１ 背景
・平成２７年７月に県内事業者がJAPANEXPO出展と平行し現地輸入業者、高級レストラン（日・仏）等を訪問し商談を実施。
・結果は想像以上の好反応であり、市場としての可能性を確認(特に加工食品）。既に注文を受けた商品もある。
・さらに、輸入業者は自国以外にもＥＵ圏内の他国にも商品を卸しており、取引が始まれば販路が一気に拡大する可能性もある。
・ミラノ万博のジャパンサローネでは、梨ジュース等を試食した客からどこで買えるのか、という声も多かった。
・反面、添加物を除く、加工方法を変える等の厳しい指摘を受けた商品も多く、食市場のレベルは高い。
・ＥＵ市場への参入を効率的に進めるには、事前にシェフ等を本県に招聘し、実際に商品を食べてもらい改善点等の指導を受け、商品のブラッシュアップを図る必要がある。
・加えて、フランスのレストランシェフは常に新しい食材を探しているため、本県に招き産地視察等を行うことで新たな輸出商材発掘が期待できる。
・欧州からのFAMツアー等が予定されており、輸出促進のタイミングとしては最適。
２ 事業内容
・食品輸入卸業者及びレストランシェフ、JETROコーディネーター、を本県に招聘し、ＥＵ市場の食市場等に関するセミナーの開催及び県内食品生産者との商談会を行い、輸出に向けた体制整備（商流の確保・シェフとの連携）を図る。
・中山間地域等を回り、これまで気づかなかった新たな輸出商材の発掘を試み、農産加工品等の新たな販売先としての可能性を検証する。
実施主体：県（JETRO鳥取に委託予定）
期待される成果
・ＥＵへの輸出促進による事業者の収益の向上
・県産商品のブラッシュアップ
・新たな輸出商材の発掘
３ 事業費
事業費：４,８１１千円
４ 招聘候補者等(案)
招聘候補者：食品輸入業者、シェフ、ＪＥＴＲＯ事務所食品コーディネーター
地域：パリ・ミラノ
５ 今後のスケジュール(案）
・１２月：シェフ等招聘によるマッチング・産地視察・陶器の紹介
・商品改良（事業者）
・３月：ＦＡＭツアーの旅行業者に試食・ＰＲ
・１０月：世界最大級の食品見本市ＳＩＡＬ（シアル）出展による商流の拡大