事業名:
薬剤師確保対策促進事業
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福祉保健部 医療指導課 薬事担当
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
27年度当初予算額 |
1,067千円 |
2,330千円 |
3,397千円 |
0.3人 |
0.0人 |
0.0人 |
27年度当初予算要求額 |
1,226千円 |
2,330千円 |
3,556千円 |
0.3人 |
0.0人 |
0.0人 |
26年度当初予算額 |
500千円 |
1,548千円 |
2,048千円 |
0.2人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:1,226千円 (前年度予算額 500千円) 財源:単県
一般事業査定:計上 計上額:1,067千円
事業内容
1 事業内容
(1)薬剤師確保対策推進事業補助金(平成24年度から)
鳥取県と鳥取県薬剤師会が連携し以下の事業を行うため、鳥取県薬剤師会へ補助を行う。
1)本県出身学生や県外就業者向けのUターン・Iターン促進策
・Uターン就職・Iターン就職者を掘り起こすためチラシを薬学部設置の大学に配付
・県及び薬剤師会合同での大学ガイダンス等における鳥取県の薬剤師就業環境全体の説明
・薬局、病院、行政分野を全て経験できる拡大型インターンシップの実施
2)未就業者の復職支援
・有資格未就業者の復職支援プログラムの作成
・学生実務実習への一部参加や別に機会を設けた実習の制度化等
・未就業者の登録・雇用希望の薬局等とのマッチング支援
3)高校生・保護者・高校教員向けセミナー(新規に対象化)
【目的】 これから進路選択をする高校生やその関係者へ薬学部とはどのような所か、その環境や勉強の内容、進路、学費などについて広く知ってもらい、薬学部への興味や進学意欲を高める。
【対象】 県内の高校生・保護者・高校教員
【内容】
・大学薬学部から現役教官を講師に招き、講義の内容や学生
生活、進路などについて紹介・解説。
・県内の様々な職場で働く若手薬剤師から、仕事の実際や展望について語ってもらう。
・各薬学部から入学案内等の提供を受け、資料として提供。
【開催時期】夏休み期間中を予定
(2)薬学生サマーセミナー(平成26年度から)
鳥取県薬剤師会や鳥取県病院薬剤師会と連携して、全国の薬学生を対象とした体験・交流事業を実施。
【目的】
これから薬剤師となる薬学生を対象に、県内の病院、調剤薬局において、薬剤師のチーム医療への関わり、在宅医療などへの取組現場を体験してもらい、薬剤師の業務の理解を促し、薬学生の卒業後の進路検討や県内就業促進につなげる。
【内容】
○薬剤師業務の実地研修(見学、体験等)
○交流会(研修終了後に実施、東・西部地区2か所で実施)
【実施施設】 病院、調剤薬局
【実施場所】 参加者が希望する病院、調剤薬局
【日 程】 8月中旬の2日間(県外学生の帰省時期に実施)
【役割分担】
<県> 参加募集、参加申込受付、参加希望者・病院等との連絡調整、交流会設定、実施広報
<病院・調剤薬局>
研修実施、交流会での意見交換への参加、県への報告
※平成26年度実績
薬学生参加者:10名
受入施設:10ヶ所(病院:7、薬局:1、行政:2)
参加者は、2ヶ所ずつ体験し、好評であった。
なお、受入協力の申し出のあった病院・薬局は38ヶ所あり。
(3)薬剤師の需要状況調査
引き続き、県内の薬局・病院における薬剤師の不足人数、薬剤師確保の必要性や不足の理由等について調査し、把握した実状を踏まえた確保対策につなげる。
2 積算根拠
(1)薬剤師確保対策推進事業補助金
区分 | 所要額 | 内訳 | 摘要 |
チラシ配布 | 143 | 印刷製本費(年1回作成)
通信運搬費
委員会費 | 4,000枚/1回 |
大学訪問 | 360 | 旅費:関西方面等
3人×5回 | 3人、5府県 |
未就業者支援プログラム | 250 | 謝金 1週間
2.5万円×延べ10人 | 学生実務実習は11週27万円が標準 |
未就業者登録・紹介制度 | 75 | 需用費、通信運搬費 | |
インターンシップ | 3 | 通信運搬費、資料等 | |
高校生等向けセミナー
| 369 | 会場使用料、印刷製本費
講師・発表者報償費等 | |
計 | 1,200 | | |
○補助額:600千円(所要額1,000千円×1/2)
(2)薬学生サマーセミナー(平成26年度から)
参加者(県外)の交通費 476千円
(薬学部通学居所〜最初の研修施設の最寄駅間)
情報交換会 食糧費 15千円
3 現状・背景
1 平成22、23年3月の薬剤師国家試験では薬学部6年制化の影響で合格者が平年より大幅減。
2 平成24年3月試験から6年制化後の卒業生の受験が始まったが、合格者は平成24年:8,641人、平成25年:8,929人と、6年制化以前に予想されていた合格者数よりも入学定員割れや留年の影響で2,500人程度少ない状況となった。
さらに、平成26年試験では7,312人(合格率60.8%)と激減し、 今後、合格者数が顕著に増加する見通しも持てない状況。
※6年制化以前の合格者数は、例年、9,000人前後であった。
3 山陰地方には薬学部がないため鳥取県出身者の県外就職者も多く、6年制化以前から慢性的に不足感が強かった状況がさらに悪化している。
4 病棟配置薬剤師に診療報酬加算制度が設けられたため、急性期病院からの求人が大きく増加している。
5 今までの経済紙等の論調では、「全国的には今後数年は不足状況が続くが、その後は薬学部定員増の効果によりいずれ薬剤師過剰時代が到来する」といわれていたが、「当面過剰時代は来ないのでは」というように変化している。
6 特に地方都市の薬剤師の不足は、全国的な問題であり、薬学部のない山陰地方では、当面、不足状況が続くと見込まれる。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
鳥取県薬剤師会において薬学部設置の大学に求人情報提供及び無料職業紹介所「社団法人鳥取県薬剤師会薬剤師無料職業紹介所」を平成12年11月から開設し、就職先を紹介している。
※平成26年度の状況
・薬剤師会幹部(県職員も含む。)によるガイダンス等での説明
・チラシ(4,000部作成)の配布
・薬剤師サマーセミナー開催協力
これまでの取組に対する評価
平成24年度からの取組を継続するとともに、平成26年度は薬剤師サマーセミナーも開催し、薬学生に県内の医療機関等での体験機会を提供するなど地道に取り組んではいるが、薬剤師の不足は、全国的な状況でもあり、今春の薬剤師国家試験の合格者の激減も追い打ちをかける中、鳥取県での不足状況の改善効果を明確に示すことはできていない。
工程表との関連
関連する政策内容
薬剤師確保対策の推進
関連する政策目標
県と薬剤師会が連携し、薬科大学等の就職ガイダンスへの参加、有資格未就業者の登録・希望者への復職支援プログラムの作成・実施、インターンシップの受入れ等を行う。
財政課処理欄
薬学生サマーセミナーin鳥取について、H26実績を踏まえ、金額を精査しました。(20名分計上)
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
500 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
500 |
要求額 |
1,226 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,226 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
1,067 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,067 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |