事業名:
くらしに役立つ図書館推進事業
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教育委員会 図書館 情報相談課
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
27年度当初予算額 |
4,161千円 |
17,083千円 |
21,244千円 |
2.2人 |
0.0人 |
0.0人 |
27年度当初予算要求額 |
5,673千円 |
17,083千円 |
22,756千円 |
2.2人 |
0.0人 |
0.0人 |
26年度当初予算額 |
5,599千円 |
17,026千円 |
22,625千円 |
2.2人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:5,673千円 (前年度予算額 5,599千円) 財源:単県
一般事業査定:計上 計上額:4,161千円
事業内容
1 事業概要
図書館が所蔵する多様な資料や専門職としての司書の能力を最大限に生かし、地域の情報拠点として、県民の情報要求に応え、県民の生活課題に即した情報提供を実現する。
特に、県民の関心が高い健康情報の提供や高齢者の健康長寿に関する取り組みが、全県に広がるよう推進する。
2 経緯
・(H18〜)「闘病記文庫」設置
・(H24〜)「あたまイキイキ音読教室」を開始
・(H25〜)「いきいきライフ応援コーナー」の開設
3 現状と課題
・超高齢化社会を迎え、老後の健康や生活に不安を抱いている県民が増えているが、図書館で行っている健康情報サービスや高齢者サービスについて、まだ広く県民に周知されていない。
・認知症の患者が年々増加しており、予防や介護が社会問題となっている。認知症予防に効果があるとも言われる音読教室は、県内の市町村図書館には徐々に広がりつつあるが、公民館や福祉施設などでは、まだ知られていないところも多い。
・利用者の資料相談の内容は年々専門化、高度化しており、それに対応するための職員のレファレンス能力の向上と、専門情報を入手できるデータベースや専門雑誌の整備が必要とされている。
4 事業の詳細
(1)「図書館で健康長寿」普及事業(新規)
(ア)「いきいき健康長寿」普及用パンフレット作成
・「いきいき健康長寿コーナー」設置
・音読教室の紹介
・健康長寿のための上手な図書館の利用の仕方
(イ)「いきいき健康長寿」連携モデル事業
市町村図書館と協力し、認知症予防を積極的に実施している福祉施設、公民館、病院等と連携して音読教室を実施したり、健康長寿に役立つ図書コーナーを設置し、モデル的な取組事例を作り、その成果を県内に普及する。
(ウ)実践事例集「音読でいきいき健康長寿!」DVDとリーフレットの作成
音読教室のノウハウをはじめ、各機関との実践事例を紹介するDVDとリーフレットを作成し、図書館関係者、福祉・医療関係者に紹介する。
(エ)音読教室リーダー養成研修の実施
市町村図書館職員や地域で音読教室を行うリーダーの養成
(オ)「いきいき健康長寿リレー講演会」の開催
市町村に高齢者サービスを広げるため、市町村と共催で県内4か所で開催
(2)商用データベース・専門雑誌の提供
利用者の高度化する情報要求に応えるため、商用データベースを継続導入するとともに専門雑誌も継続購入する。
(3)スキルアップのための専門分野別研修の受講
利用者の高度化する情報要求に応えるため、職員の情報検索スキル向上と資料の保存技術の向上等を習得する研修に参加する。
(4)県立図書館のサービスと機能を知らせる広報活動
県内各地で開催されるイベントで出前図書館を実施する。
(例)がんフォーラム、県民総合福祉大会
(5)手話言語条例制定啓発事業
昨年、全国で初の手話言語条例が制定されたのを受け、図書館としても、手話の普及や県民の理解促進を図るため、毎月1回の「手話で楽しむおはなし会」を継続して開催する。また、今年度設置した「みんなの手話コーナー」の資料を活用して、市町村図書館への普及を図る。
5 期待される効果
・市町村図書館と連携して、福祉施設、公民館、病院などに音読教室、図書コーナーの普及を推進することにより、県内の健康長寿を応援する機運が高まり、中高年層の利用促進にもつながる。
・県民の多様化・高度化する情報要求に応えうる資料の提供、司書のスキルアップが図れる。
6 所要経費内訳
(千円)
事業内容 | 所要経費 |
「図書館で健康長寿」普及事業(新規) | (0)
2,075 |
商用データベース・専門雑誌の提供 | (2,357)
2,420 |
スキルアップのための専門分野別研修の受講 | (1,100)
1,050 |
