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平成27年度
2月補正予算(経済対策) 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:商工費 項:工鉱業費 目:工鉱業総務費
事業名:

学生等県内就職加速化事業

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商工労働部 就業支援課 産業人材確保担当  

電話番号:0857-26-7699  E-mail:shugyou-shien@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 2,776千円 0千円 2,776千円 0.0人
補正要求額 32,550千円 11,648千円 44,198千円 1.5人
35,326千円 11,648千円 46,974千円 1.5人

事業費

要求額:32,550千円    財源:交付金 

一般事業査定:計上   計上額:32,550千円

事業内容

1 事業概要

県内企業への高校生や大学生等の人材育成・確保を支援する枠組みを形成し、企業における人材育成・確保を促進し、県内企業の技術力・競争力向上等により事業拡大等を図る。

    また、鳥取県への企業誘致の推進及び県内企業の競争力向上のため、県内企業の情報発信・魅力発信を支援し優秀な人材の確保を図る。

2 事業内容 (1)県内企業魅力発見支援事業 (21,967千円)

ア 高校生のキャリア教育支援事業
県内企業の魅力を知ってもらうために、普通科系高等学校を中心に企業のから講師(企業人)を派遣、又は高校生が企業を訪問し、仕事の魅力を伝えてもらう。
【対象】普通科系高校生 等

イ 大学生等の地域協働型インターンシップ事業
大学生等を対象としたインターンシップを実施し、県内企業への関心を高めることにより、県内企業への就職促進と県内企業の優秀な人材確保を支援する。
【対象】大学生、短大生、高専生


・学生においては、合同説明会や事前・事後学習、成果発表会などを通じてのキャリア教育を行う場として活用する。
・受入協力企業においては、研究会等を通じて受入体制を整えたり経営課題解決の場とする。

(強化する内容)
1.鳥取県元気づくり総合戦略で県外学生の県内企業へのインターンシップ参加者数の目標値200名に向けて、県外大学へのアプローチを強化する。

2.インターンシップへの導入や一歩進んだインターンシップなど学生が様々な選択ができるインターンシップメニューの充実に取り組む。 

(1)低年次の学生や県外学生が参加しやすい短期間体験型(鳥取県オープンカンパニー)の導入。

(2)受入協力企業に対し、課題解決型、研究型などのインターンシップへの取り組みの推進。

(3)長期のインターンシップへ取り組みの推進

(新規)
ウ インターンシップ関連情報発信事業
(WEB情報からの発信)
新たなWEBサイトを立ち上げ、学生への鳥取県のインターンシップ情報の発信を強化する。そのためには、親しみやすいWEBページでの発信が有効であり、学生に鳥取県のインターンシップをを身近に感じてもらうことで、県外に在学している学生の参加を促し、県内就職につなげる。

エ 県内企業人材確保力アップセミナー
 優秀な人材を確保するためには、学生や求職者に対し働きたい魅力ある企業としてのPRの仕方が重要である。
 企業の意識や発信能力を強化を図るために、次のセミナーを開催し、企業力を向上させ、人材確保につなげる。
【セミナーの内容】
○働きやすい職場環境づくり
○情報発信能力、HPでの発信、プレゼン能力、面接のコーチングなどの向上、
○職場定着のための人材育成プログラムの作成など

(2)大学生県内就職促進事業(1,420千円)

大学生等の県内企業への関心を高め県内就職及び県内企業の人材確保の促進を図るため、大学等と連携し、県内企業の説明会等を開催する。
(1)県内企業説明会
 平成19年度より、毎年度各会場にて1回実施。
(会場) 鳥取大学、鳥取環境大学、米子高専
※いずれの会場も年々参加企業が増加。

(2)県内企業見学会
 平成25年度:22社、平成26年度36社、平成27年度45社(予定)
※( )内の数値は平成27年度当初予算額

(3)とっとり就活応援団活動事業【新】(896千円)

県内企業若手社員と学生の交流会の実施や出身大学の同年代の学生や後輩へ伝えていくコミュニティー形成を通じて、県内企業とのつながりを築くことにより、IJUターンを促進する。
【とっとり就活サポーターの任命】
 県内企業の若手社員を「とっとり就活サポーター」として、知事から委嘱状を交付する。
 ※「とっとり就活サポーター」とは
 県内企業の若手社員(20代30代のUターン卒業生で、県内企業のPRを行う:個別のリクルート活動は行わない
【大学等での交流会の開催】
 ふるさと鳥取定住機構のコーディネーターの企画により、大学内やカフェ等でお茶会形式の交流会を開催し、「とっとり就活サポーター」とともに、県内就職の魅力を紹介し、学生からの就職相談等に応じる。
「とっとり就活サポーター」は、自らの就活体験を元にした就職相談、アドバイス等を行う。
  • 1企業若手社員1名×2社程度/1回
  • 参加学生20名〜30名程度
(開催回数)鳥取県内4回、東京、京都、岡山、島根6回程度
【学生メッセンジャー】
  • 鳥取県出身の多い大学の学生の中から、鳥取県の企業の魅力を伝える「とっとり応援メッセンジャー」を任命。
  • 同年代の学生や後輩、学生寮に呼びかけに鳥取県の魅力を伝えたり交流会を開催するなどして、ネットワークを作る
【全体会】
 「とっとり就活サポーター」と「とっとり応援メッセンジャー」との意見交換のため、年1回程度知事を交えた全体会を開催する(鳥取県内で開催)

(4) 保護者宛ての県内就職情報の送付(1,196千円)

