現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成27年度予算 の 農林水産部の粗飼料生産事業
平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:畜産試験場費
事業名:

粗飼料生産事業

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農林水産部 畜産試験場 酪農・飼料研究室  

電話番号:0858-55-1362  E-mail:chikusanshiken@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算額 8,169千円 11,648千円 19,817千円 1.5人 0.2人 0.0人
27年度当初予算要求額 8,169千円 11,648千円 19,817千円 1.5人 0.2人 0.0人
26年度当初予算額 5,621千円 11,609千円 17,230千円 1.5人 0.2人 0.0人

事業費

要求額:8,169千円  (前年度予算額 5,621千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:8,169千円

事業内容

1 概略説明

畜産試験場の供試牛に給与する自給粗飼料の生産を行う。

2 背景・目的

(1)有効な試験結果を得るためには、供試牛を健康に飼育することが重要であり、そのためには良質な粗飼料を給与しなければならない。

    (2)場内の飼料畑で自給粗飼料を生産し、供試牛に給与することにより、購入粗飼料を減らし、低コストでの試験実施が可能となる。
    (3)自給粗飼料を生産することにより、場内で発生する牛の糞尿を堆肥化し圃場還元できるため、糞尿処理手段として重要な意味を持つ。
    (4)畜産を取りまく現在の厳しい状況下では、自給粗飼料生産を行わなければ、飼料コストの増大および糞尿処理経費の負担増により、酪農経営は成り立たない状況となりつつある。

3 事業内容

(1)場内11.5haの圃場で飼料作物の栽培を行い、主にサイレージとして収穫する。(春作:トウモロコシ6.7ha、冬作:イタリアンライグラス11.5ha)
(2)「粗飼料増産のための優良品種選定試験」の優良品種を栽培する。
(3)雑草防除方法の効果を検証する。
(4)収穫作業については、高能力種雄牛の飼育管理や採精作業の増加により現場職員の作業量が増し、適期刈取りが困難となっているため、外部へ作業を委託する。
1)トウモロコシの収穫作業は「大山ビューコントラクター組合」に作業を委託。(委託費:1,129千円)なお、作業委託でチューブバッグサイロ方式とバンカーサイロ方式を当場で実践することによって各種データの集積と分析を行い、チューブバッグサイロ方式の普及を図る。
2)イタリアンライグラスの収穫作業は「萩原コントラクター組合」に作業を委託。(委託費:1,419千円)

【用語説明】
粗飼料:牧草や飼料作物(トウモロコシなど)を示し、繊維質を多く含む。
サイレージ :生の牧草・トウモロコシを乳酸発酵させて貯蔵した飼料。

4 期待される効果

(1)供試牛にかかる飼料経費の低減。
(2)場内で発生する糞尿の圃場還元処理。
(3)試験場で試験した優良品種を栽培することにより農家への、実証展示効果が得られる。
(4)栽培管理、生育状況を記録し、農家指導に役立てることが可能となり、自給飼料を軸とした畜産経営の推進を行う。

5 農家の要望等

(1)雑草防除方法の指導。
(2)多収穫品種の選定指導

6 要求額の内訳

            項目  金額(千円)
           委託費
       (飼料収穫作業委託費)
     2,548
           需用費
(種子、肥料、機械修繕等の栽培管理費用)
     5,621
            合計     8,169

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<事業の目標>
1.良質牧草の生産による飼料費低減
2.場内糞尿の堆肥化処理
<取組の内容>
 年2回、トウモロコシと牧草を栽培し、場内の試験牛への給与を行っている。
 場内で発生する糞尿は、全て堆肥化し、圃場へ還元している。

これまでの取組に対する評価

<自己分析>
 酪農部門では給与飼料の約5割(現物給与量)を本事業で生産される牧草でまかなっており、牛の健康状態も良好である。
 毎年の牧草収量も良好に保たれているが、これは還元した堆肥の肥料効果が要因のひとつと考えられる。今後、堆肥化作業の改善に力を入れ、これまで以上に良質堆肥の生産につとめたい。
 本事業は、牛の試験研究の実施を陰から支える、非常に重要な役割を担っており、必要不可欠であると考えている。

工程表との関連

関連する政策内容

消費者の求める安全・安心・高品質な畜産物生産技術の開発

関連する政策目標

粗飼料の栽培試験に基づく奨励品種の公表


財政課処理欄


 牧草収穫作業の外部委託化は、暫定的な措置として計上します。今後、人員体制を含め、業務の効率化を行ってください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 5,621 0 0 0 0 0 5,621 0 0
要求額 8,169 0 0 0 0 0 5,621 0 2,548

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 8,169 0 0 0 0 0 5,621 0 2,548
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0