これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【精神障がい者福祉研修会】
精神保健福祉に対する一般啓発を目的に、精神疾患の基礎知識、家族の対応の仕方等について開催
【三者合同研修会】
当事者・家族・関係者が一同に会し、精神障がい者が地域で自分らしく生活していくことを考える機会として開催。
【精神障害者家族相談援助事業】
・県家族会連合会に加入している単位家族会会員が家族援助について体系的に学ぶことを目的に研修を開催し、研修で学んだ会員が相談援助活動を行う。
・精神障がい者の家族からの相談に応じ、助言等を行う。
【広報・啓発活動】
広く県民に家族会の活動等を広報し、家族会の組織強化等を図る。
これまでの取組に対する評価
◆県家族会連合会は、本県において組織され、県内全域をカバーする精神障がい者家族の自助グループであり、各研修会等の実施によって、精神障がい者の家族の学び合い、支え合い、当事者の自己表現を促進し、また広く一般県民へ精神障がいについて普及啓発を促進している。その他、県民総合福祉大会や精神がい者権利擁護セミナーを共催で実施するなど、県家連の果たす役割は大きい。
◆県家連の実施する研修等の事業は、広域的な実施であるため、市町村単位など身近な地域の事業には参加しにくいという当事者・家族が参加できるというメリットがあり、毎年新規の参加者がある。
【精神障がい者福祉研修会】
一般の普及啓発とは異なり、家族の視点から企画・運営することにより、家族の身近な悩みや疑問を解決したり、具体的な対処行動が取れるようになり、当事者の再発予防にもつながっている。また、広く一般県民へ理解と参加を呼びかけ、講演会等を通じて精神障がい者に関する正しい知識についての普及啓発に役立っている。
【三者合同研修会】
連合会の理事、当事者等による実行委員会形式で企画運営を行うことで、当事者及び家族が新たな発想や活力を得るエンパワメントの機会となっており、その活動で得たノウハウや活力の各地域への波及効果がある。
【精神障害者家族相談援助事業】
家族相談援助について研修で体系的に学んだ会員が家族相談援助を行うことで、専門相談とは違い、親としての気持ちのあり方について同じ立場の人と話せるというメリットを生かすことができる。
【広報・啓発活動】
作業所、医療機関、市町村等に配布した家族会だより・リーフレットや新聞広告をきっかけに家族会へ入会する者もあり、また一般県民への精神障がいの普及啓発に役立っている。