事業名:
田んぼの汎用化による園芸産地拡大支援事業
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農林水産部 農地・水保全課 農村整備室
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト(A+B) |
従事人役 |
現計予算額 |
0千円 |
0千円 |
0千円 |
0.0人 |
補正要求額 |
10,000千円 |
15,530千円 |
25,530千円 |
2.0人 |
計 |
10,000千円 |
15,530千円 |
25,530千円 |
2.0人 |
事業費
要求額:10,000千円 財源:単県
一般事業査定:ゼロ
事業内容
事業の目的
「元気な農業」を目指し、本県農業の羅針盤として本年4月に定めた農業活力増進プランを実行するためには、多様な担い手や農業者が活躍できる環境整備や将来に亘って営農できる基盤整備が必要不可欠である。
今後、稲作を主とする生産構造の転換を図り高品質で収益性の高い園芸品目の導入を促進することで、稲作農家の経営多角化を図り、農家所得の向上を目指すことが必要である。
事業の概要
園芸作物を生産するためには、排水性の良い農地が必要となるが、基盤整備後、数十年が経過し暗渠排水の機能低下を起こしている水田が多いので、補助暗渠や既設暗渠管の洗浄等、簡易で経済的な整備手法による排水機能の回復が求められている。
事業の内容
(1)ほ場への追加支援
| 補助暗渠 | 既存の暗渠管だけでは、ほ場面の十分な排水効果が得られない場合、暗渠管に排水を導くための縦孔や溝(亀裂)を設置し排水効果の向上を図る |
| 耕盤の破砕 | 水稲の作付けに伴ない、耕作土下に形成された不透水層を破砕することで、地下浸透による排水効果の向上を図る |
| ほ場の均平 | 田面の凹凸により、ほ場の中央や用水路側の田面が排水路側よりも低くなっている場合には、ほ場均平(勾配設置)により排水路側へ傾斜をつけ排水効果の向上を図る |
| 額縁明渠 | 隣接するほ場や用水路等からの湧水を、ほ場周辺に設置した額縁明渠(溝)により排水路へ排除する。 |
(2)既存施設の機能強化等支援
| 本暗渠の改良 | 維持管理が容易にできるよう、既存暗渠の上流部に立上管を追加したり、末端水位調整が出来る水甲を設置 |
| 暗渠管の洗浄 | 暗渠管内に付着した水アカ(水酸化鉄)金質土の除去による排水機能の回復 |
事業主体 | 市町村、農業協同組合、農地中間管理機構等 |
補助上限 | 単位当たり単価で補助上限を設定 |
補助率 | 県1/2、市町村1/4
ただし、耕作者が事業対象農地の市町村とは異なる市町村に居住する場合に限り市町村負担は任意とする。 |
補助対象 | 次の条件をすべて満たす場合に本事業に取り組むことが可能。
・区画整理済み水田で、米に代わる作物を作付け
・事業実施後、畑作物を2作以上作付け
※作物の変更や連作障害を回避するための一時転換は可。飼料作物は対象外。対策は、同一ほ場で1回限り。 |
事業費
(県費) | 20,000千円(10,000千円) |
背景、経緯
●平成26年産米の価格の大幅下落等を受けて、稲作から収益性の高い園芸品目の作付けを検討する担い手が多い。
●一方、新規就農者が増加傾向にあるとともにあり果樹新品種の面積増、白ネギやブロッコリー、アスパラなど園芸品目の作付拡大など、「食のみやこ鳥取県」がパワーアップしていく動きも見られつつある。
●今後は、園芸作物と稲作を組み合わせた多角経営による稲作農家の所得向上や、食料自給率向上のために必要不可欠な水田のフル活用や高度利用を展開する必要が有るが、排水改良が喫緊の課題となっている。
●水田の排水性や排水悪化の原因は、個々の水田によって原因が異なっているため、水田に合ったきめ細かな対策が必要不可欠である。
農家の声
○米価の上昇が見込めない中、今後は高収益で集約型作物(アスパラ、白ネギ等)の作付面積の拡大を図りたい。
○畑地転換には、水稲作により形成された不透水層を破砕することが必要。
○暗渠排水は経年経過により排水性が落ちる場合があり、補助暗渠(簡易暗渠)等の対策が必要。
○整備済み暗渠排水は、維持管理が容易に出来ない構造上の課題があり、(起点側に)立ち上がり管を設置することにより、管理が容易となるような工夫が必要。
○用水路は田面より高い位置を水が流れるため、原因不明の漏水により湿害を受ける場合もある。畑地化を行う場合には額縁明渠等の排水対策が必要。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・ほ場整備事業を中心として、県内水田の75%を整備
・平成21〜23年には、水田3,600haの排水状況を調査し、約2割のほ場で排水不良であると判明
・平成27.4には鳥取県農業活力増進プランが策定され、基盤整備では畑作物の転換に必要な排水不良の改善対策を位置づけた
・土地改良区を主とした意見交換会はもとより、大規模農家やJA等の営農者との意見交換を実施し、上記プランを実行するための課題を把握
これまでの取組に対する評価
・生産性の向上を図るために、国庫補助事業を活用したほ場整備事業や、定額助成制度による暗渠排水の整備推進・実施。
・また、高齢化等による農業人口の減少により、農地の減少や耕作放棄地化等の問題を踏まえ、元気で活力有る農業者へ農地集積を行うためにも、農地を農地として活用するためのきめ細かな整備が必要となっている。
財政課処理欄
現在の要求は、事業目的である「園芸産地の拡大」を効果的に推進できる内容と認められません。
新たな制度を創設して緊急的に支援を行なう必要性が認められないと考えます。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
現計予算額 |
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0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
要求額 |
10,000 |
0 |
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0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10,000 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
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0 |
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0 |
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保留 |
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別途 |
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