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平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:社会教育費 目:社会教育総務費
事業名:

本の大好きな子どもを育てるプロジェクト

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教育委員会 社会教育課 生涯学習推進担当  

電話番号:0857-26-7943  E-mail:shakaikyouiku@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算額 4,082千円 7,765千円 11,847千円 1.0人 0.0人 0.0人
27年度当初予算要求額 4,082千円 7,765千円 11,847千円 1.0人 0.0人 0.0人
26年度当初予算額 3,290千円 7,739千円 11,029千円 1.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:4,082千円  (前年度予算額 3,290千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:4,082千円

事業内容

1 概要

・子どもにとっての「読書」:言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないもの(子どもの読書活動推進に関する法律第2条)

    ・子どもたちがより効果的に図書との関わりを持つには、子どもたちに直接本を手渡す「大人たちの選書力や本を紹介する力」が大きく影響するため、子どもの読書に関わる者のスキル向上を図るとともに、読書の楽しさを体感できるような啓発に取り組む。

2 事業内容

事 業 名
所要経費
前年度予算
子ども読書アドバイザー派遣
 490千円
 490千円
子ども読書アドバイザー研修会
 508千円
 508千円
「本でつなぐわたしたちの未来」体験プロジェクト
2,678千円
1,538千円
鳥取県子どもの読書活動推進委員会(2回)※開催回数の減(H25:4回、H26:3回)
 656千円
 754千円
合計(対前年度+1,042千円)
4,332千円
3,290千円

(1)子ども読書アドバイザー派遣

 子どもの読書に関する専門的な知識や読み聞かせ等の豊富な経験を持つ「鳥取県子ども読書アドバイザー」を、地域の読み聞かせボランティアや保護者の研修会に派遣する。
 特に、従来の方法では読み聞かせをはじめとする家庭教育関連の情報が届きづらい保護者等にアピールするため、新たな活動先として、ショッピングセンターでの読み聞かせにも取り組む。
対象
内容
保護者幼稚園・保育園、小中学校、子育て支援センター等の保護者読み聞かせの大切さ、選書のポイント読み聞かせの実技指導
読み聞かせ

ボランティア

学校、地域の読み聞かせボランティア、保育士、教職員、学校図書館司書等読み聞かせの基本、選書のポイント、ボランティアの心構え
H27予定回数:60回(H26当初予算:60回)

(2)子ども読書アドバイザー研修会

 高度化する依頼内容に対応していくため、子ども読書アドバイザーの選書知識や読み聞かせスキルの向上や研修現場での指導実践例の情報交換のための研修会を開催する。
開催回数:3回(H26:3回)
会  場:東部、中部、西部(各1回)
内  容:新たな選書知識の習得、読み聞かせスキルの向上、各アドバイザーの指導実践例の情報共有
研修の理由:
・読書アドバイザーは、読み聞かせ経験、知識が豊富であるが、アドバイザーごとに得意分野も異なる上、家庭の事情や本業との兼ね合いによって全国的な最新事情や知識・スキルを得にくい状況
・「鳥取県子ども読書アドバイザー」として、全県的に「広く」、「正しい」指導を行うため、身近な県内を会場にした全体的な底上げ・専門知識のブラッシュアップにつながる研修が必要