県立図書館のサービスと機能を知らせる広報活動 | (92)
92 |
手話言語条例制定啓発事業 | (1,871)
36 |
「図書館いきいきリレー講演会」の開催(廃止) | (179)
0 |
合計 | (5,599)
5,673 |
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<政策目標>
○図書館機能の充実
『県民に役立ち地域に貢献する図書館』を目指し、「仕事と生活に役立つ図書館」「人の成長・学びを支える図書館」 「地域文化を育む図書館」としての機能を充実します。
<取組状況>
平成18年度より「ビジネス支援サービス」に加え、「医療・健康情報サービス」、「法情報サービス」も包括した「くらしに役立つ図書館推進事業」を立ち上げた。外部機関・団体との緊密な連携に基づいて、生きた情報を提供する体制を構築。平成22年には「子育て支援サービス」を開始。
平成18年7月 「闘病記文庫」の設置
平成20年1月 「法情報検索マップ」の設置
平成22年3月 「働く気持ち応援コーナー」の設置
平成22年12月 「子育てに関する資料コーナー」の設置
平成23年7月 「闘病記文庫」拡充・リニューアル
平成23年8月 環日本海交流室「ビジネス支援コーナー」開設
平成24年9月 図書館の利用が困難な方のための「は〜とふるサービスコーナー」を開設、「あたまイキイキ音読教室」を開始
平成25年9月 「いきいきライフ応援コーナー」の開設
平成26年7月 「知ろう!学ぼう!楽しもう!みんなの手話コーナー」の開設
平成26年7月 「手話で楽しむおはなし会」の開始
平成26年10月 手話・字幕付き図書館紹介DVD「ホンとに役立つ鳥取県立図書館活用術」の制作
これまでの取組に対する評価
<自己分析>
・医療健康情報サービス分野では、平成18年度以降、県内市町村立図書館11館、大学図書館1館が闘病記文庫を設置、県立厚生病院につづき平成23年6月には県立中央病院内に患者図書室がオープンするなど、県全域へサービスの波及効果を生んでいる。
・法情報サービス分野では「相続」「交通事故」「借金問題」「離婚」等、生活や仕事での困りごとについて調べるために来館する県民が増えている。また、市町村図書館への普及も徐々に進みつつあり、県立図書館のモデル実践の効果が広がりつつある。
・「働く気持ち応援コーナー」「子育て応援コーナー」共、貸出が多く、身近なくらしに関する課題解決の図書や情報が求められている。
・平成24年9月に開始した「あたまイキイキ音読教室」は、現在、県内市町村図書館11館で定期的に開催され、普及が進んでいる。
・平成25年9月に開設した「いきいきライフ応援コーナー」は貸出が多く、市町村図書館でも既にコーナーを開設した図書館や今後、開設を検討している図書館もある。
<改善点>
・少子高齢化が進みつつある現在、各年代のライフステージの課題を解決するためのサービスを提供するため、「いきいきライフ応援コーナー」の開設など、高齢者が豊かに生きるためのサービスに取り組んでいる。
・県民の健康長寿を応援するため、高齢者サービスを市町村図書館や地域に普及するための取り組みを行っている。
・各コーナーの利用を促進するため、サインや図書展示の見直しを行っている。
・これまで培ってきた各サービスのノウハウを連携させ、複雑化する利用者の課題に対応する情報提供の在り方を模索し、ノウハウを蓄積するとともに県内の市町村図書館への普及・啓発を行っている。
工程表との関連
関連する政策内容
施策1−(3) 生涯学習の環境整備と活動支援
関連する政策目標
D図書館機能の充実
財政課処理欄
音読教室の紹介についてはリーフレットを有効的に活用してください。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
5,599 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1,871 |
3,728 |
要求額 |
5,673 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
5,673 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
4,161 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4,161 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
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0 |