[現状]
○平成25〜26年度、国内海上輸送路のミッシングリンクを解消し、中国地方と北海道、北陸及び関東地方との物流拡大と物流効率化を図るため、境港と苫小牧港及び新潟港を結ぶRORO船試験輸送を実施する等、官民挙げて潜在需要の開拓を展開している。
○また、唯一の環日本海定期貨客船は、旅客・貨物とも年々増加するなど安定就航しており、国内物流との連携による物流拡大も有効な方策となっている。
○2011年のアジアクルーズターミナル協会への加盟を契機に、クルーズ船の寄港が急増しており、平成27年は24隻3万人のクルーズ客が来訪予定となっている。
[課題]
○RORO船に対応したバース整備
○環日本海定期貨客船は、貨物ふ頭に設置した仮設の旅客ターミナルを使用
○大型クルーズ船は原木などを取り扱う岸壁に係留せざるを得ないことから、その受け入れについて様々な問題が発生
上記の問題を解決するため、平成27年度に国が境港ふ頭再編改良事業に着手した。
境港管理組合では国事業と一体的にターミナル整備を行うとともに、竹内南地区において、平成25年度に策定された境港「みなとを核とした官民連携による賑わいづくり」計画により、交流、賑わいの創出の方策を検討する必要がある。
境港ふ頭再編改良事業(直轄事業)
竹内南岸壁整備(延長280m 水深-10m)
H27 C=80百万円