事業名:
東郷池の環境改善に向けた水生植物の再生に関する研究
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生活環境部 衛生環境研究所 水環境対策チーム
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
非常勤職員 |
臨時的任用職員 |
27年度当初予算要求額 |
4,117千円 |
6,212千円 |
10,329千円 |
0.8人 |
0.0人 |
0.0人 |
26年度当初予算額 |
0千円 |
0千円 |
0千円 |
0.0人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:4,117千円 (前年度予算額 0千円) 財源:単県
事業内容
1概要
東郷池で再生が強く望まれている水生植物の再生手法及び保全技術を確立し、本湖の環境保全及び自然再生に係る施策に資する。
2事業の背景・必要性
○湯梨浜町の「東郷湖活性化プロジェクト」でもセキショウモの再生が課題に挙げられている
○県の「東郷池の環境改善に向けたアクションプログラム」では、水生植物の再生に関する調査研究が求められている
○当所では国立環境研究所との共同研究としてシードバンクを活用した水生植物の再生手法を検討し、今年度、東郷池のセキショウモの再生に成功した
○「東郷池の環境改善に向けたアクションプログラム」の中で実施している「モク肥料化プロジェクト」の取り組みは、近年水生植物の発生が少なく実施できていないが、その面からも水生植物の定着が望まれている
3効果
水生植物は、水環境や生態系を維持する上で重要な機能を有しており、湖沼沿岸帯における生態系の基盤として重要な存在であることから、水生植物の再生・保全技術の確立により、湖沼生態系及び生物多様性の回復に貢献することができる。併せて、県が進める「東郷湖水質管理計画」や湯梨浜町の「東郷湖活性化プロジェクト」を後押しすることができる。
4事業費内訳
単位(千円)
内訳 | 内容 | 要求額 |
備品購入費 | 光量子計、伝導率ロガー、科学計量ソナー及び解析ソフトウエア(更新)の購入費 | 3,539 |
普通旅費 | 情報収集・協議のための旅費等 | 160 |
需用費 | 調査や実験に用いる資材・消耗品、分析試薬等 | 200 |
役務費 | ANAデスク | 120 |
使用料・賃借料 | 調査船の傭船料 | 98 |
合計 | | 4,117 |
5事業内容
シードバンクから再生したセキショウモを、周辺ビオトープや湖内沿岸域への定着実験を行う。また、本種の生育を阻害している要因を抽出し、湖内での再生及び保全技術を確立する。
単位(千円)
区分 | 事業内容 | 事業費 |
27年度 | ○基礎情報の収集
○湖内の生育適地の選定
○ビオトープを利用したの定着実験
○とりまとめ | 4,117 |
28年度 | ○湖内の生育適地の選定
○ビオトープを利用したの定着実験(継続)
○湖内沿岸域への定着実験
○とりまとめ | 600 |
※シードバンク:土壌や底質中に含まれる生存種子の集団
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○湖内で絶滅したと思われていた水生植物(セキショウモ等)をシードバンクから再生することに成功し、水槽内で中間育成を行っている。
○湖内でセキショウモの再生を目指す湯梨浜町は、この中間育成した苗を使って試行的にビオトープ内への移植を取り組み始めたところ。
○「東郷池の環境改善に向けたアクションプログラム」の中で、「モク肥料化プロジェクト」は、「地域住民・事業者・行政の協働による浄化活動」の1つとして実施してきた。
これまでの取組に対する評価
○シードバンクを活用することは、外部からの移入ではなく、在来の水生植物を復活させることができ、湖沼の自然再生を進める上で大変重要である。
○「モク肥料化プロジェクト」は、近年水生植物の定着が安定的でなく、平成23年度以降は実施できていない。
工程表との関連
関連する政策内容
環境の保全・再生と活用に関する調査研究
関連する政策目標
湖沼の水質浄化や環境の保全・再生に関する研究の実施
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
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0 |
要求額 |
4,117 |
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4,117 |