その他:保護者と読み聞かせボランティアを含む一般県民への啓発やスキルアップは社会教育課、図書館職員や学校図書館職員などへの専門研修は図書館が行う。

(3)「本でつなぐわたしたちの未来」体験プロジェクト

区分
内容
背景・目的本を読まない子どもの増加
→本を読むことの意義を実感させ、自ら読書に取り組むよう促すことが必要
 ⇒読書から得るものが社会人になった自分にどう影響するかイメージ喚起を図る。
対象県内中学生
・本を読まなくなりはじめる時期(勉強・部活・ゲームなど関心事の多様化)
・将来を漠然と考え始める時期
内容(1)子どもの憧れの職業に就いている人物のお薦めの本を読み、本の内容を宣伝するポップを制作・応募
(2)応募されたポップを県で審査
(3)優秀ポップの制作者は、本の推薦者に面会し直接インタビューする。
(想定するインタビュー項目)
 ・推薦本の思い出
 ・本(読書)から受けた影響
 ・現在の仕事を目指したきっかけ、その職業に就くまでの努力
 ・現在も、日々どんな努力をしているか
効果・夢をかなえるための努力の大切さ、厳しさを知り、「自分の未来」をイメージしはじめる。
・本を読むことの意義を体感し、自ら読書に取り組むようになる。
本の推薦者子どもたちが「会って話してみたい」、「その人に影響を与えた本を読んでみたい」と思えるような職業・知名度のある人物
【増額の理由】本の推薦者(著名人)への謝礼の増額
 推薦本を読むことが、本県の子ども達にとって大きな夢を抱く契機となるよう、本の推薦者は、誰もが知っており、かつ日常では接することの出来ない「憧れ」の人物であることが必要

(4)鳥取県子どもの読書活動推進委員会

 「子どもの読書活動推進ビジョン」に基づき、行政や民間団体が連携し、同ビジョンに基づく全県的な推進施策の検証を行う。
(活動内容)
○「子どもの読書活動推進ビジョン」に基づいた読書推進の取組の検討
○読書推進啓発の取組の検討

3 背景等

○中・高校生の読書離れが課題となっているため、小学生の間に本に親しむ気持ちを育むことが大切

○子どもが本に親しむためには、保護者、読み聞かせボランティア等の子どもに本を手渡す大人の選書能力や読み聞かせスキルの絶え間ない向上が必要

「広く」、「正しく」子どもたちや保護者に啓発していくために、長年読み聞かせ活動に携わり、専門的な知識や豊富な経験を持つ人材と協働で取り組む「草の根的な活動」が不可欠

○保護者研修会等の従来の方法では、子どもにとっての読書、読み聞かせの大切さをはじめとする家庭教育関連の情報が届きづらい保護者層に向けての広報の工夫が必要である。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

(平成26年度の取組)
(1)子ども読書アドバイザー派遣事業 
 ・子どもの読書活動に係る研修会へ出前講座
 ・団体申込数 30団体(H26.10.14時点)/31団体(H25)

(2)子ども読書アドバイザー研修会
 読み聞かせの実技等について研修会を開催

(3)本でつなぐわたしたちの未来〜中学生ポップコンテスト〜開催
 作品を募集、選考中 

(4)子どもの読書活動推進委員会
 鳥取県子どもの読書活動推進ビジョン(第3次計画)の進捗確認

これまでの取組に対する評価

○子ども読書アドバイザー派遣:
 ・子育て時期の保護者等に子どもにとっての読書の大切さや読み聞かせの具体的な方法・留意点を伝えることができた。
 ・参加者からは、「参考になった」「すぐに取り組める方法なのでやろうと思った」「テレビばかりでなく絵本も読んでやりたい。」などや、学校で活動する読み聞かせボランティアについても、「基本に立ち返ることができた」「我流でやっていたところを直すことができた」など、前向きな感想が多かった。
 ・読書の大切さが保護者等に浸透するよう、県からの働きかけとアドバイザー自身のスキル向上が必要

○子ども読書アドバイザーの研修会:
  派遣先での指導方法などの実践面の情報交換を行い、各地区の読書アドバイザーのネットワークづくりが進んだ。スキル向上のための研修の深化が必要

○子どもの読書活動推進委員会:
  鳥取県子どもの読書活動推進ビジョン(第3次計画)を策定した。(H25)

○子どもの読書活動推進に関する啓発
 ポスターやリーフレット、講演会の開催など啓発のあり方が画一化している。子ども読書アドバイザーと連携して、もともと関心の薄い層への働きかけに取り組む。

工程表との関連

関連する政策内容

A読書活動の推進
B読書活動の推進による知の拠点づくり

関連する政策目標

2:「知」「徳」「体」のバランスの取れた学校教育の推進
(2)豊かな人間性、社会性の育成
1:生涯にわたって自ら学び、社会全体で子どもたちを育む体制づくり
(3)活力ある地域社会をつくる生涯学習の環境整備と活動支援


財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 3,290 0 0 0 0 0 0 0 3,290
要求額 4,082 0 0 0 0 0 0 0 4,082

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 4,082 0 0 0 0 0 0 0 4,082
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0