現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成27年度予算 の 総務部の「行きたい!住みたい!」関西発鳥取の宝PR事業
平成27年度
6月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:総務費 項:総務管理費 目:県外事務所費
事業名:

「行きたい!住みたい!」関西発鳥取の宝PR事業

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総務部 関西本部 観光・情報発信チーム  

電話番号:06-6341-3955  E-mail:kansai@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 0千円 0千円 0千円 0.0人
補正要求額 31,670千円 0千円 31,670千円 0.0人
31,670千円 0千円 31,670千円 0.0人

事業費

要求額:31,670千円    財源:単県   追加:31,670千円

一般事業査定:ゼロ 

事業内容

1 目的

今年4月に初の日本遺産に認定された「三徳山・三朝温泉」や、9月にアジア太平洋地域の国際会議を開催し11月のユネスコ総会で正式プログラム化が議論される世界ジオパークの一つ「山陰海岸ジオパーク」など、外国人へ訴求できる話題性のある素材を関西の交通メディアを使ってPRし、大阪・京都で不足している宿泊先として、外国人の鳥取県への誘客を図る。

    また、これら世界に誇る「鳥取の宝」を軸に、その背景にある鳥取県のすばらしい自然・文化を複数のメディアで集中的にアピールし、関西からの観光と移住・定住の促進を図る。

2 背景

(1)世界に誇る鳥取の宝
・「日本遺産」はクールジャパン戦略の一環として、今年度から国(文化庁、観光庁、国土交通省、環境省等)が連携して始めた認定制度で、本県から申請していた「三徳山・三朝温泉」が全国で初めて認定された。(4月24日に認定された18件の中の1件)
・「山陰海岸ジオパーク」は、平成22年に世界ジオパークに認定され(現在、国内7地域の世界ジオパークの一つ)、今年9月には国内で初めてアジア太平洋ジオパークネットワークの国際会議を開催する。なお世界ジオパークは、ユネスコの正式プログラム化が今年11月のユネスコ総会の議案となることが4月のユネスコ執行委員会で決定され、実現すればブランド化が進むことから認知度向上の絶好のチャンスとなる。

(2)増加している関西への訪日外国人
・本県への県外からの観光入込客数のうち44%が関西圏から(平成25年観光客入込動態調査)であり、関西圏は本県にとって最も重要な商圏である。
・地方創生で地域の競争が激化する中、巨大なマーケットである関西への戦略的な鳥取県の売り込みが必要。
・訪日外国人旅行者は、平成26年に1,341万人(対前年比29.4%増)となり、今年に入ってさらに増加を続けている。
・大阪・京都へは外国人観光客も多く(大阪28%、京都22%)、特に大阪は京都を上回る国内2位の観光地となり、関西国際空港では2014年度の外国人旅客数が前年度比41%増の699万人となって初めて日本人利用者を上回り、USJへの外国人入場者数もH25年度の50万人からH26年度は80万人と激増するなど、関西は訪日外国人の大きな市場となっている。
・外国人の来訪回数は、61%が2回目以上、34%が4回目以上であり、リピーター率が高い。また、75%が個人旅行であり、自由に行動する外国人が多い。
・外国人観光客は大阪・京都だけでなく、最近では和歌山・滋賀など近隣の地方へも訪れるようになっており、地方の魅力をいかに伝えるかが鍵となっている。
・外国人は日本への旅行で「日本食」「ショッピング」のほか「自然・景観地観光」や「温泉入浴」にも期待しており、日本遺産、世界ジオパークはタイムリーで外国人にアピールしやすい素材である。
・北陸新幹線の開通により、金沢・富山などの観光情報が多くなっており観光客増も見込まれる。大阪からの時間距離は鳥取も金沢もほぼ同じ(「スーパーはくと」と「サンダーバード」)であり、「鳥取」の露出を図る必要がある。

(3)IJUターン4000人を達成するために
・とっとり元気プロジェクトでは、4年間でIJUターン4,000人の目標を掲げ、受け皿づくりとしての体制整備や首都圏・全国に向けた情報発信を強化することとしている。
・情報発信では、これまで未開拓地であった首都圏での移住者の掘り起こしに重点を置いているが、鳥取県へ近く、移住者の41%(H25年度)を占める関西圏での鳥取の知名度向上と「自然環境」「子育て環境」「人の良さ」を強くアピールする必要がある。

3 事業内容

多様な媒体を組み合わせる「メディアミックス広報」により、日本初の日本遺産「三徳山・三朝温泉」、世界ジオパーク「山陰海岸ジオパーク」を軸に、訪日外国人に対して鳥取観光を、関西在住者に向けて「移住・定住」をアピールする。

【媒体別のターゲット】
媒体名
訪日外国人向け
関西在住者向け
JR車体広告
駅デジタルサイネージ
テレビ番組
ラジオ番組
新聞広告

【媒体別広報の方法】
(1)JR車体広告(16,120千円)
    ・大阪環状線及びUSJとつながるゆめ咲線を走行する車体にインパクトのある広告(外国語)を掲載する。また、QRコードも記載し、その場で鳥取県観光情報へ誘導する。
    ・2編成(8両)×1ヶ月×2回
(2)デジタルサイネージ(3,950千円)
    ・大阪、京橋、天王寺、京都、三ノ宮の各駅
      (15秒/6分×206面×7日×2回)
    ・姫路駅(15秒/6分×14面×1ヶ月×2回)
    ・関西国際空港ウエルカムボード
      (15秒/5分×1面×1ヶ月×2回 )
    ※外国人旅行者(日本語が分からない方)に対しては、テレビ、ラジオ、新聞広告ではそもそも見ないため効果がない。
    ※関西への旅行者の大多数が大阪を経由(関空利用、ショッピングなど)し、大阪駅などの主要駅を利用することから、大阪環状線、主要駅での広告は多くの外国人旅行者の目を引き、印象に残りやすい優れた媒体である。
    (3)テレビ(6,240千円)
      ・関西ローカルの情報系又はバラエティ系の既存番組の1コーナーを想定
      ・鳥取ロケのほか関係者も出演し、日本遺産や世界ジオパークとその周辺環境等を生の声で伝える。
    (4)ラジオ(2,240千円)
      ・聴取率の高い番組に関係者が出演者し、MCとの掛け合いでテレビと同じ素材でその魅力をじっくりと伝える。
    (5)新聞広告(3,120千円)
      ・テレビ、ラジオの放送にあわせ、「鳥取の宝」の広告を掲出する。(3紙×2回)

      ※(3)〜(5)はタイミングを合わせて、集中的にPRする。

        合計 31,670千円


    財政課処理欄


     認知度の向上といった面での一定の効果があるとは思いますが、外国人宿泊者の呼び込みや移住定住者の増加にあたり、十分な費用対効果が期待されるかについて疑問がありますので、ゼロとします。広報課・観光戦略課の広報予算も含めた既存予算の中で調整し、効果的な情報発信を行ってください。

    要求額の財源内訳(単位:千円)

    区分 事業費 財源内訳
    国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    追加要求額 31,670 0 0 0 0 0 0 0 31,670
    保留・復活・追加 要求額 31,670 0 0 0 0 0 0 0 31,670
    要求総額 31,670 0 0 0 0 0 0 0 31,670

    財政課使用欄(単位:千円)

    区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    計上額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0