ブラジル鳥取県人会は会員数300家族を擁し、ブラジル-鳥取交流センターを拠点に、定期的なイベントや、日本語講座など各種教養講座を開催する等、活発に活動を行っている。この成果として、しゃんしゃん傘踊りが南米で日本を代表する踊りとして認識される等、鳥取県の知名度向上に大いに貢献しているところである。
また、2014年3月に鳥取県人会長がブラジル都道府県人会連合会の会長にも就任し、ブラジル・南米において鳥取県のプレゼンスが高まっている。(鳥取県人会からブラジル都道府県人会連合会会長が選ばれるのは第9代、任期:2000−2002年に続いて2例目。)
現在、ブラジルの日系人社会は、3世、4世の時代になり、家庭においても日本語を使う機会が減っており、日本との繋がりを意識する機会が減っている。鳥取県人会はこういった状況に危機感を感じ、日本語や日本文化に関する講座を強化する等、今後も一層の県人会活動の活性化を図りたいと考えている。
母県としては、ブラジル-鳥取交流センター設立20周年の節目にあたって、祝意を表す訪問団を派遣するともに、今後の県人会活動活性化の応援として、活動事業費及びセンター20周年を迎え今後想定される老朽化対策等への支援を行う。