1 概要
青少年社会教育施設の利用者ニーズに対応し、より多くの利用促進を図るため、緊急性の高いものから必要な改修等を行う。
<一般要求段階> (単位:千円)
| 要求額 | 既整理額 |
予算額 | 72,586 | 7,949 |
内容 | 冷房設備設置・非常灯設備更新 | 非常灯設備更新のみ |
⇒ 真に必要性の高い県立大山青年の家研修室の冷房設備設置について調整要求する。
2 事業内容
県立大山青年の家研修室への冷房設備設置
(設置箇所:大研修室・新研修室・中研修室・小研修室×2)
3 必要性
(1)7月〜9月の夏シーズンは春に次いで2番目のハイシーズンであり利用希望が多く、野外での体験活動の他に、近年では研修室を利用した勉強合宿のニーズが増えてきているが、厳しい暑さのため冷房設置を求められている。(冷房設備がないことで、利用を断られているケースあり。)
【利用者の声】
・恵まれた自然環境の中、リフレッシュと集中力の向上を図る事のできる大山での勉強合宿を行いたいが、冷房がなく、暑さのため能率が上がらないため、仕方なく学校で行っている。(中学校)
・毎年勉強合宿で利用しているが、近年気温の上昇が体感されてきたため、体調面での不安が大きく、今後の利用を躊躇している。(県立高校)
・オリエンテーションなど、暑い部屋で子供たちを集合させると、体調を崩す子供たちが出ないか心配になる。 |
【研修室の室温】
研修室は各月半月以上で30度以上を記録している。(H25.7、8月の新研修室のデータより)
(2)指導者やボランティア研修など、夏場の野外での体験学習とセットにした座学での研修も行うため、研修室の冷房設置が必要。また、屋外活動から帰ってきた利用者のクーリングダウンの場としても活用できる。
(3)不登校傾向の児童生徒などへの個別対応を行うため、各研修室への冷房設置が必要。(特に中・小研修室の利用が想定される。)
(4)平成28年度からの指定管理者制度導入に向けて、これまでの利用者の声を踏まえて、今後の利用者増に向けた施設整備の一環として必要。(これまで暑さを敬遠していた乳幼児・高齢者などの層の受け入れ、複数団体の同時受け入れも可能となる。)
(5)運営委員会の意見のとりまとめでも、教育施設として現代的課題への対応、幅広い年齢層における利用者増の他にも、より良い環境の下で利用者が安心して活動できるような施設の整備充実が提言されている。
4 スケジュール
| 8月〜10月 | 11月〜2月 |
冷房設置 | 設計 | 工事 |
※例年、4月から6月は小中学校等の宿泊研修が多数実施されるため、平成28年の夏場に冷房設備を稼動させるためには、今年度中の工事が必要である。
5 要求額