1 背景・現状等
近年、景気が徐々に回復し、県内も製造業等の企業立地が進む中人材不足が拡大
- 県外に進学した学生はもとより、県内大学生等も地元企業に就職してくれないという産業界の声も多い
- IJUターンを進め、人口流出を防ぐためにも、大学生等の県内就職を促進し、産業界と協力した若者を定着させる取組が必要
(参考)現在は、国家資格職である、「医師、看護師、リハビリテーション職、獣医師」の償還免除型奨学金があるのみ
2 事業目的・事業内容
(1)「鳥取県未来人材育成基金(仮称)」を設置し、関係業界団体等の協力(基金への出捐)が見込まれる人材不足が著しい県内の
ア)製造業、IT企業
イ)薬剤師の職域(薬局、病院、医療機器・医薬品製造業)
へ就職する者が借り入れた奨学金の償還額の一部を助成する。
3 要求額(4,253千円)
H27年度支給助成金(既卒者 50人 9月〜3月の7カ月分)
有利子 2,835千円 25名
無利子 1,418千円 25名
4 支援対象とする学生の要件
項目 | 概要 |
対象とする奨学金 | 鳥取県の対象業種に就職する下記ア〜ウの奨学金を借り入れた者
ア)日本学生支援機構の1種及び2種の奨学金
イ)鳥取県育英奨学金
ウ)その他の奨学金 |
対象業種 | ア)製造業・IT企業
イ)薬剤師の職域(薬局、病院、医療機器・医薬品製造業)
※公務員は対象外とする
※出身地を問わず県内大学・大学院卒も対象 |
人数 | 150人程度
【内訳】
1種(無利子)、2種(有利子)、既卒者、各50人
(子どもの貧困対策に資するため、一人親・生活保護世帯を優先する) |
助成率 | ア)1種(無利子):1/2
イ)2種(有利子):1/4
ウ)既卒者 :1種、2種の区分のとおり |
助成の
上限 | ア)1種 院・薬216万、大学144万、高専72万
イ)2種 院・薬108万、大学 72万、高専36万
ウ)既卒者 1種、2種の区分のとおり |
助成方法 | 助成額を8年に分け就業継続を確認後、奨学金償還用の口座に振り込み。
※支援対象者には8年間の県内での就業継続努力義務を課す。(自己都合により離職した場合は返還の対象とする。) |