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平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:高等学校費 目:高等学校管理費
事業名:

高等学校水産海洋練習船実習費

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教育委員会 教育環境課 高等学校整備・情報化担当  

電話番号:0857-26-7698  E-mail:kyouikukankyou@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算要求額 210,967千円 5,436千円 216,403千円 0.7人 0.0人 0.0人
26年度当初予算額 154,677千円 5,417千円 160,094千円 0.7人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:210,967千円  (前年度予算額 154,677千円)  財源:単県 

事業内容

1 概要

境港総合技術高校における海洋練習船「若鳥丸」及び「わかたか」を利用した水産実習の運営を行う。海技師、海上特殊無線技師、小型船舶操縦士等の専門的な資格取得を推進するとともに、水産関連産業の後継者育成を目的とした実習を展開している。 


    <主な実習内容>
     ・漁業実習
     ・船舶の運航実務(操船、船舶機関、航海計器、電気工学等)
     ・海洋観測、生物資源調査 等

    <実習の様子>
     
         操舵号令実習           航海日誌の作成

     
         海図の講義              イカ釣り実習

2 実習船仕様

若鳥丸
わかたか
竣工年月
平成15年3月平成9年3月
総トン数
516トン19トン
総工費用
15億654万円1億8,818万円
全長
50.5メートル14.93メートル
最大搭載人員
68名15名
主な実習内容
長期航海実習、イカ釣り漁業実習、計器実習、船用機関学習、ダイビング実習、マリンスタディなど操船実習、計器実習、船用機関学習、ダイビング実習、マリンスタディなど

(若鳥丸)


(わかたか)

3 運航計画

水産関連産業の魅力を感じながら、段階的に学習することができる実習を実施している。これにより、生徒の水産関連産業への興味や探究心を深めるとともに、進路意識を高め、水産関連産業への就職者を育成している。

 1年生 船内生活の体験を通じて、海、船、魚に興味を持つ
 2年生 船舶職員としての自信を持つ
 3年生 企業見学等を通じて自身の進路を考える

<年間計画>

若鳥丸
わかたか
4月
操船実習等(16時間)
5月
1年生下関体験航海(上旬)操船実習等(40時間)
6月
2年生瀬戸内航海(上旬)操船実習等(44時間)
7月
3年生沖縄潜水航海(上旬)
中学生体験入学(下旬)
操船実習等(41時間)
8月
マリンスタディ(上旬)
食品ビジネス科国際航海(下旬)
操船実習等(34時間)
9月
2年生イカ釣り航海(上旬)操船実習等(46時間)
10月
2年生国際航海(中旬〜)操船実習等(31時間)
11月
2年生国際航海(〜下旬)操船実習等(39時間)
12月
中間検査(下旬〜)操船実習等(13時間)
1月
中間検査
2月
中間検査(〜上旬)
3月

4 事業費内訳

(上段括弧書きは前年度予算額)

費目
要求金額
(千円)
内容
旅費
(3,129)
3,169
中間検査、実習船運営協会研究協議会等
需要費
(52,836)
68,182
燃料費、餌料、釣具、光熱水費等
役務費
(10,446)
10,161
船舶検査印紙代、船舶電話、海事衛星通信、損害保険加入料、通信運搬費 等
使用料及び
賃借料
(941)
943
船舶放送受信料、NHK受信料、
実習用ボート借上 等
工事請負費
(86,940)
128,289
中間検査受検費用 等
委託費
(98)
98
船内LAN運営保守委託
備品購入費
(162)
0
負担金
(125)
125
全国水産実習船運営協会会費
合計
(154,677)
210,967

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

実際に練習船に乗船して実習を行うことで、座学では学ぶことのできない、船舶の特性、船舶職員の業務、水産物の漁獲方法を身につけるとともに、水産業の重要性についての認識を深めている。

・海洋科の生徒だけではなく、工業科や商業科の生徒による乗船実習を行っており、卒業後の進路についての選択肢を広げている。

・「若鳥丸」は国際航海が許可されている漁船であり、国際航海や漁業に関わる技術や知識を学んでいる。

これまでの取組に対する評価

・平成17年度(第一期)卒業生で水産関係に就職したのは、水産関連産業2名、漁船員2名であったが、近年は水産関連産業7〜8名、漁船員1〜3名と、水産関連業に携わる生徒が増えてきている。

・漁船員になった生徒からは「乗船実習で貴重な経験をしたので、その経験を活かした仕事に就きたかった」という声もあった。

・卒業生は、実習での経験を活かし、県内外の水産業に携わっている。(主な就職先:境港魚市場、鳥取県漁協、なかうら、三井造船、海上自衛隊、水産大学校等)

・国際航海を通じて、必要な保安体制、衛星機器の使用方法、関連する条約などについて知識を深めるとともに、国際的に活躍することのできる生徒の育成を推進している。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 154,677 0 0 0 0 0 34 0 154,643
要求額 210,967 0 0 0 0 0 34 0 210,933