これまでの取組と成果
これまでの取組状況
本県の文化振興の一環として、高校等の生徒を対象に優れた舞台芸術を鑑賞する機会を等しく提供し、豊かな情操を培い、健全な育成に資するために開催。
<近年の取り組み>
19年度までは高等学校芸術劇場の事業名で教育委員会が所管。演劇鑑賞(一律の演目、ホール開催のみ)に限定されていたため、鑑賞校が偏っていた。
21年度より、演劇に限定しない様々なジャンルの公演メニューを高校に提示し、学校の希望に沿った公演を提供する形に変更。より多くの学校の参加を促した。
23年度より、当該事業の業務を(財)鳥取県文化振興財団に移管。
※21年作成の鳥取県教育振興基本計画では、数値目標として児童生徒が2年に1回以上文化芸術に触れる機会を持つように努めることを掲げている。
これまでの取組に対する評価
<分析>
学校における鑑賞や、演劇以外の鑑賞など多様な鑑賞方法を提供することで、学校の取り組みも積極的になっている。毎年13校が鑑賞できれば、3年に一度は(高校の場合、卒業するまでに1回は)鑑賞機会が確保できる。
今後も学校側のニーズを把握しながら多数の学校の取り組みを促していく必要がある。
また、財団が事業を担うすることで、鑑賞公演の質の担保や、よりスムーズな事業の実施が可能となり、芸術鑑賞教室以外の鑑賞にもつながることが期待できる。
<今後の改善点>
限られた公演回数の中、効率的に事業を実施するためには、可能な限り合同公演を促すことが必要。学校行事や学期制が異なるが、早い段階から各学校と日程調整を行う等、改善を図る。