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平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:民生費 項:社会福祉費 目:社会福祉総務費
事業名:

とっとりユニバーサルデザイン推進事業

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総務部 人権・同和対策課 企画調整担当  

電話番号:0857-26-7121  E-mail:jinken@pref.tottori.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算額 2,580千円 10,871千円 13,451千円 1.4人 0.3人 0.0人
27年度当初予算要求額 2,720千円 10,871千円 13,591千円 1.4人 0.3人 0.0人
26年度当初予算額 3,000千円 10,835千円 13,835千円 1.4人 0.2人 0.0人

事業費

要求額:2,720千円  (前年度予算額 3,000千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:2,580千円

事業内容

1 事業概要

本県では、「鳥取県人権施策基本方針」において、ユニバーサルデザイン(UD)の推進を人権尊重の基本理念の一つに据えているところであり、一人ひとりが尊重され、すべての人が暮らしやすい社会を実現するため、UDの理念の普及啓発等に取り組む。
ユニバーサルデザイン(UD)とは
 年齢、性別、文化、身体の状況など、人々が持つさまざまな違い(一人ひとりの多様性)を尊重して、はじめから誰もが利用しやすいように、製品、建物、環境、サービスなどをデザインすること。
    カラーユニバーサルデザイン(カラーUD)とは
     多様な色覚に配慮して、なるべくすべての人に情報が正確に伝わるよう、色の使い方や文字の形などに配慮すること。

2 事業内容

(1)県民へのUDの推進
ア.UD啓発キャンペーン及びUD啓発冊子等の活用
 県内で開催される各種イベントや人権ひろば21などにおいて、パネル展やUD製品の展示、グッズの配付及び出前授業等を通じてUD啓発冊子及びカラーUDガイドラインを配付し、県民へのUD理念の普及啓発を図る。

イ UD出前授業【拡充】
 教育委員会と連携し、児童・生徒にUDを推進することにより若年層から啓発を図る。
 また、UD出前授業の実施希望校が年々増加しているため、前述のとおりUD推進講師を育成し平成27年度は実施校を20校から30校程度へ増やすとともに平成28年度からの完全実施を目指す。
《実施計画》
(H25→8校、H26→20校、H27→30校、H28→完全実施)

《参考》UD出前授業希望校の推移
(H23→20校 H24→21校 H25→27校、H26→32校)

ウ.UD出前講座
 講座案内を積極的に行い、企業、地域、公民館等に人権局職員が直接出かけて県民へのUDの普及啓発を図る。

エ. UD推進専門員【拡充】
 近年、「出前授業」、「出前講座」を希望する学校や団体が増加しており、特に、出前授業においては、H25年度は県外講師のみの8校の実施であったが、H26年度から県外の講師8校、人権局職員が12校、計20校の対応しているところ。
 平成27年度は、更なる学校などからの希望に応えるために、現在、配置されているUD推進専門員の月5日勤務から月7日勤務に変更し、出前授業などで研修講師等を行う。
 また、出前授業での県外講師の対応校も10校とする。

オ.UD体験学習
 社会教育施設、人権ひろば21等の主催事業にUDのプログラムを組込み、子どもを中心とした利用者に、UDの気づきや考え方を促し、UD製品を使いながら体験工作等を実施し、児童生徒、保護者などにUDを含む人権意識の高揚を図って行く。(年間3回程度)
(2)県庁UD運動

ア.UD基礎研修
 県職員が率先してUDの一層の理解を促進するため、人権局職員が講師になり、カラーUDの部分を充実させて単位制研修として実施する。

イ.ステップアップ研修【廃止】
 カラーUDセミナーへ移行する。

(3)カラーUDの推進
ア.カラーUDの啓発
 色の見え方の異なる人や超高齢化社会を迎えるにあたって、色づかいに配慮の必要な人の立場にたった施策等を推進する。 また、H26年度に購入した色弱模擬フィルタ(体験メガネ)及び作成したカラーUDガイドラインを出前講座、啓発キャンペーン等で有効活用し、県民に対して色覚の多様性についての理解を促し、カラーUDの普及を目指す。

イ.カラーUDセミナー【拡充】
 カラーUD講演会に変わる、募集定員を50名程度とするカラーUDセミナーを開催し、一般県民、自治体職員、教育関係者、印刷業者、観光関係者などがカラーUDを知ることにより、施策の推進、日々の生活や地域・企業活動などでカラーUDの考え方を活かすきっかけとする。
(東、中、西部、各1回開催 計3回)

ウ.教育委員会との連携【新規】
 教職員が色の見え方の異なる児童・生徒への色づかいへの配慮が薄れている情況がある。教職員が、カラーUDを知ることにより、授業や印刷物作成などでカラーUDの考え方を活かすきっか けとなるような研修等を実施する。

