0 0 0 0 0 0 0 400

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 400 0 0 0 0 0 0 0 400
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0