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平成27年度
11月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:衛生費 項:医薬費 目:医務費
事業名:

[債務負担行為]次世代医師海外留学支援事業

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福祉保健部 医療政策課 医療人材確保室  

電話番号:0857-26-7190  E-mail:iryouseisaku@pref.tottori.jp

事業費

債務負担行為要求額:10,600千円

一般事業査定:計上 

事業内容

1 概要

 医師免許取得後、10年目程度の若手医師に一定期間の県内勤務で返還が免除される海外留学資金を貸し付けることで、県内の医療水準を牽引するような優秀な若手中堅医師が県内に就業する意欲を高める。

     ロールモデルとなる医師が県内で勤務し、指導に当たることで、新卒医師の県内での研修開始につなげる。

2 背景

 平成16年からの臨床研修制度開始により、臨床研修病院を医師自らが選択できるようになり、高い給与と豊富で多様な臨床経験を求めて市中病院での臨床研修を選択する医師が激増した。大学で臨床研修を行う医師が激減したことで、大学の医局から関連病院へ医師を派遣できなくなり、都市部を除く病院で「医療崩壊」とも呼ばれる深刻な医師不足が生じている。
 特に鳥取県では、県内で臨床研修を始める医師が36人と、旧研修制度時代の2/3に減少し、京都府に次ぐ減少率であるとともに、県内の医師数(1,627人・平成24年度)を維持するのに必要な最低の人数にまで低下しており、新卒医師の確保は喫緊の課題である。

3 所要額

(1)生活費:月額40万円(2年間を上限)
 留学受け入れには一定水準の収入保証が要件となっており、合衆国の場合は生活保護水準を上回ることは最低要件であるが、所要額について在日本合衆国大使館に問い合わせたところ、基準となる額は定められておらず、個別に判断するとの回答であった。
 各大学の判断で最低水準が定められており、今年度から合衆国のテキサス大学に留学する医師の場合、年間4万ドルの収入保障が求められた。
 合衆国が比較的好調であり、「アベノミクス」を進める日本政府は円安誘導・輸出奨励策をとっていることから、円安ドル高傾向が今後も続くと思われるため、月額40万円とする。

(2)渡航費用:往復で100万円を上限
 家族での渡航となるため、航空券だけで片道50万円〜100万円が必要となる。さらに引っ越し費用や現地でのホテル代を含めると、片道で100万円〜200万円程度が必要となっている。

○平成28年度貸付開始分
月額400千円×24ヶ月×1名+渡航経費1,000千円×1人=10,600千円
(内訳)

限度額
H28補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額
H29補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額から、平成28年度に交付した交付金総額を差し引いた金額
H30補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額から、平成28年度及び平成29年度に交付した交付金総額を差し引いた金額
(留学の開始時期によっては、平成28〜30年度となることもありうるため、3年間の債務負担行為とする)

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

貸付実績は11人で、4人が留学中・7人が帰国している。留学先は合衆国9人、イタリア1人、カナダ1人となっている。分野別ではがん関係が4人と最も多いが、県内でニーズの高い産婦人科・精神科・認知症関連も各1人ある。また、鳥取大学が力を入れている、患者に負担の少ないロボット手術(ガリレオ)に関する留学も分野を超えてみられる。

これまでの取組に対する評価

帰国した7人のうち、家庭の事情で県外の実家に帰らざるを得なかった1人を除く6人が、鳥取大学医学部附属病院で治療を行うとともに後進の指導に当たっている。このため、鳥取大学からも事業の継続要望が非常に強い。

債務負担行為要求書 (単位:千円)

事項 期間 区分 限度額 財源内訳 説明
国庫支出金 起債 分担金
負担金
その他 一般財源
款:衛生費
項:医薬費
目:医務費

次世代医師海外留学支援事業
平成28年度から
平成30年度まで
要求総額
10,600
0

0


0
10,600
0
年度
平成28年度
補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額
0
0
0
補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額
0
平成29年度
補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額から、平成28年度に交付した交付金総額を差し引いた金額
0
0
0
補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額から、平成28年度に交付した交付金総額を差し引いた金額
0
平成30年度
補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額から、平成28年度及び平成29年度に交付した交付金総額を差し引いた金額
0
0
0
補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額から、平成28年度及び平成29年度に交付した交付金総額を差し引いた金額
0

財政課処理欄


査定額(単位:千円)

事項 期間 区分 限度額 財源内訳 説明
国庫支出金 起債 分担金
負担金
その他 一般財源
款:衛生費
項:医薬費
目:医務費

次世代医師海外留学支援事業
平成28年度から
平成30年度まで
要求総額

10,600


0

0

0

10,600

0
年度
平成28年度

補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額


0

0

0

補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額

0
平成29年度

補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額から、平成28年度に交付した交付金総額を差し引いた金額

0

0

0

補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額から、平成28年度に交付した交付金総額を差し引いた金額

0
平成30年度

補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額から、平成28年度及び平成29年度に交付した交付金総額を差し引いた金額

0

0

0

補助金総額10,600千円を限度として交付決定した金額から、平成28年度及び平成29年度に交付した交付金総額を差し引いた金額

0