事業目的
現在外国人観光客等へのサービス向上のために行っている、公衆無線LAN(Wi−Fi通信)サービスの「鳥取どこでもブロードバンド」について、更なる外国人観光客への利便性向上と、災害時における情報提供等を容易にすることが可能なシステムへの改修を行うとともに、県が整備した施設以外の民間既存施設を利用したWi−Fi通信サービス環境の充実を行う。
事業概要
1.鳥取どこでもブロードバンドのアクセスポイントについて、全国で13万アクセスポイントが利用可能となっているNTTの「Japan Connected-free Wi-Fi」に加盟し、共通の認証方式で利用できるようにすることにより、更なる利便性向上を図る。
2.県内の約400箇所に設置してあるNTTのWi−Fiサービス「DoSPOT」アクセスポイントの内、SSIDの追加が可能な約300箇所について、県独自のSSIDを設置し利用者への利便性向上を図る。
<県におけるメリット>
・Wi-Fi接続が簡単になり、利用者の利便性が向上
・県のWi-Fi箇所数が300箇所増える。(76箇所⇒376箇所)
・災害時等の設定切り替えがスムーズになる
<費用の負担増>
年額約680万円
(現行2,054千円 ⇒ 事業後8,854千円) |
背景
外国人旅行者が国内でWi-Fiを利用する場合、メール認証操作やパスワード入力操作等が煩雑に感じたり、認証や設定方式もさまざまなためWi-Fi利用上での大きな弊害となっている。そのため同一の認証行為でより多くのWi-Fi通信事業者へ接続が容易に行える利用方式の導入が望まれている。また、県が独自でWi-Fi設備の整備を行ったり、補助金による普及を図っているが、より多くのWi-Fi利用者に件のWi-Fiサービスが提供できるよう、多種多様な施設へ既に設置がされている民間のアクセスポイントの利用を検討していた。
所要経費
1.鳥取どこでもブロードバンド管理用サーバー等更新に係る審査会費用費
・報酬 8,900円×2人×2回=36千円
・費用弁償 10,000円×2人×2回=40千円
2.Japan Connected−Free Wi−Fi参画費
○スケジュール
・運用開始予定 平成28年4月(申込みのみ27年度)
○事業費
・NTT初期経費 500千円(キャンペーン期間のため0円)
(参考)運用経費は、1箇所当たり月額100円
3.DoSPOTへのSSID追加費用
○スケジュール
・平成27年10月〜12月 既設店舗等への依頼期間
・運用開始予定 平成28年4月
○事業費
・初期費用(運用経費は不要)
SSID新規作成費 54千円
時間設定変更 54千円
利用料 1,440円(1AP単価)×300箇所=432千円
合計=540千円
参考(債務負担行為での要求内容)
現在アクアセスポイント側で行っていた制御、運用内容(メール認証可否・接続回数・接続時間・フィルタリングの設定、ホームページ接続等)について、管理サーバー側で全て一元的にできるものにする他、災害時におけるホームページへの自動切替や運用変更も管理サーバー側で対応できるものにする。また、外国人観光客の利用状況を把握するためのログデータ集計や管理機能を追加する事により今後の観光集客政策に役立てる。