事業内容
青谷上寺地遺跡の活用事業として、遺跡の発掘時の状況や弥生時代の景観をモバイル端末上に再現するアプリケーションソフト(ARアプリ)を制作する。
・ 制作するアプリは、端末のカメラを通じて画面に表示された現実の映像に、発掘当時の写真を3次元化した画像や、弥生時代の景観を復元した3次元CGをリアルタイムで合成し、発掘中の遺跡や弥生時代当時の様子を疑似体験できる内容。
・ アプリは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末用に制作。WEB上で無償公開。
・ タブレットを購入し、青谷上寺地遺跡展示館で対応端末を持っていない来訪者に貸し出すことで、遺跡での回遊を促し、史跡の早期活用を図る。
目的と効果
青谷上寺地遺跡は国史跡指定後、整備を実施しておらず、現在の景観からは往時の遺跡の様子がうかがえない。そのため、かねてより、地元をはじめとする県民や、史跡を訪れた観光客などから、遺跡の整備が要望されており、整備事業の早期実施が必要である。
AR技術を整備活用の手法として取り入れることで、バーチャルな体験ではあるが、早期に遺跡の魅力を多くの県民・観光客に発信することが可能となる。
スケジュール
平成28年度に事業を実施する。
要求額
7632千円(総事業費)
<財源内訳>
1806千円(一般財源)
1806千円(国庫補助)
4020千円((公財)朝日新聞文化財団助成金)
債務負担行為の必要性
(公財)朝日新聞文化財団からの助成交付が決定し、平成27年中に助成受諾の契約を締結する必要があるため。