3 必要経費

                                    
(単位:千円)
区分
内容
金額
UD啓発キャンペーン
啓発用グッズ購入等
200
UD出前授業
講師の報償費
特別旅費
106
325
計 431
UD推進専門員
            報酬等          費用弁償
   838
    110 計 948
UD体験学習
    工作用キッド購入等
    100
カラーUDセミナー
        講師の報償費          特別旅費
 300
    280
  計 580
教職員カラーUD研修             
        講師師報償費          特別旅費
50
72
計 122
合計
2,381

    ※その他の標準事務費(需用費、使用料等)339千円

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

〈政策目標〉
県民へのユニバーサルデザイン理念の普及啓発に取り組む
〈平成26年度の取り組み(予定を含む)〉
(1)UD出前授業(20校実施予定)
・鳥取市立湖山小学校(5/30)
・境港市立渡小学校(6/20)
・三朝町立西小学校(6/27)
・倉吉市立山守小学校(6/27)
・鳥取市立桜ヶ丘中学校(7/4)
・北栄町立北条中学校(7/9)
・南部町立会見第2小学校(9/3)
・鳥取県立日野高等学校(9/17)
・鳥取県立皆生養護学校(10/2)
・八頭町立八東小学校(10/2)
・米子市立就将小学校(10/3)
・湯梨浜町立東郷小学校(10/15)
・倉吉市立河北中学校(10/24)
・鳥取県立青谷高等学校(11/7実施予定)
・境港市立誠道小学校(11/13実施予定)
・鳥取県立鳥取養護学校(1126実施予定)
・鳥取市立美保小学校(12/10実施予定)
・倉吉市立灘手小学校(1/28実施予定)
・米子市立尚徳小学校(2/6実施予定)
・青翔開智(中学校・高等学校)(2/6実施予定)

(2)UD出前講座
・鳥取市立美保南地区公民館(5/10)
・米子市立大篠津公民館(7/11)
・三朝西小学校3年生保護者(7/11)
・日南町立日南小学校保護者(10/21)
・南部町ふるさと交流センター(11/9実施予定)
・三朝西小学校4年生保護者(12/4実施予定)
・江府町教育委員会明徳学園(12/18実施予定)

(3)UD啓発キャンペーン
・よりん彩記念日フォーラム2014(4/27)
・カラーユニバーサルデザイン講演会(7/25)→【芸文祭連携】
・ガイナーレ鳥取と連携した人権啓発活動(8/3)
・県民総合福祉大会(8/28)
・あいサポートコンサート(10/4)→【芸文祭連携】
・芸文祭ファイナルイベント(11/1〜11/3、3日間)→【芸文祭連携】
・第56回倉吉市社会福祉大会(11/7実施予定)
・人権週間フォーラム(12/6実施予定)
・企業トップセミナー(2月実施予定)

(4)県庁UD運動
《基礎研修》
・9月末現在各事務所において7回実施 受講者数95名
 (6回実施予定)
《ステップアップ研修(8/28)》
・県庁講堂において実施 受講者数87名

(5)その他
《学校・公民館等への啓発パネルなどの貸出し》
(10月末現在 予約を含め8団体(12回)貸出し)

これまでの取組に対する評価

これまでの普及啓発の取組により、ユニバーサルデザインの県民への認知度は向上しているものと思っていたところ、本年度実施した人権意識調査結果では、回答された方の年齢層(50歳以上)が約65%を占めていたとはいえ、認知度が前回調査と比較して横ばいであった。 今後は、高齢層への普及啓発を含め、より一層の啓発を行う必要と思われるが、これまでの取組の成果で、出前授業の希望校、出前講座の申込数、UDグッズの貸出しなどは増加傾向にあり、県民に対するUD啓発はもちろんのこと、カラーUDの啓発を含めて、人権尊重の社会実現のために、人権尊重の基本理念の3本柱の一つでもある「UD推進」を強力に推し進める必要がある。
 また、県庁UD運動として平成23年度から県職員を対象としたUD基礎研修、平成25年度からは、行政施策により反映されること目的に外部講師を招いたUDステップアップ研修を実施しているところ。
 多くの職員の参加をいただいているが、UDは行き届いた感があるため、庁内にカラーUD「色づかいへの配慮」を広める必要から、研修内容にカラーUD部分を厚めにして、来年度も基礎研修として実施し、より職員への一層のUDの浸透及びカラーUDの普及を図る上でもUD基礎研修及びカラーUDセミナーを実施する必要がある。

工程表との関連

関連する政策内容

ユニバーサルデザインの推進

関連する政策目標

○UD及びカラーUDに関する理解促進と認知度向上を図る。
○県庁におけるUD及びカラーUDの一層の推進を図る。
○誰もが暮らしやすいと感じるユニバーサル社会の実現。


財政課処理欄


 講師謝金の単価を精査しました。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 3,000 704 0 0 0 0 0 0 2,296
要求額 2,720 432 0 0 0 0 0 0 2,288

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 2,580 432 0 0 0 0 0 0 2,148
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0