県外の大学等に進学した学生(H24春以降の卒業)のうち、就職情報等の送付希望の保護者宛に年4回情報提供を行う。

【情報発信の必要性】
平成27年7月の調査によると、県外の大学等に進学している県内出身の学生の約75%は鳥取県に住みたいと考えているが、鳥取県が行っている就職支援情報の認知度は、約40%にとどまっている。
大学生等の鳥取県内企業への促進を強化するためには、就職関連情報を時機を逸することなく発信し、認知度を高めることが不可欠である。特に、鳥取県へのIJUターンの促進につながる奨学金返還助成の情報や企業紹介フェアなどの就活関連情報は、県内定着の促進を図るうえで重要であり、定期的にお知らせする必要がある。

(5)中小企業情報発信助成金(1,600千円)

○就職情報サイトによる学生の就職活動が主流となる中、大企業や有名企業に比べ情報発信力の弱い県内中小企業を支援し人材確保へつなげる。
○県内中小企業が就職情報サイトを利用することにより、県内での就職を希望する者(IJUターンを希望する大学生・転職希望者、離職者等)に対して、自社の採用情報・魅力を発信し、人材確保につなげる。
【補助率】1/2
【補助上限額】400千円
400千円×4社=1,600千円

(6)とっとり企業紹介フェアin東京の開催(4,911千円)

鳥取の企業情報等を発信する拠点として「とっとりおかやま新橋館」でとっとり企業紹介フェアを実施(2日間、延べ40社)
※県内企業の魅力を特に首都圏に発信し首都圏からの人材の還流を促進する上で、直接県内企業と接する機会を設けることが必要。

3 要求額

(単位:千円)
事業名
要求額
備考
(1)県内企業魅力発見支援事業

ア 高校生のキャリア教育支援事業

イ 大学生等の地域協働型インターンシップ事業
ウ インターンシップ関連WEBサイトの整備【新】
エ 県内企業人材確保力アップセミナー【新】

(21,292)
21,967
(2)大学生県内就職促進事業
(1,300)
1,420
(3)とっとり就活応援団活動事業【新】
(0)
896
新規要求
(4)保護者宛ての県内就職情報の送付
(1,003)

1,196

(5)中小企業情報発信助成金【労働政策課から移管】
(1,600)
1,600
(6)とっとり企業紹介フェアin東京の開催
(0)
4,911
(7)広報物印刷代
(0)
560
標準事務費
合  計
(25,195)32,550

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

1 高校生のキャリア教育支援事業
H26:1校(4社)
H27:3校(23社)
※今後1校実施予定(4社)

2 大学生等の地域協働型インターンシップ事業
○学生のニーズに応えるため、平成26年度からコーディネーターを増員し、今までの受入協力企業に加え、新たな受入協力企業の開拓を行った結果、受入協力、参加学生とも大幅に増えた。
○受入協力企業の開拓
H26:90社・団体
H27:92社・団体
○インターンシップの実施
H26:55社・団体、参加学生129人
H27:38社・団体、参加学生89人(夏のインターンシップ)

3 大学生県内就職促進事業
 平成19年度から産業企業紹介フェア、平成24年度から企業見学会を実施。多くの企業の参加があり、県内外の大学生に対し、県内企業の魅力の周知を図った。
(26年度実績)
・企業紹介フェア(3か所) 129社 443人
・企業見学会 36社 117人
※27年度は今後開催予定

5 保護者宛ての県内就職情報の送付
○高校を通じて、大学・短大等に進学した学生の保護者に登録を促した。(H27.3卒業者のうち約1,500人が登録)
○年2回、保護者に本県就職情報を郵送するとともに、人材バンクへの登録を促進した。
27年度は年4回発送予定

これまでの取組に対する評価

○高校生のキャリア教育支援事業
今年度は3校増えて、4校が事業実施に至っている。協力企業も大幅に増え、一定の成果があった。

○大学生等の地域協働型インターンシップ事業
今年度は県外学生が12名参加し、昨年度より大幅に増えたものの、5年後の200人参加の目標を達成するためには、県外学生への広報の強化や、メニューの充実、企業の取り組み促進などさらなる支援体制の強化が必要である。

○産業企業紹介フェア、企業見学会等各種イベント等で県内企業を大学生等に対し周知し参加者には、県内企業を広く紹介できた。
 ただし、そもそも当該イベント等に参加する者を増やす必要があり、また低学年時からその意識を醸成し、早い段階で県内就職を意識させる必要がある。その点を踏まえ、低学年から参加しやすい実のあるイベントを開催し、その参加のための費用についても助成することで、結果に結び付けていく必要がある。
 また、プロフェッショナル人材等を県外から獲得し、県内企業の企業力等を向上させ、攻めの経営を行ってもらうため、県内企業により一層働きかけ、IJUターン人材の獲得を目指し、そのための助成金の積極的な利用を促す必要がある。
 これらを実践するため、全体的に広報をより効果的に実施し、必要な情報が全ての方に届くようにするとともに、それを見た方の目に留まり、心に響くような、打って出る広報を実践していく。

○保護者宛ての県内就職情報の送付
 特に県外へ進学した本県出身の卒業者へ、誘致企業や就職フェアなどの情報提供を行うことで、IJUターンへつなげる重要な媒体となっている。
 しかし、鳥取県が取り組んでいる就職関連情報の学生の認知度は4割程度であり、今後、一層取り組みを強化していく必要がある。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 2,776 0 0 0 0 0 0 0 2,776
要求額 32,550 25,550 0 0 0 0 0 0 7,000

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 32,550 25,550 0 0 0 0 0 0 7,000
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0