1 査定結果
周産期医療情報システムの運営のため、総合周産期母子医療センターである鳥取大学に対して行う運営委託について、周産期医療協議会に係る経費(129千円)について減額査定されたもの。
2 調整要求内容
周産期医療情報システムについては、システムの効率的な運用を図るためH25〜H26で改修を行っているところであり、改修後のシステムの運用上の課題、不具合、修正点等についても随時参加医療機関の状況を把握し、今後の改修の必要性等について鳥取県周産期医療協議会において整備・運用に関する事項を協議する必要がある。
同協議会における資料作成等については同システムを運用する専門的な知識を有する者によることが必要となるため、委託先で参加医療機関及び各医療機関の電子カルテシステム等の提供業者との打合せを行うための人役についても委託業務に含む必要がある。
システム改修による患者からの同意書の徴収などの運営体制の変更により、参加医療機関内の調整、セキュリティの強化などH25までの内容と異なる業務が発生していることから、総額の範囲内での実施は困難。
【システムの課題抽出及び協議資料作成に必要となる業務】
・参加医療機関、各提供業者との調整、打合せ
・資料作成
・鳥取県周産期医療協議会への参加
3 調整要求額
(千円)
区分 | 既査定額 | 調整要求額 | 合計 | 財源内訳 |
周産期医療情報システムの運営 | 2,679 | 129 | 2,808 | 国1/3
県2/3 |
4 事業の概要
産科医等の不足により医療従事者の負担が大きい周産期分野において、安全、安心な出産ができる医療提供体制を整備するため、鳥取大学医学部附属病院の総合周産期母子医療センターを中心とした周産期医療情報システムを構築し、搬送コーディネーター事業と連携したハイリスク患者への迅速かつ的確な対応と、拠点病院の業務の円滑化による負担軽減を図るため関係機関と連携して事業を進めている。
(1)周産期医療情報システムの運営
総合周産期母子医療センターである鳥取大学へ委託
・障害時の窓口対応経費(12ヶ月分)
・患者情報等を格納するソフトウェア等の保守費
・システム監査ログ集計経費
・セキュリティアップデート作業 など