1 査定結果
フォーラム開催経費について、24年度から3年間実施し、一定の成果があり当初の目的を果たしたと判断し、計上しない。
2 事業内容
困難な状況にある若者について理解を深めていただくとともに、相談機関の利用促進のためのPRを兼ねたフォーラムを開催する。
【時期】 平成27年11月(子ども・若者育成支援強調月間)予定
【会場】 米子コンベンションセンター(予定)
【対象】 ニート・ひきこもり・非行・不登校等の困難な状況にある本人・家族、支援を行っている団体・個人、一般県民
【内容】 講演、県内相談機関の活動紹介(家族支援も行っていることや、支援の事例を含む。)
【手法】直営
3 調整要求理由
(1)現状
・対象者(困難な状況にある者・家族)、特に義務教育終了後のニート、ひきこもりの状態の方が把握しきれない。
・新たな対象者も発生する。
⇒支援を必要としている対象者に情報を届けることが十分にはできていない。それにより、支援を受けられずにいる方もあると考えられる。・・・3年目となる今回のフォーラムをきっかけに相談された方が複数あったことからも推測できる。
これまで3年間実施してようやく周知され始めたばかり。
(2)必要性
相談したいのにどこに相談したら良いかわからない方、情報を必要とされている方に個別にアプローチすることができない中で、早い段階で相談し、適切な支援を受けていただけるよう情報を届けるため、今後も継続してフォーラムを実施することが重要と考える。
(3)フォーラム実施により期待できる効果
・対象者に支援機関の情報が届くことで、相談につながり、適切な支援につながる。
※広く県民の方に知ってもらうことで、「相談先がある」ことや「家族支援が受けられる」ということを知らないで家族の中だけで悩みを抱えている方にも、周囲の方(親戚や地域の民生児童委員の方等)を通じて情報が届く。
・困難な状況にある若者に関する正しい理解が深まる。
・支援者にとって、適切な支援を行う(他機関で連携して支援を進める)参考になる。
(4)意見等
<「とっとり若者自立応援プラン」検討部会委員からの周知の必要性に関する意見>
・相談したい人はたくさんいるが、相談する場所が分からない親が多いのでPRを充実させるべき。
・相談機関に関する情報を色々な手段で提供するのが良い。家族はなかなか相談に踏み切れずに困っているのを感じるので、家族や保護者への情報提供や相談機関のPRは重要。
・相談に至らず、潜在化している問題がある。
<フォーラム参加者アンケート結果>
※参加者には、当事者家族と思われる方も多い。
・「子供が現在、中学校で不登校である。なんとか寄り添っていきたいと参加した。」
・「ひきこもりをどうすればよいのか方策を探している。今日のようなフォーラムを定期的に開催してほしい。『ひきこもり家族』は情報を欲しがっている。」
・「家族としての対応の仕方等の知識を得るため参加した。支援機関等を知ることができて、大変良かった。講師のお話はとてもとても参考になり、勇気づけられる部分も多くあった。実践していきたいと思う。」
4 積算根拠
科目 | 上:当初要求額
下:(査定額)(千円) | 調整要求額
(千円) | 内容 |
報償費 | 134
(0) | 74 | 講師、パネリスト(2名) |
特別旅費 | 105
(0) | 80 | 講師旅費、パネリスト旅費(県内2名) |
需用費 | (標準事務費) | (標準事務費) | 広報チラシ印刷 |
使用料 | (標準事務費) | (標準事務費) | 会場使用料 |
委託料 | 270
(0) | 0 | 記録DVD製作委託(100枚) |
計 | 509
(0) | 154 | |
○パネリスト :計6名→公的機関職員以外の2名
○コーディネーター :1名→公的機関職員なので削除
⇒報償費△60千円、旅費△25千円
○記録DVD制作委託 : 実施なし
⇒委託料△270千円