(1)「とっとり学校図書館活用教育推進ビジョン」の策定(新規)
検討委員会を設置し、就学前から高校までを見通した学校図書館活用教育の指針を策定し、教育委員会・学校全体で共通理解を図る。
内容 | 県内学校図書館の学習利用状況を実態把握の上、特にキャリア教育等を意識した学習利用を促進する。
・鳥取県の学校図書館活用教育の目的・理念
・学校での推進体制 など |
配布 | すべての教職員に配布予定 |
検討委員会の構成 | 全国的にみても事例がないため、外部の有識者をアドバイザーとして招聘する。
県内の小中高・特別支援学校の図書館関係者が総力を上げて策定し普及するものとする。 |
(2)「とっとり学校図書館活用教育ハンドブック」の作成(新規)
ビジョンを踏まえ、学校図書館活用教育を具体的に進めるためのハンドブックを作成し、指導力を担保する。
内容 | 学校図書館の役割、鳥取県が目指す学校図書館活用教育、司書教諭・学校司書の役割、校内の取組体制、指導体系表、年間計画の立て方、図書館の環境整備、選書方法、公共図書館との連携、参考事例 など |
配布 | 各学校の図書館関係者に配布予定 |
※ハンドブックの必要性
基本的に司書教諭と司書は一人体制で業務を行っており、異動や新規に任命された場合など引継ぎが行われにくい状況にある。
また、学校司書は県立高校を除けば、ほぼ非常勤職員で雇用期間が短い職員もおり、特に学習支援のノウハウが蓄積しづらい。
(3)学校図書館職員スキルアップ研修の実施(継続)
学校図書館活用教育を支える図書館職員の能力向上を図る。
研修会名 | 内容等 | 開催回数 |
学校図書館司書研修会 | 高等学校の学校司書を対象 | 年2回 |
児童生徒の学ぶ意欲を育てる講座 | 小中学校の図書館関係者を対象に学習支援をテーマに実施 | 東・中・西、3回 |
学校図書館支援員等派遣研修 | 市町村教育委員会などが行う研修会に支援員を講師派遣する。 | 随時 |
(4)学校図書館に行こうキャンペーンの実施(継続)
高校生の図書館利用を促し、社会への関心を高めるため学校図書館で高校生クイズを実施する。
時期 | 秋の読書週間 |
内容 | 図書館資料を使ってクイズに回答してもらい、参加者に生徒がデザインしたしおりをプレゼントする。 |