1 事業概要
農村集落は農家数の減少や耕作放棄地の増加により、山腹水路やため池の維持管理が困難となり、危険箇所が増えている。このため、平常時の点検や災害発生時の避難・復旧の体制について、施設の管理者、市町村の迅速な対応ができるよう、「鳥取県農村防災サポート協議会」を中心に支援体制を整備する。
また、近年集中豪雨が多発していることから、県管理の地すべり防止施設について点検・機能保全を行い、災害を未然に防止する。
2 補正の理由
平成26年度に実施した機能診断で判明した、地すべり施設の不具合箇所を緊急に補修する。
3 補正の必要性
東津無地区地すべり防止区域(県管理)Aブロックにおいて、機能診断を行った結果、地すべり対策工事で設置したアンカー工28本のうち一部で緊張荷重が低下していることが判明した。
このため、早急の対応として、アンカー28本について緊張荷重試験、及び補修を行う必要がある。
4 要求の内訳
(単位:千円)
事業内訳 | 現計予算額 | 補正要求額 | 合計 |
1 山腹水路・ため池防災対策 | - | - | - |
1−1 山腹水路・ため池の現地調査 | - | - | - |
2 農村防災体制サポート協議会運営事業 | 261 | - | 261 |
2−1 災害復旧技術向上研修会 | 56 | - | 56 |
2−2 専門技術者及びサポートメンバーの派遣 | 205 | - | 205 |
3 地すべり区域防災体制整備 | 7,000 | 7,836 | 14,836 |
3−1 施設の機能診断 | 5,800 | - | 5,800 |
3−2 緊急補修 | 700 | 7,836 | 8,536 |
3−3 保全対策工事 | - | - | - |
3−4 施設保全管理費 | 500 | - | 500 |
3−5 地すべり防止区域の監視・防災体制の強化 | - | - | - |
合計 | 7,261 | 7,836 | 15,097 |