現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成27年度予算 の 文化観光スポーツ局の【債務負担行為】米子空港国際定期航路利用促進対策費
平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:交通対策費
事業名:

【債務負担行為】米子空港国際定期航路利用促進対策費

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文化観光スポーツ局 観光戦略課 観光誘客室  

電話番号:0857-26-7310  E-mail:zaisei@pref.tottori.jp

事業費

債務負担行為要求額:142,406千円

事業内容

1 事業概要

山陰唯一の空の国際定期航路であり、北東アジアゲートウェイ戦略の基軸でもある米子ソウル便の安定運航を実現するため、アシアナ航空に対して、米子空港の着陸料、施設使用料等の経費を支援し、3年間の債務負担行為を設定する。

2 現状・背景

○米子ソウル便は平成13年4月の就航以来、観光、ビジネス、国際交流など幅広い分野で、地域・県民に大きな便益や成果をもたらし、多くの県民及び地域の方々にとってなくてはならない存在となっている。

    ○現在は、アシアナ航空や韓国旅行社・メディア等と連携したインバウンド対策の結果、韓国での鳥取の知名度は上昇し、韓国からの来県者は増加傾向にある。
    ○来県する外国人の増加により、観光産業を中心とした分野での経済波及効果は着実に上がっている。
    ○厳しい日韓関係の情勢により日本人の韓国への旅行客が減少していることから、今後は仁川経由の第3国行き利用者の開拓など、日本人利用者(アウトバウンド)の利用促進を図る必要がある。
    ○人口減少が進む日本(鳥取県)にとっては、海外からの誘客による経済活性化は避けては通れない道。
    ○国策として、訪日外国人旅行者数を2000万人まで伸ばし、さらには2030年には3000万人を目指している。
    また、訪日外国人旅行者は、円安傾向やビザ発給要件の緩和などを背景に増加している。
    ○今後、2015年は日韓国交正常化50周年、また、2018年には友好交流地域江原道平昌での冬季オリンピックの開催、また日本では2020年に東京オリンピックが予定されており、今後も両国間で多くの方が行き来する見通し。
    ○こういったことから、現状は搭乗率は伸び悩んではいるが、今後は需要拡大を見込める路線である。

3 課題・問題点

○福島第1原発事故やヘイトスピーチ等による風評被害や、北朝鮮ミサイル問題や竹島問題等の外的要因、韓国旅客船セウォル号沈没事故による旅行自粛ムードなどで利用者数が急減するなど、未だ搭乗率が安定していない現状。
○現在、週3便しかないことから、ビジネス客など利用者からは往復で利用しにくいといった声もあり、近隣の他空港やLCCが就航している空港に利用者を奪われている現状もある。

4 債務負担行為額

142,406千円
(平成28年度〜29年度の2年)

(年間経費)
H27 71,203千円
H28 71,203千円
H29 71,203千円

アシアナ航空運航経費支援(年間)
71,203千円(76,793千円)
対象経費補助率補助金額(千円)
着陸料、保安料、
航行援助施設利用料
 3/436,528
空港ビル施設使用料10/1034,675
ハイジャック検査業務  −     0

5 期待される効果

○外国人来訪者増加による経済波及効果
○国際空港があることによる効果
・定期便就航による、税関等CIQの機能の常備
  →海の定期便(DBSクルーズフェリー)の就航実現や各種     チャーター便の誘致、外国クルーズ船誘致の増加
国際都市としてのブランド化
・知名度向上
・企業誘致のアピールポイント
・地域産業の国際化・高度化
・国際会議や展示会などのMICEの誘致に有利
・韓国や北東アジア諸地域との国際交流の推進に寄与
・韓国及び韓国経由その他外国への渡航による県民の国際 感覚の醸成 等

6 債務負担行為とする理由

米子ソウル便の現在の週3便の安定運航、そして将来的に週5便化・デイリー化を目指すための条件整備として、アシアナ航空に対して運航経費支援が必要。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○これまでの取り組み状況
 ・米子−ソウル国際定期便の安定運航を図るため、インバウンドを中心に様々な利用促進対策を実施しているところ。
  〔インバウンド〕
   ホームショッピングによる鳥取県旅行商品の販売促進
   韓国人気番組のロケ招致
   韓国旅行社・メディアFMAツアーの実施
   各種広報の実施
  〔アウトバウンド〕
   アシアナ山陰ファンクラブの会員拡大
   アシアナ航空山陰支店、韓国観光公社と連携した魅力的な商品造成
   各種利用促進PR   
   県内旅行社・メディアFAMツアーの実施   

これまでの取組に対する評価

○これまでの取組に対する評価
 ・交流事業など米子-ソウル国際定期便を利用した継続性のある利用需要が安定しつつある。
 ・だが、日韓両国の政治的関係や為替、経済状況等の要因により利用者数が増減するなど、未だ路線が安定していない状況ではあるが、恒常的なアウトバウンドの利用促進と併せ、インバウンドの低迷時には日本人利用者向けに支援の拡充や緊急対策を講じるなど、
  国際定期航路利用促進委員会を中心とした積極的な取り組みもあり、継続運航が実施されている。


債務負担行為要求書 (単位:千円)

事項 期間 区分 限度額 財源内訳 説明
国庫支出金 起債 分担金
負担金
その他 一般財源
款:総務費
項:企画費
目:交通対策費


平成28年度から
平成29年度まで
要求総額
142,406
0

0

0
0
142,406
年度
平成28年度
71,203 0 0 0 0 71,203
平成29年度
71,203 0 0 0 0 71,203