県が平成25年度に実施した「鳥取県における少子化対策等アンケート調査」において、子育ての経済的負担は、8割近くが負担を感じており、具体的には「大学時期、幼児期・小中高校期の保育・教育費用」に加えて「塾や習い事」の費用も負担となっている。しかし、経済的な負担が軽減されれば、さらに子どもを持っても良いという意見が6割に達しており、少子化対策には経済的な負担軽減策が重要となっている。
【参考】少子化対策等に関するアンケート調査結果(抜粋)
ア 理想的な子どもの数と将来持つ予定の子どもの数
理想的な子どもの数 | % | 将来的な子どもの数 | % |
1人 | 2.6 | 1人 | 11.8 |
2人 | 33.7 | 2人 | 46.9 |
3人 | 56.2 | 3人 | 29.8 |
4人以上 | 6.3 | 4人以上 | 4.7 |
不明等 | 1.2 | 不明等 | 6.8 |
⇒理想的な子どもの数は、「3人」、現実では「2人」
イ 将来的に持つ予定の子どもの数が理想的な子どもの数より 少ない理由(複数回答)
理由 | % |
子育てや教育にお金がかかりすぎる | 65.6 |
高齢での出産に不安がある | 40.0 |
育児の精神的、身体的不安が大きいから | 25.6 |
自分の仕事に差し支えるから | 23.1 |
欲しいけれどもできないから | 14.4 |
健康上の理由から | 10.3 |
家が狭いから | 9.2 |
⇒子育て費用等の経済的負担が最大の理由
ウ 子育ての経済的負担が大きいと思いますか。
回答 | % |
そう思う | 54.1 |
ややそう思う | 26.1 |
どちらとも言えない | 8.5 |
そう思わない、あまりそう思わない、不明等 | 11.3 |
⇒「経済的負担が多い」が8割
エ 経済的負担の理由(複数回答)
理由 | % |
大学の時期の教育費用 | 60.4 |
塾や習い事などの教育費用 | 46.5 |
乳幼児期の保育・教育費用 | 43.2 |
小中高等学校期の教育費用 | 36.8 |
大学の時期の衣食住に関する費用 | 30.2 |
オ 経済的負担が少なければ、さらに子どもを持ってもよいか。
回答 | % |
そう思う | 37.1 |
ややそう思う | 22.6 |
どちらとも言えない | 22.8 |
そう思わない、あまりそう思わない、不明等 | 17.5 |
⇒さらに子どもを持つことを考えても良いが6割