(1)販路開拓コーディネート事業(県産品の販路拡大・開拓)〔販路開拓コーディネーター2名を設置(継続)〕
【要求額11,922千円 (H26予算額 10,835千円)】
県内事業者の商品を関西圏で販路開拓に耐えうる商品へ向上(ブッシュアップ)するための支援や、定番商品化を進めて県産品の販売促進を図る。(販路開拓相談・商品相談、マッチング等は随時実施)
ア 「商品クリニック」の実施(県内で2回)
関西バイヤー等が直接、商品改良及び経営改善等について助言等を行い、県内事業者の関西圏での商品力の向上を図る。
イ 営業研修の実施(県内で1回)
関西バイヤーが直接、営業ノウハウ等について助言等を行い、県内事業者の関西での営業力の向上を図る。
ウ 関西本部主催「定期商談会」の実施(当本部交流室で2回)
県内事業者の商品を関西のバイヤー等に売り込むため、関西本部主催の定期商談会を開催する。
(県内事業者20社/回程度出展、関西バイヤー50社以上を予定)
エ 関西での同行営業
関西バイヤーへ同行営業することにより、県内事業者の実地経験を生かした、自主的な営業活動ができるように促す。
オ 関西のバイヤーの県内事業者案内
県産品の取扱いを検討している関西バイヤーに同行して、県内事業者への案内や商談等を行う。
カ 積極的な情報の提供・情報発信
県内事業者の商品相談や同行営業の参加を促すとともに、関西バイヤーへの情報発信(広告掲載)により、新たな関西バイヤーの発掘を行う。
キ 商工会等の商談会への県内事業者の参加支援
販路開拓コーディネーターのアテンド等による県内事業者のフォローや、商談会の募集段階での情報提供(メルマガ、商工会等)
ク 民工芸品に関する情報発信・販路拡大
百貨店等での伝統工芸展への参加支援及び和紙展・弓浜絣展や陶芸展等の開催を支援する。
(2)「食のみやこ鳥取県」に関する情報発信及び、関西における流通情報の収集及び情報発信
県産農畜水産物などの食材、加工品等を関西圏へPRする。
ア 鳥取県フェアなどでの情報発信・販路開拓
・鳥取県フェア(あべのハルカス近鉄本店、阪急百貨店、量販店
等)の開催支援。
イ 県産農畜水産物の情報発信・消費拡大
・すいか、二十世紀梨、松葉がに等、旬の食材のPRを行う。
・JAグループ、漁業団体及び卸売会社等との連携により、一般消費者を対象とした農畜水産物のPR(試食宣伝販売、初販売式、食べ方教室など)を行う。
ウ 農畜水産物に関する関西消費地情報の産地フィードバック
・市場情報の収集・発信
・消費者情報の収集(モニター販売、試食販売等)・発信
・農水産物の市場流通統計情報の発信
・小売店・量販店等での小売価格調査・発信(二十世紀梨等)
エ 販路開拓・商談会情報、イベント情報等を県内に発信
・市場開拓情報(DB)
・関西本部メールマガジン
・関西本部ホームページ
・県人会報、各種会議・会合等での発信等
(3)メイドインとっとり見える化推進事業
〔販路開拓コーディネーター1名を設置(継続)〕
【要求額8,627千円 (H26予算額 7,270千円)】
関西における県産品のファン(消費者)を増やして消費拡大を図るため、常時県産品を買うことができるインショップの販売促進や食育等の実施に取り組む。
ア インショップ(県産品をまとめて販売するコーナー)の販売促進、新規開拓
〔共通内容〕
・販売PRの実施(試食販売、着ぐるみPR)
・チラシ、HP、メルマガ、県人会等での情報発信
・媒体広告など
〔個別内容〕
(ア)ピーコックストア千里中央店「トリピーショップ」
・試食宣伝販売を実施(毎月2回×各2日間)
・イベント企画(2回×2日間)
(イ)いしはら商店「鳥取チャレンジコーナー」
・新商品のモニター販売、商品開発助言等(委託)
・試食販売等PRイベントの実施(年4回)
(ウ)あべのハルカス近鉄本店「鳥取特集コーナー」
・試食宣伝等PRイベントの実施(1週間を年4回)
(エ)新規インショップ
・試食販売等PRイベントの実施
イ 食育の実施
・県産品の食育(食べ方、産地情報提供など)
・JA等団体主催の食育への協力(学校、保育園等)
・関西事業者主催の食育への協力
ウ その他
・「関西で買える鳥取県産品リスト」の作成
・小規模な鳥取県フェアにおける県産品PR(量販店等)
(1)県産品の定番商品が増加傾向
販路開拓コーディネーターが設置されて8年目で、その活動とともに関西で取り扱われる県産品の定番化が増加傾向である。県産品には冷凍品もあるため、その定番化も進めていく必要がある。
(2)できた商品を売るから、売れる商品づくりへ
関西での販路開拓のためには、買っていただける商品の提供が必要であり、そのためには商品力と県内事業者の営業力の向上が必要である。
(3)関西圏での鳥取県ファン(消費者)の増加が必要
本県に近い大消費地である関西圏は、県産品の重要な販売先であり、中核的百貨店での県産品のPR、いつでも県産品を買える店(インショップ)の展開や、食育等による鳥取県ファン(消費者)の増加は本県の重要な課題である。