事業名:
鳥取藩絵師粉本類修復事業
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教育委員会 博物館 調査担当
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
27年度当初予算額 |
1,932千円 |
1,553千円 |
3,485千円 |
0.2人 |
0.1人 |
0.0人 |
27年度当初予算要求額 |
2,466千円 |
1,553千円 |
4,019千円 |
0.2人 |
0.1人 |
0.0人 |
26年度当初予算額 |
0千円 |
0千円 |
0千円 |
0.0人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:2,466千円 (前年度予算額 0千円) 財源:単県
一般事業査定:計上 計上額:1,247千円
事業内容
1 事業の概略
平成23年度から26年度の間に鳥取藩絵師の小畑稲升・黒田稲皐・沖一峨の門人らを中心とする粉本類計172件が、立て続けに県内外の個人より寄贈された。これらの粉本類は、いわゆる美術作品とは異なり、各藩絵師がいつ、誰の何を学んだのかという絵画制作の背景を知ることができる貴重な資料群である。江戸時代の鳥取藩絵師の制作活動を解明する上で大変重要であると同時に、作品とともに展示することで作品の理解を深めることが可能となる。この粉本類を3年計画で修復する。
2 経緯(背景)
(1)平成23年5月に、鳥取藩絵師・小畑稲升の粉本類一式(77件)が個人Aより寄贈された。この資料群は個人Aの御実家に伝わったもので御先祖が小畑家と直接付き合いのある中で手に入れられたものである。
(2)平成24年8月には、当館の美術資料最大の寄贈コレクションである安富寛兵衛氏が収集された黒田稲皐の粉本類(46件)を、個人Bから御寄贈いただいた。
(3)平成26年6月には、個人Cより鳥取藩絵師・沖一峨の門人らを中心とする粉本類一式(55件)が寄贈された。
当館が開館して42年になるが、粉本類が寄贈されたのは今回が初めてであり、さらに連続して寄贈されたことでまとまった数の粉本資料群が形成されることとなった。
3 効果・目的
これらの資料群は、複数枚を継いでいるものも多く、資料を開くだけで紙継ぎ部分の接着がはがれてしまう状態で早急な修復を要する。また、現状では折れや反り、ヤケや紙自体の経年劣化により繊維が弱くなっており、展示することが困難である。修復によって、紙継ぎ部分を補修し旧状に復することが可能であり、また本紙に裏打ちを施し強度を持たせることで、展示することが可能となる。(彩色のあるものについては、現状を維持するため剥落止めを施すが、美術作品における修復のような補彩までは行わない。)これらの基本的な修復作業により、鳥取藩絵師の制作活動の実態やその特徴を知りうる貴重な資料としての価値を充分に発揮しうる状態となり、長期的に保管することが可能となり、展示にも活用しうる。
4 年次計画および要求額
三家より御寄贈いただいた資料数はそれぞれ下記のとおりである。
(1)個人A 77件(85枚)・・・小畑稲升粉本類
(2)個人B 46件(369枚)・・・黒田稲皐粉本類
(3)個人C 45件※(190枚)・・・沖一峨門人粉本類
※個人C寄贈の55件のうち、展示に活用しうる資料45件を選出。
1年目は個人A77件すべてと個人Bの一部、2年目は個人Bの大部分、3年目は個人C45件すべてと個人Bの残りに分類して修復作業を行う。
【1年次】平成27年度 |
粉本裏打修理 | 〔個人A寄贈分〕 | 77件 | 85枚 |
粉本裏打修理 | 〔個人B寄贈分〕のうち冊子J | 1件 | 125頁 |
【要求額】 2,451千円 |
⇒平成28年度のコレクション展「小畑稲升作品展」にて展示 |
【2年次】平成28年度 |
粉本裏打修理 | 〔個人B寄贈分〕のうち冊子A〜I | 9件 | 181枚 |
【要求額(予定)】 2,435千円 |
⇒平成29年度のコレクション展「黒田稲皐作品展」にて展示 |
【3年次】平成29年度 |
粉本裏打修理 | 〔個人B寄贈分〕のうちペラ群A〜G | 36件 | 63枚 |
粉本裏打修理 | 〔個人C寄贈分〕 | 45件 | 190枚 |
【要求額(予定)】 2,516千円 |
⇒平成30年度のコレクション展「沖一峨・九皐作品展」にて展示 |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
平成12年度に寄贈を受けた洋画家・伊谷賢蔵の油彩画作品83点のうち、修復が必要とされる50点について、平成15年度より5年をかけて順次修復を行った。
これまでの取組に対する評価
修復が完了した作品は随時常設展示等で紹介しており、来館者からも好評をいただいている。
工程表との関連
関連する政策内容
1社会全体で学び続ける環境づくり
(3)生涯学習の環境整備と活動支援
関連する政策目標
6博物館機能の充実
財政課処理欄
金額を精査しました。優先度を考慮して事業を実施してください。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
要求額 |
2,466 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2,466 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
1,247 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,247 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |