1 補正内容
平成28年度に学校施設環境改善交付金を交付する事業について、本事業は平成27年度補正予算案の採択方針に合致するものであるため、このたび要求を行う。
老朽化が進んでいる県立特別支援学校の空調について、計画的に順次更新を行っていくもの。
2 事業概要
県立特別支援学校へのエアコン導入は平成15年度までに完了しているところであるが、設置から年数が経つにつれて老朽化も進んでいるため、機器が壊れるまでに順次更新を行っていく。
3 事業の必要性
従前は一般営繕枠の中で対応していたが、予算に限りがあるため、エアコン改修のみに予算を割り当てることができず、更新が間に合っていない。
- 一般営繕枠で採択できなかったものについては、故障後の対応になり、エアコンが使用できない期間が発生するなど、学校運営に支障が出ている。
- 特別支援学校の生徒の中には体温調節が難しい生徒がおり、エアコンの故障は、学校運営だけでなく生徒に与える影響も大きい。
4 更新計画について
昨年度要求まではエアコンの年式によって一律に更新対象の整理をしていたが、今年度要求では以下の要素を総合的に判断し更新対象を再整理している。また、工事期間中の学校運営や施工の効率性等も考慮し、学校全体を一度に更新するのではなく、棟毎での更新計画の策定を行った。
【対象機器整理の基準】
- 設置から15年程度経過したもの
- 建築設備定期点検で機器の劣化が著しいと指摘されたもの
- 学校職員へのヒアリングで、効きの悪さなどなどから実際の使用に支障がでているもの
5 要求額
計 137,214千円
<工事請負費>計 131,380千円
皆生養護学校 41,578千円
白兎養護学校 89,802千円
<委託料> 計 5,834千円
白兎養護学校(H28工事) 5,834千円
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○これまでの取組状況
これまで特別支援学校のエアコン更新に関しては、教育施設営繕費の中で、老朽化したものを改修していた。しかし予算額が限られているため、予算を確保できず事後対応になってしまうことが多くあった。
そのため、特別支援学校のエアコン更新に関しては、別事業として要求を行うこととなった。
<平成26年度実施>
○鳥取盲学校(15台)
○白兎養護学校(42台)
<平成27年度実施>
○皆生養護学校(44台)
これまでの取組に対する評価
○これまでの取組に対する評価
老朽化したエアコンを故障前に更新することができ、学校運営、生徒の健康に支障が出るのを防いだ。