(1)県民が生涯学習に取り組むきっかけになるよう、様々な教育機関と連携しながら学習機会を提供する「とっとり県民カレッジ」を運営する。
(開設)平成7年度
(学長)鳥取県知事 (本部長)教育長
(入学者総数)6,938名(H26.9月末時点)
(2)「いつでも、どこでも学べる環境づくり」として平成7年度に「とっとり県民カレッジ」が設けられたが、設立から20年が経過した現在、所期の目的である「多様化・高度化した学習要求に応えて」いるか、「体系的・総合的な学習機会を提供」しているか振り返るとともに、現在の県民カレッジの仕組みが次世代の学習者にとっても有効か検討する。
(1)主催講座「未来をひらく鳥取学」の見直し
(課題)受講者の固定化、高齢化、減少
・8割が毎年参加、60代以上
・大学、市町村等他の機関の講座、イベント等が増加
・ネットなど学習形態、ニーズの多様化
・学んだ成果を社会に還元する傾向が弱い
(近年の受講者数)※「未来をひらく鳥取学」県民の認知度9.6%
区分 | H26 | H25 | H24 |
受講者数 | 733名 | 796名 | 900名 |
(対応)より幅広い層の参加を促すため、県民カレッジ全体の見直しに先行して、現役世代にも魅力が感じられるような仕組みになるよう平成27年度から段階的に見直す。
(2)カレッジの情報発信、講座・機関間の相談・調整機能の検討
・多様な学習需要に応える体系的な学習情報の企画立案及び提供が不十分
・受講をきっかけにしたボランティアへの展開など、学びを地域社会に活かす仕組みが不十分
(3)当面のスケジュール
時期 | 内容 |
H27.1〜H27.8 | 県民カレッジの方向性及び本県の生涯学習推進施策について諮問【教育審議会生涯学習分科会】 |
H27.9〜 | 答申を受けて県民カレッジの仕組みを検討 |
H28.4〜 | 県民カレッジの具体の見直し着手 |
(2)とっとり県民カレッジ本部の運営
【県直営事務】
・入学者管理:カレッジ入学者の単位認定や受講記録を管理
・学習奨励:カレッジ入学者の取得単位数に応じて学習を顕彰
(奨励実績)
区分 | H26 | H25 |
皆勤証 | 今年度の鳥取学4科目以上の講座を受講 | 105名 | 186名 |
修了証 | 鳥取学の全7科目を修了 | 4名 | 17名 |
とっとりマナビスト | 鳥取学を修了、かつ200単位を取得 | 4名 | 13名 |
1,000単位奨励賞 | 1,000単位取得 | 5名 | 5名 |
2,000単位奨励賞 | 2,000単位取得 | 3名 | 4名 |
とっとりマスター | 講師を10回以上務めたマナビスト | 該当なし | 1名 |
・「とっとり県民カレッジ学友会」への支援:カレッジ入学者の有志で構成する自主学習グループ(約180名)への学習支援
【委託】連携講座情報の収集・発信(県立生涯学習センター委託)
・連携機関:市町村(図書館、公民館)、大学、公益法人、NPO等
・連携機関が実施する講座を「とっとり県民カレッジ連携講座」とし、受講により「とっとり県民カレッジ」単位として認定(認定は社会教育課)
(実績)H25 153機関1,327講座 (H24 133機関1,176講座)
(3)とっとり県民カレッジ運営委員会の開催(271千円)
とっとり県民カレッジの運営について検討する運営委員会の開催
(開催回数)年2回
(委員数)9名