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平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:民生費 項:児童福祉費 目:児童福祉施設費
事業名:

喜多原学園管理運営費

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福祉保健部 喜多原学園 庶務担当  

電話番号:0859-27-1101  E-mail:kitahara@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算額 41,063千円 139,770千円 180,833千円 18.0人 5.7人 0.0人
27年度当初予算要求額 43,709千円 139,770千円 183,479千円 18.0人 5.7人 0.0人
26年度当初予算額 40,444千円 139,302千円 179,746千円 18.0人 5.2人 0.0人

事業費

要求額:43,709千円  (前年度予算額 40,444千円)  財源:単県、国1/2 

一般事業査定:計上   計上額:41,063千円

事業内容

喜多原学園(児童自立支援施設)の運営経費

金額内訳

(単位:千円)
項目
要求額
前年度額
内容
人件費
12,046
10,772
非常勤報酬
   11,759(10,498)
共済費287(274)
旅費
54
30
特別旅費54(30)
その他
物件費
796
40
報償費126(40)
備品購入費670(0)
その他
20,299
19,088
委託料17,714(16,895)
負担金170(170)
扶助費2,415(2,023)
標準
事務費
10,514
10,514
合計
43,709
40,444
     ※ ( )は平成26年度予算額

前年度との主な変更点(増額分)

1 新規要求
        ・福祉教育関係職員研修会講師旅費(特別旅費) 
                                    28千円
        ・寮舎定期清掃(委託料)
             ※本館定期清掃と合算        233千円
    2 臨時的要求
       ・園内樹木の伐採(委託料)           335千円
       ・中国地区児童駅伝マラソン大会主催経費(報償費ほか)
                                   219千円
       ・自動体外式除細動器一式(備品購入費)2台  670千円
    3 増額要求
      ・心理療法担当職員(非常勤職員)の勤務日数増に伴う増額  (報酬)
                               増額1,261千円
    ・園内除草作業の内容と回数の変更に伴う増額(委託料)
                               増額  136千円

施設概要

認可年月日  昭和23年1月1日
定員       36名(男子24名 女子12名)
暫定定員    17名(平成26年10月1日現在)
設置基準    児童福祉法 第35条第2項
          児童福祉法施行令 第36条
 児童自立支援施設は、不良行為をなし、又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させ、又は保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設とする。(児童福祉法44条)
  

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

平成26年11月1日現在、男子10名、女子6名、計16名の入所状況であり、中学生から高校1年生年齢の児童が在籍している。今年度は、男子2名、女子2名の計4名の入所があった。また、退所は男子2名(就労、家庭復帰)女子1名(他の施設への入所)があった。

平成26年度は
  (1)自立支援の内容の向上
  (2)個別支援(ライフスキルトレーニング)の充実
  (3)高校進学児童のアフターケアによる定着率の向上
  (4)児童の権利擁護
  (5)開かれた施設運営(交流会の実施、分校の授業参観、寮行事)
  (6)運動
を中心とした児童の育成を図る。  男子:野球、長距離走、フットサル女子:バレーボール等引き続きスポーツを重点に取り組んでいる。

(1)については、児童相談所、分校教員及び児童が在籍していた学校の教員含め支援方針会議を開催し、児童自立支援計画に基づく支援方針や計画の変更を逐次実施する他、心理療法職員の面接などを導入し、個別的支援の強化を図っている。

(2)については、児童と担当職員による個別支援(ライフスキルトレーニング)として、買い物、調理、外食、登山等を月に1回行い、担当職員との信頼関係に基づく個別支援を推進している。

(3)について は、4月から家庭復帰、措置変更し高校進学をした児童に対し訪問等 で面接を実施する他、保護者及び高校教員、施設職員と連携し中途退学の防止を目標としたアフターケアを実施している。

(4)については、4月に職員全員に「児童の権利擁護にチェック表」を記入し、さらに8月には第三者評価のチェックリストを実施。また、月々の指導課会において児童の支援や権利について確認するなどを実施している。

(5)について、地元公民館、保育園、更生保護女性会、各種スポーツ団体との交流に積極的に実施。また、施設の理解を深めるため継続して春と秋に園遊会を開催している。

(6)については、今年度は7月に中国野球大会(男子)、10月には中国女子バレーボール大会が実施され児童も積極的に練習等を行い参加。また、男女ともマラソン等を行い男子は11月7日に岡山で開催される中国マラソン大会に参加予定。

これまでの取組に対する評価

(1) 自立支援の内容の向上 
  昨年度から児童の入所日に併せ児童相談所、分校教員、児童が在籍していた学校教員の関係者会議を開催し、スタート時点での共通理解を深めている。さらに、入所1ヶ月の時点で自立支援計画の進捗状況を確認し児童支援目標の明確化が図れている。
 また、引き続き心理療法職員と連携を行い児童の心理アセスメントによる視点からも児童の支援を行っている。

(2)個別支援(ライフスキルトレーニング)の充実
  毎月児童に支給される生活訓練費の範囲内で計画し、個別支援(ライフスキルトレーニング)を実施し、学園から離れることによって、ストレスの解消にも役立っている。
 また、児童が楽しみながら社会スキルを修得する機会となっている。職員と児童との信頼関係の構築にもつながっている。 個別支援は、概ね1か月に1回を目標に計画的に取り組んでいる。

(3)高校進学児童及び就労児童のアフターケアによる定着率の向上  高校進学した児童4名及び就労した児童に対して、家庭訪問及び学校訪問等のアフターケアを実施。高校進学等した5名の児童のうち3名はほぼ順調に学業に励んでいるが、他2名は集団への不適応や入所時の問題が継続し支援が難しい状況であり中途で退学をした。

(4)児童の権利擁護 
  施設内虐待防止及び苦情処理の流れを入所時のインテークにおいて児童と保護者に説明している。

(5)開かれた施設運営
@継続して春及び秋の園遊会を実施。関係機関から招待したお客様を児童と職員でおもてなしを行い、学園の生活や自立に向けての取組等を紹介し施設や児童の理解を深めている。
Aスポーツ・文化交流、フットサルを通じ社会人チームや他の施設と交流を行うほか、地元の公民館祭へ職員及び児童作品の出品を行っている。また、保育園との交流は年間を通して実施している。

(6)運動を中心とした児童の育成を図る。男子は野球、女子はバレーボールを中心としたスポーツを行っており、スポーツを通じて心の鍛練や忍耐力、チームワーク等人を思いやる力を育成している。
 結果、食欲の向上やよく眠ることができるようになり、生活のリズムの安定につながっている。

財政課処理欄


 心理療法担当職員について、勤務実態及び入所児童の状況を踏まえ、女性については現行どおり週1回とします。
 非常勤職員(運転士)の配置は認めません(業務効率推進課)。
 備品購入費の金額を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 40,444 6,658 39 0 775 0 30 7 32,935
要求額 43,709 7,566 39 0 775 0 2 7 35,320

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 41,063 7,566 39 0 775 0 2 0 32,681
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0