現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成27年度予算 の 教育委員会のチーム特別支援学校医療的ケア充実プロジェクト事業
平成27年度
9月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:教育費 項:教育総務費 目:教育振興費
事業名:

チーム特別支援学校医療的ケア充実プロジェクト事業

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教育委員会 特別支援教育課 指導担当  

電話番号:0857-26-7575  E-mail:tokubetusienkyouiku@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 0千円 0千円 0千円 0.0人
補正要求額 4,556千円 0千円 4,556千円 0.0人
4,556千円 0千円 4,556千円 0.0人

事業費

要求額:4,556千円    財源:単県   追加:4,556千円

事業内容

1 概要

 医療的ケア(痰の吸引、経管栄養、薬液の吸入、呼吸器の管理等)を必要とする幼児児童生徒が、より安全な学校生活が過ごせるように医療的ケア実施体制の整備と教育の充実を図る。

2 現状と課題

(1)非常勤看護師に関する現状と課題

    ○非常勤の看護師のみでは、保護者、担任との連携を含め、医師、関係機関等との連絡調整等について責任を持つ職員が不明確である。また、時間的制約により、校内ケア会議等への参画時間が取れず、情報共有しにくい。
    ◎常勤看護師を配置し、ケア実施内容に関する看護師の意見集約、連携・連絡調整、協議会への参画、校内・校外研修等、医療的ケア実施体制の充実・強化が必要である。
    ※現在、問題なく運営している倉吉養護学校と皆生養護学校には、中心となる看護師がいるが、非常勤職員であり、退職することが想定されるため、今後に不安がある。

    (2)医療的ケア実施内容と学びの場の決定に係る現状と課題
    ○幼児児童生徒の重度重複化、医療的ケアの複雑化・高度化に伴い、校長が学びの場を決定する際に難しい判断をするケースが増えてきており、校医との相談だけでは決めかねる状況がでてきている。
    <例>
    ・医療的ケアに関する準備(姿勢の調整、数値の確認)、実施の時間を合わせると学校にいるほとんどの時間、医療的ケアが必要。
    ・呼吸障がいの状態が不安定で、頻回な医療的ケアが必要。
    ・人工呼吸器装着で自発呼吸がないために、慎重な対応が必要。
    ・気管切開部の処置を、気管の内壁に傷がつかないように行うために複数名による慎重な対応が必要。

    ◎校長が医療的ケアの実施内容と学びの場を決定するために、専門的な知識を有する者からの助言を受けることができる体制整備が必要である。

3 教育における医療的ケアの充実の必要性

 全ての幼児児童生徒の健康な生活を保障し、最大限度の発達を促すためには、一人一人に合った教育とそれを支える医療的ケアが必要になる。そのため、学びの場の決定について助言等を行う教育支援チームの業務拡充と、適切な医療的ケア運用を行うための常勤看護師を配置し、校長のリーダーシップのもと学校内の教職員がそれぞれの専門性を発揮して教育効果を高めていく。

4 事業内容

(1)常勤看護師の配置
鳥取、倉吉、皆生の各養護学校へ常勤看護師(正職員)を各1名配置する。鳥取養護学校は速やかな体制整備のため、27年度中途から、倉吉、皆生については、28年度から配置する。
区分
当初予算
補正前
補正後
非常勤
非常勤
常勤
非常勤
鳥取養護学校

※1

※2
白兎養護学校
倉吉養護学校
皆生養護学校
14
15
14
15
※1:看護師辞職後は、非常勤のうち2.5人役は鳥取県看護協会・県病院局からの派遣で対応(夏休み前まで)
※2:今回問題を受けて、既定予算内で一時的に体制強化(5→6名)(ただし、一学期末時点で1名欠員)

○常勤看護師の業務は、看護師の統括、医療的ケアの実施、教育としての充実を図るため特別支援教育コーディネータや、自立活動部長との連携等。

(2)教育支援チームの業務拡充
<当初予算時点の業務> ※8月中に立ち上げ予定
(1)就学に関する保護者との合意形成が困難な場合の市町村教育委員会への相談・助言
(2)市町村における教育支援委員会(就学指導委員会)への助言・支援
  
<拡充する業務>
(1)県立特別支援学校における医療的ケア実施決定困難な内容について、校長への助言
(2)県立特別支援学校における医療的ケアが必要な幼児児童生徒の学びの場等の決定に際して、校長への助言
○教育支援チームのメンバー増員 10名→14名
○医療的ケアの実施と学びの場の助言を行うため、専門性の高い次の者をメンバーとする。
メンバー
期待される役割
医師脳神経小児科医師等による専門的な助言
看護師想定される処置や実施難度に関する助言
大学教授地域包括医療等の観点からの助言
退職校長教育の観点からの助言
※当初予算時点では、市町村の学校を支援するために医師、心理士、特別支援に関する学校関係者(計10名)をメンバーとして想定。

5 要求額

(1)常勤看護師の配置(3,476千円)
    ○給料、職員手当等、共済費
(2)教育支援チームの業務拡充(1,080千円) 
支出科目
金額(千円)
内容
報償費
828
支援チーム(4名)を鳥取養護学校、倉吉養護学校、皆生養護学校に各6回(想定:2ケース×3回)派遣。
特別旅費
252

常勤看護師配置後の組織体制






要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既整理額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 4,556 0 0 0 0 0 0 0 4,556
保留・復活・追加 要求額 4,556 0 0 0 0 0 0 0 4,556
要求総額 4,556 0 0 0 0 0 0 0 4,556