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平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:教育総務費 目:教育振興費
事業名:

特別支援学校スクールソーシャルワーカー配置事業

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教育委員会 特別支援教育課 指導担当  

電話番号:0857-26-7575  E-mail:tokubetusienkyouiku@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算額 3,900千円 2,330千円 6,230千円 0.3人 2.8人 0.0人
27年度当初予算要求額 11,520千円 758千円 12,278千円 0.3人 2.8人 0.0人
26年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:11,520千円  (前年度予算額 0千円)  財源:国1/3 

一般事業査定:一部計上   計上額:3,900千円

事業内容

1 事業概要

いじめ、不登校、,暴力行為、児童虐待など生徒指導上の課題に対応するため、教育分野に関する知識に加えて、社会福祉等の専門的な知識・技術を用いて、生徒のおかれた様々な環境に働きかけて支援を行うスクールソーシャルワーカーを配置し、教育相談体制の充実を図る。

2 事業の必要性と背景等

文部科学省が、スクールソーシャルワーカー活用事業を平成20年度から2年間の調査研究事業(国庫10/10事業)として開始。平成22年度以降は事業の実施主体が都道府県等となる補助事業(国庫補助1/3事業)として実施。
  • 本県においては、平成25年度より県立高等学校を対象とし、東部地区と西部地区に各1名、計2名配置。平成26年度より中部地区に1名追加配置。
  • 特別支援学校においても、近年、非行・怠学・暴力行為等の生徒指導上の問題、複雑化する家庭環境を背景にした問題等、スクールカウンセラーや教員では対応に限界のある事例が増加。
  • 非行や怠学、暴力行為の背景には、家庭の経済状況の悪化、ネグレクトを含む虐待や養育への無理解、母子・父子家庭であることに起因する保護者の養育能力不足など、生徒の家庭環境が抱える課題があり、これらの課題の改善・解決には、関係機関等と連携し、家庭に介入し、支援する専門的知識・技能を有する者が必要。
  • 被虐待、いじめ、不登校、不適応等の状況が見られる児童生徒等に対して不適切な対応がなされた場合、二次障がいに至る場合もあることから、障がい特性等を踏まえた適切な支援を行っていくことが重要である。
  • 鳥取県教育審議会答申「鳥取県における今後の特別支援教育の在り方について」(平成26年9月29日)において、「スクールソーシャルワーカーの配置を進め、学校と医療、福祉、地域等とが連携を図りながら、個に応じた支援方法や環境調整等について検討していくことが重要である。」との方向性が示された。

3 スクールソーシャルワーカーの職務

(1)スクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラーの職務
スクールソーシャルワーカーの職務
スクールカウンセラーの職務
ア 問題を抱える生徒が置かれた環境への働き掛け

イ 関係機関(保健・医療機関、警察、家庭裁判所等)とのネットワークの構築、連携・調整

ウ 学校内におけるチーム体制の構築、支援

エ 保護者、教職員等に対する支援・相談・情報提供

オ 教職員等への研修活動 

ア 教職員に対するコンサルテーション(助言・援助)

イ 児童生徒等及び保護者へのカウンセリング

ウ 教職員の教育相談の指導力の向上に関する研修等

エ スクールカウンセラー研究協議会への出席

オ 生徒指導上の問題に関し、各学校において必要と認められること


(2)スクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラーの違い
スクールソーシャルワーカー
スクールカウンセラー
人と環境の関係性」を改善し、生徒やその家族が自ら対処する能力を高めるよう支援していく。

・社会資源(人・制度など)とつなぐ

・社会資源を調整・構築する 等

心理検査や心理療法を用いて、本人の抱える心の問題を改善・解決していく。
※スクールカウンセラーは「聴く仕事」
スクールソーシャルワーカーは「つなぐ仕事」、「出かける仕事」

4 県立特別支援学校の状況

特別支援学校においても、近年、非行・怠学・暴力行為等の生徒指導上の問題、複雑化する家庭環境を背景にした問題等、スクールカウンセラーや教員では対応に限界のある事例が増加している。特に知的障がい特別支援学校においてその傾向が顕著である。
小学部では保護者の養育に係る問題への対応のケースが多いが、中・高等部では、生徒本人の問題への対応も多くなる。高等部に対応が必要な事例が多い状況にある。
<小学部>
  • 学校へ子どもを通わせる就学義務を果たしていない保護者への対応。
  • ネグレクトを含む虐待、養育能力不足、等の保護者の問題への対応。
<中・高等部学部>
  • 他の中学校や高等学校等の生徒も含めた生徒間のトラブルへの対応(交友関係等)
  • 家庭の経済状況の悪化(学校徴収金未納)、ネグレクトを含む虐待や養育能力不足、等の保護者の問題への対応。

5 事業内容と所要額 11,520千円(0円)   【国庫1/3】

(1)スクールソーシャルワーカーの配置 11,160千円   県内に3名のスクールソーシャルワーカーを配置。
  (配置校:白兎養護、倉吉養護、米子養護)
    ○報酬    9,048千円
    ○通勤割増   540千円
    ○共済費   1,572千円
(2)関係機関等訪問旅費 180千円
    ○ 関係機関及び家庭等の訪問に係る旅費
(3)研修費 180千円
    ○1泊2日の研修を2回実施。日本学校ソーシャルワーク学会主催のセミナー及び学会(近畿地区開催)への派遣を想定。


財政課処理欄


スクールソーシャルワーカーの人数は、1名を認めます。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 11,520 3,824 0 0 0 0 0 47 7,649

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 3,900 1,294 0 0 0 0 0 15 2,591
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0