現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成27年度予算 の 福祉保健部の肝炎治療特別促進事業
平成27年度
11月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:衛生費 項:公衆衛生費 目:生活習慣病予防対策費
事業名:

肝炎治療特別促進事業

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福祉保健部 健康政策課 がん・生活習慣病対策室  

電話番号:0857-26-7769  E-mail:kenkouseisaku@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 0千円 3,106千円 3,106千円 0.4人
補正要求額 356,167千円 0千円 356,167千円 0.0人
356,167千円 3,106千円 359,273千円 0.4人

事業費

要求額:356,167千円    財源:国1/2   追加:356,167千円

事業内容

1 事業概要

(1)制度の概要

     B型肝炎、C型肝炎の早期治療を促進し、肝硬変や肝がんへの進行を未然に防ぐ観点から、肝炎治療にかかる月々の自己負担額を、世帯の所得に応じて軽減する医療費助成制度。
     肝炎治療受給者証交付申請者に対し、県が認定審査の上、肝炎治療受給者証を交付し、指定する医療機関に受給者証を提示することにより、保険医療費の月額自己負担上限額を上回る額を助成(現物支給)する。
    (2)実施主体  

    (3)補助率    国1/2、県1/2

    (4)助成対象

    ア 鳥取県内に住所のある方

    イ C型ウイルス性肝炎の根治を目的として行われるインターフェロン治療、インターフェロンフリー治療並びにB型ウイルス性肝炎に対して行われるインターフェロンフリー治療及び核酸アナログ製剤治療で、保険適用となっているもの。(※当該治療を行うために必要となる初診料、検査料、入院料、薬剤料についても助成の対象)
    ウ 月額自己負担上限額は、世帯の市町村民税(所得割)課税年額に応じて規定される。
    エ 肝炎インターフェロン受給者証の有効期間は1年間
    (5)公費負担の範囲
    医療費
    保険料負担
    (ア)窓口負担額(3割)
    高額療養費
    負担
    高額療養費個人負担限度額
    7割
    (イ)
    高額療養費制度により負担
    (ウ)
    自己負担上限額
    (エ)
    公費負担額
    上位所得層
    20,000円
    (国・県1/2)
    下位所得層
    10,000円

    「(エ)公費負担額」=「(ア)窓口負担額」−「(イ)高額療養費負担額」−「(ウ)自己負担上限額」

    ※高額療養費とは
     1ヶ月の医療費の自己負担額(3割相当)が高額となった場合に、一定の金額(高額療養費個人負担限度額)を超えた部分が払い戻されるもの。

    <参考>
    【インターフェロンとは】
    インターフェロン(IFN)は、ウィルスに対抗できるよう体内で作られる物質である。
     ただ、C型慢性肝炎の場合、ウィルス量が多く、体内で生産されるIFNでは、多くのウィルスを退治するためには不足するため、薬として外から大量のIFNを体内に投与する必要がある。
     体内に入ったIFNには、ウィルスが増殖することを阻止する効果がある。
    【核酸アナログ製剤とは】
     ウイルスの遺伝子合成を抑える作用があり、ウイルスの増殖を抑制する抗ウイルス剤の一種でB型肝炎の代表的治療薬の一つ。現時点では、ラミブジン、アデホビル、エンテカビルが保険適用となっている。
    【インターフェロンフリー治療とは】
     インターフェロン(IFN)を用いず、高率にウイルスを除去できる治療法である。現在、保険適用となっているものは、ダクラタスビル・アスナプレビル併用療法、ソホスブビル・リバビリン併用療法、レジパスビル・ソホスブビル配合錠であり、インターフェロン治療が不適格、不耐容又は無効の患者に対するもの。

2 背景

平成27年8月に保険適用となったインターフェロンフリーの新薬(ハーボニー)は、著効率100パーセントでかつ副作用もないということで多くのC型患者が使用することが想定されていたが、11月に開催予定の審査会では90件と予想を上回る申請件数となっている。
ハーボニーは1錠が80千円と高額であり、12月以降の審査会においてもかなりの申請件数が想定され、助成対応するための増額補正。
【要求額】 356,167千円
(内訳)
執行見込額(ハーボニーを除く)

122,194千円(A)
ハーボニー所要額見込み
450,192千円(B)
 所要額見込み
572,386千円(C)=(A)+(B)
現予算額

  216,219千円(D)
不足額(要求額)

   356,167千円(C)-(D)






要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既整理額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 356,167 178,083 0 0 0 0 0 0 178,084
保留・復活・追加 要求額 356,167 178,083 0 0 0 0 0 0 178,084
要求総額 356,167 178,083 0 0 0 0 0 0 178,084