青谷上寺地遺跡出土品調査研究等事業

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教育委員会　文化財課　青谷上寺地遺跡調査担当　　

電話番号：0857-85-5011 E-mail：kyouikubunka@pref.tottori.jp

	事業費(A)	人件費(B)	トータルコスト (A+B)	正職員	非常勤職員	臨時的任用職員
27年度当初予算額	34,088千円	21,742千円	55,830千円	2.8人	13.0人	0.0人
27年度当初予算要求額	39,659千円	21,742千円	61,401千円	2.8人	13.0人	0.0人
26年度当初予算額	36,811千円	17,026千円	53,837千円	2.2人	13.0人	0.0人

事業費

要求額：39,659千円　（前年度予算額 36,811千円）　　財源：国１／２、単県　

一般事業査定：計上　　　計上額:34,088千円

事業内容

１　事業の目的

青谷上寺地遺跡の出土品が持つ豊富な情報を県民に発信するため、出土品の整理・調査研究と海外調査を行い、出土品の活用を図る。また、青谷上寺地遺跡の調査研究成果を積極的に情報発信し遺跡の重要性をアピールする。

２　事業内容及び所要経費

（１）出土品の調査研究　３４，４７４千円（２７，５７０千円）＜一部国補＞

○保存状態が良好であることから、他遺跡では行い難い情報発信が可能

○

日本のみならず東アジアの弥生文化の基本資料となる研究

木器の調査研究	木器の基礎的な研究及びデータベースの作成と公開（一部）を行う。
既存データベース	建築部材、金属器、骨角器など既に公開しているデータベースに関して、新規資料の追加など更新を行い拡充する。

（２）海外との調査研究交流　　１，０５２千円（１，０５２千円）
青谷上寺地遺跡の特徴である「交流」の実態把握
○海外（主に韓国）の遺跡出土遺物の資料調査
・海外（主に韓国）の出土遺物・遺跡立地環境等との比較研究
・海外（主に韓国）の調査研究機関との学術交流
○調査研究交流で得られた成果の情報発信

（３）出土品のレプリカ作製　３，４０２千円（５，２６７千円）

保存処理後であっても実物展示が困難な出土品や展示貸出頻度の高い出土品のレプリカを作製する
【平成２７年度レプリカ作製対象遺物】
・木製品　６点　

（４）青谷上寺地遺跡弥生講座関連事業　１６７千円（１，５６６千円）＜一部国補＞
　青谷上寺地遺跡の発掘調査や出土品の最新調査・研究成果、また青谷上寺地遺跡とも関連する県内の遺跡に関する情報を地元の方々を主対象に情報発信し、遺跡の素晴らしさを知っていただくとともに、発掘調査等の事業について理解を得ることを目的とする。
（ア）「土曜講座」（継続）
・２ヶ月に１回程度、土曜日に開催（４月～３月、計５～６回）
・各回とも、埋蔵文化財センター職員１名ずつ講演
・外部講師による「特別講演会」を実施（１～２回）
・会場：鳥取市青谷町総合支所「多目的ホール」
（イ）「青谷上寺地遺跡フォーラム」
・平成２７年度は妻木晩田遺跡シンポジウムに協力する形で別事業にて実施

（５）脳、人骨等の研究　５６４千円（１，３５６千円）
全国唯一の貴重な「弥生人の脳」を、腐敗や細胞の損傷から守り後世に伝えるため、氷温庫により保管する。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

＜目標＞
青谷上寺地遺跡の出土品が持つ豊富な情報の発信
　・情報発信を可能とするための調査研究の実施
　・講座の開講、フォーラムの開催

＜取組＞
　・膨大な出土品を種別ごとにデータベース化
　・データベース化した資料の公開
　・海外（主に韓国）との調査研究交流
　・活用を可能とするためのレプリカや復原品を作製
　・調査研究成果を知っていただくための土曜講座を地元青谷で開催

＜現時点での達成度＞
　・建築部材、骨角器、金属器、木製農工具・漁撈具のデータベース化と公開及び調査研究報告書の刊行
　・年５回程度の土曜講座を継続して開催
　・フォーラムの開催

これまでの取組に対する評価

＜自己分析＞
　青谷上寺地遺跡で出土している膨大な出土品に関して、種別ごとに順次調査研究を進め、建築部材、骨角器、金属器、木製農工具・漁撈具、玉作関連遺物について、H18年度から順次データベース化と公開を行っている。出土品の情報を、これほどまで可視化できる形で公開している例は少なく、国内外からのアクセスも公開以後、減ることなく順調に増えている。今後は、更にデータベースを整備し、新規資料を順次公開できるよう取り組みを継続する必要がある。
　また、データベース化を基に作成している調査報告書については、弥生時代研究に必携の学術書として学会から高い評価を受けている。再整理により報告した資料や、作製したレプリカが他県博物館の企画展等で紹介される機会も増えてきている。
　土曜講座については、昨年度より３回シリーズのテーマを設定して行っており、参加者数も減少することなく推移している。アンケートの回答を見ると継続的な開催を望む声が多く好評である。

＜改善点＞
　青谷上寺地遺跡をより理解していただくために、調査研究成果によって得られた情報を、今まで以上に、より分かりやすく積極的に情報発信していくとともに、新たなテーマにも取り組み、その成果をまとめるべく調査研究を進める必要がある。

財政課処理欄

　金額を精査しました。

要求額の財源内訳(単位：千円)

区分	事業費	財源内訳
区分	事業費	国庫支出金	使用料・手数料	寄附金	分担金・負担金	起債	財産収入	その他	一般財源
前年度予算	36,811	9,887	0	0	0	0	0	85	26,839
要求額	39,659	9,915	0	0	0	0	0	100	29,644

財政課使用欄(単位：千円)

区分	事業費	国庫支出金	その他	一般財源
計上額	34,088	9,915	100	24,073
保留	0	0	0	0
別途	0	0	0	0

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