世界ジオパークユネスコ正式プログラム化記念事業

また、１１月には、ジオパークのユネスコ（国連教育科学文化機関）正式プログラム化が見込まれており、ジオパークの認知度向上が図られるとともに、ユネスコ・ジオパークに相応しい活動をいっそう展開していく必要がある。
こうした状況を踏まえ、

（１）世界の模範となるジオパークを目指すともに、ユネスコ正式プログラム化の意義について理解を深め、ジオパークの地域活用を一層図ることを目的に、世界ジオパーク関係者による基調講演、世界遺産の取組事例や国内の若手ジオパーク活動実践者による活動事例報告等のシンポジウムを行うことで、普及啓発や機運醸成を推進する。

（２）来年度の活動シーズンに向け、アクティビティ（自然体験活動）の受入体制の充実と今後の教育プログラム推進を図るため、研修・講座を開催し、活動者の人材育成を図る。

（３）山陰海岸ジオパークエリアにおける自然の楽しみ方の磨き上げを図り、その魅力を高めるため、電気自動車を活用した環境に優しい観光地エリア交通システムの構築を行い、全国に先駆けた次世代型のエコツーリズムを目指す。

地元自治体、自然体験活動、観光関係者、企業（自動車メーカー等）などからなる「山陰海岸ジオパーク観光モビリティー研究会」（仮称）を構成し、ドライブによる周遊観光へのニーズが高い「山陰海岸ジオパークエリア」において、観光ガイド対応型の超小型電動車両や電動アシスト自転車の導入による実証事業の展開をにらみ検討を開始。
環境に優しい新たな観光周遊モデル、交通システムを構築し、全国に先駆けて、モデルとなり得る次世代型エコツーリズムの先進地として、山陰海岸ジオパークの魅力を高めるとともに、さらなる情報発信に繋げる。




平成27年度	ジオパーク観光モビリティー研究会の開催 ・「研究開発計画」の策定 ・環境省「地球温暖化対策技術開発事業」への応募
平成28年度〜	国の採択となった場合、民間事業者（研究会主要メンバー）が実証事業を実施


（実証事業後の展開イメージ）
・先進的な取組の推進による情報発信効果、山陰海岸ジオパークの認知度の向上
・観光地における電気自動車を活用した新たな観光システムに関する運用ノウハウなど知見の蓄積とそれを活用したエコツーリズム振興による山陰海岸ジオパークの魅力アップ
・県内企業によるジオパーク以外の観光地（大山、氷ノ山、三徳山等）でのノウハウ活用によるエコツーリズムの推進

　・対象経費：研究会開催経費、計画策定経費等
　・金額：１，９１０千円