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平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:衛生費 項:公衆衛生費 目:予防費
事業名:

新型インフルエンザ入院病床確保事業

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福祉保健部 健康政策課 感染症・新型インフルエンザ対策室  

電話番号:0857-26-7857  E-mail:kenkouseisaku@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算額 100,440千円 777千円 101,217千円 0.1人 0.0人 0.0人
27年度当初予算要求額 100,440千円 777千円 101,217千円 0.1人 0.0人 0.0人
26年度当初予算額 100,440千円 774千円 101,214千円 0.1人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:100,440千円  (前年度予算額 100,440千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:100,440千円

事業内容

1 事業概要

病原性が強い新型インフルエンザ発生に備え、重症化患者等の入院体制整備のため、入院病床確保に係る空床補償制度。

2 事業内容

新型インフルエンザ入院病床確保事業

    ・鳥取県新型インフルエンザ等対応マニュアル(平成26年12月19日一部改正)によれば、新型インフルエンザ発生時に備え、県は入院受入可能な病床を事前に把握し、必要数を確保することとなっており、患者受入れは感染症指定医療機関以外の医療機関で対応する場合があること、また、その場合、一つの病棟を新型インフルエンザ専用にするなど、院内感染に配慮した利用形態とするよう留意することとなっている。 
    ・病原性が強い新型インフルエンザが発生した場合、短期間に集中して多くの入院患者が 発生することが予測される。(鳥取県新型インフルエンザ行動計画では、1日の最大入院患者数を480人と想定。)
    ・ついては、想定される患者を受け入れる医療機関に対し、病床確保のための協力を得るために、病棟単位等で病床を確保するためやむを得ず空床となる病床について一定額の補償を行う空床補償する。

    補償対象県が病床確保を要請した期間において、病床確保のためやむなく空床となったことにより生じた医療機関の収入減。
    補償額空床となった病床について、1日当たり12,400円(精神科救急医療システム体制整備事業の空床補償単価を適用。・・平成24年度国庫補助基準単価)
    所要額360床(病床確保数)×12,400円(補償単価)×60日(確保日数)×3/8(逓減率)=100,440千円
    ※360床は、平成21年9月に県が行った調査による
    ※逓減率は、入院患者発生状況を見ながら病床確保を行うための調整

3 算定額

@12,400円×360床×60日×3/8=100,440千円

4 要求理由

 病原性が強い新型インフルエンザが発生した場合は、入院患者を受け入れる医療機関では、感染拡大をより厳重に行い、病棟単位で感染患者専用の病床を確保する必要がある。
 このため、県が入院患者の病床確保を行うに当たり、入院医療機関の協力が得られるよう、空床補償制度の創設を行い現時点で十分な備えをしておくことが必要。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<医療対応>
○抗ウィルス薬、感染防護具など必要な資機材の備蓄を行った。
○新型インフルエンザ感染患者の診察を行う医療機関に感染防護具を配布。
○医療機関の外来診療体制及び入院体制を整備するため、施設及び設備整備に対して助成した。
○医療供給体制の整備を図るため、各圏域において関係機関と協議を行い、入院患者の受入れ、夜間・休日の外来患者の診察等について体制整備を行った。

<県民への広報>
○県民の啓発に努め、新型インフルエンザの感染防止、感染拡大防止等について情報提供を行った。

<社会対応>
○学校、福祉施設等での感染拡大を防ぐため、関係機関と協議を行い、感染拡大を防ぐため施設の閉鎖、学級閉鎖について適切な実施を図った。

<相談体制>
○各総合事務所に発熱相談センターを設置し、新型インフルエンザに関する相談を24時間体制で受け付けた。

<ワクチン接種>
○ワクチン接種について、医師会、教育機関、市町村など関係機関と連携して円滑な実施を図るとともに、多様な広報手段を通じて県民に対してワクチン接種に関する情報提供を行った。

これまでの取組に対する評価

<現状の評価>
○新型インフルエンザの発生に伴い、県民からの相談は発熱総合相談センターで対応を行った。また、チラシ・ホームページ・新聞広告・県政だよりなどにより感染予防策、医療機関受診に当たっての注意、発生状況などについて随時迅速な情報提供を行い、県民の不安解消に努め、大きな混乱はなかった。

○感染拡大の状況に対応して外来診療体制を、発熱外来→外来協力医療機関→全医療機関へと段階的に拡大し、併せて県民への情報提供も行ったため、円滑な外来受診が実施された。

○重症化患者の入院についても、人工呼吸器や人工透析機の整備を進め入院患者受入体制を整備するとともに、入院患者の受入れ医療医療機関を確保した。現状では、弱毒性であり入院患者の受入れについては円滑に推移している。

○ワクチン接種については、当初のワクチン供給不足、接種回数の変更、スケジュールの変更などがあったが、医療関係者・教育関係者・福祉関係者等と連携を図り積極的な情報提供に努め、小学生や高校3年生等への集団接種を実施するなど円滑なワクチン接種が行われている。

<今後の課題>
○現行の新型インフルエンザは弱毒性であるため、医療体制についても概ね季節性インフルエンザと同様の対応を行っている。

○しかしながら、今後の感染拡大等により強毒性への変異、あるいは鳥インフルエンザ由来の強毒性インフルエンザが発生した場合に備え、外来診療体制及び入院体制についての整備が課題となっている。

工程表との関連

関連する政策内容

感染症に対応できる体制(医療体制を含む)の整備

関連する政策目標

健康危機の脅威から県民を守るため、健康危害の早期発見、原因究明、被害の拡大防止等を一元的に対応する拠点・機能の整備を検討します。


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 100,440 0 0 0 0 0 0 0 100,440
要求額 100,440 0 0 0 0 0 0 0 100,440

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 100,440 0 0 0 0 0 0 0 100,440
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0