1 事業概要
生活習慣病予防や介護予防の普及啓発のために市町村が考案したご当地体操を活用し、住民主体の通いの場で、後期高齢者や要支援者の方も一緒になってできる介護予防体操の取組を進めるため、「とっとりご当地体操交流大会(仮称)」を開催する。
実施主体 | 県 |
実施方法 | 大会開催を委託(鳥取大学を想定) |
事業費 | 1,229千円
・委託料:1,087千円 ・標準事務費:142千円 |
財源 | 単県 |
2 事業内容
(1)「とっとりご当地体操交流大会(仮称)」の開催
○時期:夏頃
○会場:中部地区
○対象者:一般県民
○協力:市町村、地域包括支援センター等
○実施イメージ:
ご当地体操交流大会
〜いきいき長寿のススメ〜 あなたの体力年齢は何歳? |
高齢期の体操の重要性やポイントを知っていただくとともに、自分の体力・筋力の現状を認識していただき、体操を始める動機付け。 |
・講演 | 高齢期の体操の効果、心構えや注意点、ご当地体操DVDの活用方法等 |
・ご当地体操のステージ発表 | 90歳を超えてからでも体力をつけることができる「高知市いきいき百歳体操」や、笑って楽しめる認知症予防のコグニサイズの実演等 |
・体力測定コーナー「あなたの体力年齢は何歳?」 | 握力、30秒椅子立ち上がり回数、長座体前屈、開眼片足立ちの測定等により、体力年齢を判定。 |
・ご当地体操体験コーナー | 自分にあった体操や、グループでの体操の参考とするため、いろいろな体操を体験してみる。 |
3 背景
厚生労働省によると、スポーツ関係・ボランティア・趣味関係のグループ等への社会参加の割合が高い地域ほど、転倒や認知症、うつのリスクが低い傾向がみられるという。
住民が主体となって、元気な高齢者と要支援・要介護認定を受けている高齢者が一緒に行う体操の集いにより、運動機能の改善はもとより、高齢者の居場所づくり・活躍の場づくりによる介護予防の取組を広めていく。
【介護予防の理念】
○高齢者が要介護状態等となることの予防又は要介護状態等の軽減若しくは悪化の防止を目的として行うもの。
○単に高齢者の運動機能や栄養状態といった心身機能の改善だけを目指すものではなく、日常生活の活動を高め、家庭や社会への参加を促し、生きがいや自己実現のための取組を支援して、QOLの向上を目指すもの。
○機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけでなく、生活環境の調整や、地域の中に生きがい・役割を持って生活できるような居場所と出番づくり等、高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めることが重要。