現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成27年度予算 の 農林水産部のとっとりジビエ利用促進総合対策事業(とっとりジビエ消費拡大事業)
平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農業総務費
事業名:

とっとりジビエ利用促進総合対策事業(とっとりジビエ消費拡大事業)

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農林水産部 食のみやこ推進課 6次化・農商工連携担当  

電話番号:0857-26-7835  E-mail:syokunomiyako@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算額 6,900千円 4,659千円 11,559千円 0.6人 0.0人 0.0人
27年度当初予算要求額 7,300千円 4,659千円 11,959千円 0.6人 0.0人 0.0人
26年度当初予算額 7,300千円 3,870千円 11,170千円 0.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:7,300千円  (前年度予算額 7,300千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:6,900千円

事業内容

1 要求内容

ジビエの消費拡大を図るため、ジビエ料理の普及・PR及びジビエを使った料理・加工品の開発支援を進めるとともに、都市部における県産ジビエのPRと販路開拓を行う。


    (1)県内へのジビエ料理の普及とPR
     ジビエを使った一般向け料理教室を開催して調理方法やジビエ料理を普及するとともに、料理人を対象とした調理講習会を開催してジビエ提供の機会増加と技術向上を進める。
      (一般消費者向け:1回、料理人向け:1回)
     [予算額] 委託料 1,000千円 (1,000千円)

    (2)ジビエを使った料理・加工品の開発と販路開拓
     飲食店等が行うジビエ料理やその加工品の開発、販路開拓等の活動に係る経費の一部を助成。
     実施主体:農産加工グループ、農業法人、ジビエ振興に取り組む任意団体、「食のみやこ鳥取県」推進サポーター
     補 助 率:3分の2以内
     予 算 額:2,400千円 (2,400千円)
     ※補助率を2/3とする理由
      ジビエは、料理・加工品の開発や販路開拓が困難
      ・消費者の持つ既成イメージ
      ・食材として一般化していない(食べ方があまり知られていない)
      ・取り扱い店(事業者)が限られる
      ・角や皮を活用した商品開発等を農商工連携で実施
        次世代・地域資源産業育成事業 補助率2/3
      →食以外の分野とも連携し推進

    (3)都市部における情報発信と販路開拓
     都市部の料理人に対する本県産ジビエのPR及び商品力調査を業務委託し、ジビエビジネスの展開につなげる。
     [内容]
     ・都市部でのレストラン向け料理教室と有名シェフへの無償提供及びモニター調査とマッチング(2,400千円)
      日本ジビエサミット開催と併せ、鳥取ジビエの更なる販路拡大を図るため、著名なシェフによる料理講習会を開催し、鳥取ジビエのメニュー化を後押しするとともに、実際に味わっていただいてお墨付きのコメントを受ける。
     ・レストランフェアで消費者へアピール(1,500千円)
       旨いぞニッポン実行委員会と連携し、東京六本木周辺のレストランで本県産ジビエを使ったメニュー提供でPR
       併せて販路開拓につなげる
       約10店舗を予定(H26夏イベント10店舗)
     [予算額] 委託料 3,900千円 (3,900千円) 

2 H27事業の組立て

1)捕獲対策(鳥獣対策センター)→ 鳥獣被害総合対策事業

   捕獲者確保対策(緑豊かな自然課)→鳥獣捕獲者確保環境整備事業

(2)肉の解体・衛生技術向上(鳥獣対策センター、くらしの安心推進課、東部衛生環境事務所)

(3)解体処理体制の強化、いなばのジビエ連絡協議会への支援(東部振興課、鳥獣対策センター)

(4)料理開発・消費拡大、観光誘客(食のみやこ推進、東部振興課)

平成27年2月「第一回日本ジビエサミット」が開催と併せ、県内県外へのPRを深めていく。

3 背景及び問題点

(1)取り巻く状況

 ・鳥獣被害の状況 H24:72百万円  H25:63百万円
 ・イノシシ、シカの捕獲数、解体数
  [H24]
   捕獲数:イノシシ 3,535頭、ニホンジカ 2,390頭
   
  [H25]
   捕獲数:イノシシ 4,705頭、ニホンジカ 3,587頭
   
 ・公設解体処理施設 6施設(H25)
 ・解体処理技術者  17人(H25) 
 ・飲食店等での利用 35件(H25)
 
(2)課題・問題点
 ・猟師、解体処理者が少ない
 ・保管場所が少ない
 ・商品管理の仕組みがない
 ・飲食店では仕入れルートがわからない
 ・料理人が少ない
 ・昔のイメージ「獣肉は固い、クセがある」

(3)目標(H27)
 ・イノシシ、シカの解体数
   イノシシ 1,000頭、ニホンジカ 500頭
 ・飲食店等での利用 48件

(4)国内・県内の動き
 ・国内 日本ジビエ振興協議会の設立(平成24年5月)
 ・県内 いなばのジビエ連絡協議会の設立(平成24年5月)
 ・鳥取中部イノシシ産業化プロジェクトの設立(平成25年度)


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・県内におけるジビエ活用状況の把握
 (東部)いなばのジビエ連絡協議会が設立され、組織的な活動を活発に展開
 (西部)南部町を中心に活用の動き。また、平成25年12月に日野郡鳥獣被害対策協議会が設立される。
 (中部)三朝町の解体処理施設が個人的な活用されている。また、鳥取中部イノシシ産業化プロジェクトが立ち上がり、積極的な活動を見せている。
・部局横断的に情報を共有し、捕獲解体〜販売消費まで一体的な取組を推進。
・日本ジビエ振興協議会に加入し(H24)情報を収集するとともに、様々な機会を捉えてジビエの情報を県内に提供。

これまでの取組に対する評価

・情報の共有化が図られ、各部局が一体的に取組を進めている。
・東部地区を中心にジビエを扱う店舗やジビエの加工品が増えるなど、徐々にジビエのPRと普及が進んでいる。
・これまでの鳥取県ジビエ振興の取組が認められ、NPO日本ジビエ振興協議会が平成27年2月「第一回日本ジビエサミット」が開催する予定。
その開催成果を次につなげるため、積極的な支援が必要。

財政課処理欄


 ジビエビジネス化支援事業補助金は、実績を勘案し、金額を精査しました。また、都市部における情報発信と販路開拓の取り組みについては、平成27年度までの成果を踏まえ、平成28年度要求においては、内容を再検討してください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 7,300 0 0 0 0 0 0 0 7,300
要求額 7,300 0 0 0 0 0 0 0 7,300

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 6,900 0 0 0 0 0 0 0 6,900
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0