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平成27年度
6月補正予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:総務費 項:防災費 目:消防連絡調整費
事業名:

元気な消防団づくり支援事業

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危機管理局 消防防災課 消防・保安担当  

電話番号:0857-26-7062  E-mail:shoubou@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 2,195千円 3,817千円 6,012千円 0.3人
補正要求額 2,500千円 1,553千円 4,053千円 0.2人
4,695千円 5,370千円 10,065千円 0.5人

事業費

要求額:2,500千円    財源:国10/10 

事業内容

1 事業の目的

 鳥取県全県をホームタウンとする地域密着型のJリーグ加盟プロサッカークラブ「ガイナーレ鳥取」と地元消防団が連携し、ホームゲーム等における消防団のPRイベント、ガイナーレ鳥取の広報機能やスマートデバイスを活用した新たな消防団PR活動等を展開することにより、女性や若者をはじめとして幅広く消防団活動への理解と消防団への入団促進を図る。

2 事業の概要

 山陰唯一のJリーグ加盟プロサッカークラブである「ガイナーレ鳥取」は、クラブスピリッツに「スポーツを通したまちづくり、人づくり」を掲げ、地域との交流活動を行うなど地域に密着したクラブ運営を行っている。また、県内では数少ないプロスポーツゲームが開催されることから、連日、テレビや新聞等で報道され、子どもや若者、女性から高い人気を集め、熱気のある多くのサポーターやボランティアから支援を受けるなど、「ガイナーレ鳥取」は地域に夢と希望と勇気を与える存在となっている。

     その「ガイナーレ鳥取」がホームゲーム(米子市:チュウブYAJINスタジアム)等を通じて、同じく地域に密着し、郷土愛護の精神で地域貢献活動を行う消防団を応援することで、特に子どもや女性、若者に対する消防団活動への理解とイメージアップを図ることができ、消防団への入団促進へ繋げていく。
     なお、本事業は消防庁の「平成27年度女性や若者をはじめとする消防団加入促進モデル事業」に応募中の事業である。

3 事業の内容

(1)事業名 
   地域を元気にするガイナーレ鳥取と消防団との連携事業

(2)事業内容
区分
主な内容
消防団応援スペシャルマッチ開催消防団の活動紹介や入団促進PRを強力に実施するため、秋季火災予防運動のプレイベントとして、10月18日(予定)のホームゲームで「消防団応援スペシャルマッチ」を開催
消防団員・家族に対する感謝の気持ちア 消防団員の家族に感謝〜ホームゲーム無料招待プレゼント〜
イ ガイナーレ鳥取の一日消防団長
ウ 消防団員の奥様へ感謝のプレゼント
エ ガイナーレ鳥取スポンサーに対する「消防団応援の店」の推進
女性や若者へ地域に貢献する消防団活動をPRア 消防団紹介展示ブースの設置と消防団の活動体験の実施
イ 来場者へ消防団PRグッズを配布
ウ スマートデバイスを活用した消防団活動・応援広告
エ サポーター・ボランティアスタッフによる消防団応援活動
少年消防クラブ等による消防団員の育成ア 少年消防クラブによるエスコートキッズ
イ ガイナマンと少年消防クラブ員による消火訓練
ウ 消防団員の子供と少年消防クラブのクラブ員を対象としたサッカー教室
エ ガイナマンによる防火訪問、火災予防運動
その他、消防団活動との交流ア ロゴマーク等の作成によるガイナーレ鳥取×消防団応援PR
イ スタジアム内の看板等による消防団PR
ウ 鳥取県消防応援団の結成による応援体制強化

(3)事業費
 2,500千円(国10/10)


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

消防団は、地域密着性、要員動員力及び即時対応力を特性とした地域防災力の要であるが、鳥取県内の消防団員数は、昭和40年代前半のピーク時からほぼ半減し、平成26年4月現在、条例定数5,463人に対し、実人員5,133人(充足率94%)となっている。一方、近年、消防団活動における女性の視点や役割に期待が高まり、女性消防団員を採用する消防団が増え、女性団員数は増加しているが、少子高齢化や過疎化、地縁関係の希薄化等の影響で、今後も消防団員の減少による地域防災力の低下が懸念されている。また、消防団員の就業形態も被雇用者が78%を占め、消防団員の活動環境の整備・処遇改善等も重要な課題となっている。
近年、災害がますます複雑化、大規模化しており、県民生活にとって大きな脅威となっている。あらゆる災害から安全・安心の県民生活を守り、地方創生を着実に進めるため、平成25年12月に公布された「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」の主旨を踏まえ、消防団を中核とする地域防災力の更なる充実強化に積極的に取り組む必要がある。
 鳥取県では、消防団活動を支援し、その活動を県民へ広くPRするなど、消防団活動に対する県民の理解と協力、県民の防災マインドの醸成を図るとともに、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律の主旨を踏まえ、新たな事業にも積極的に取り組んでいるところである。
(1)消防団活性化推進表彰(平成18年度〜)
(2)鳥取県防災・危機管理対策交付金(平成21年度〜)
(3)県職員に対する入団促進(平成24年度〜)
(4)県広報誌による消防団活動の紹介、新聞広告(まんが)による消防団員募集(毎年度)
(5)消防団を中核とする地域防災力強化モデル委託事業(平成26〜27年度)
(6)消防団応援の店実施補助事業(平成27年度)
(7)県民と共に守る防災活動実践事業(平成27年度〜)

これまでの取組に対する評価

これらの事業を通じて、女性消防団員の増加、消防団協力事業所表示制度の導入市町村の増加、消防団員の身分証明となる消防団員証の発行市町村の増加など、着実に消防団の加入促進に繋がる成果が現れてきている。また、家族や地域への想いが消防団活動の原動力になっていること、消防団に対する地域の感謝と尊敬の念が消防団活動を支えていることを再認識したところである。
 これらの成果を活用し、県民一人ひとりの消防団活動に対する理解を深め、県全体で消防団活動を支える気運の醸成を図るとともに、消防団活動の担い手として期待される女性や若者の関心を強力に高めるためには、本モデル事業の実施が必要不可欠であり、これまでの取組の成果をより一層高める有効策であると考える。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 2,195 0 0 0 0 0 0 0 2,195
要求額 2,500 2,500 0 0 0 0 0 0 0