1 概要
毎年国体等で優秀な成績を収めているボート競技の更なる競技力の向上を目指し、既存の艇庫にトレーニング施設等を増築する。
【平成27年度当初予算自民党要望から抜粋】
ジュニア選手の競技力向上のため、米子ボート協会所有のナックルフォア艇の更新を支援するとともに、艇の収容不足の解消とトレーニングルーム等の整備に向けて、湖山艇庫の増改築を行うこと。 |
※ナックルフォア艇の更新費は平成27年度当初予算計上済
2 要求内容
構造等:鉄骨造平屋建
延床面積:372平方メートル
事業費:設計費 10,091千円(今回要求)
工事費 96,483千円(概算額、設計後別途要求)
3 現状
○県のボート競技の拠点として大会開催用及び練習用の艇を多数保有しており、保管場所が不足。
○艇庫内の通路でトレーニングしており、ボートの搬出入する際にトレーニング機器を移動するため、練習が非効率。
・漕力向上機器・・・9台(増築後、15台要望)
・筋力アップ機器・・・ベンチプレス等 1台(増築後、7台要望)
○湖山艇庫は、米子艇庫と同程度の施設利用者数にも関わらず、更衣スペースは半分以下と明らかに不足。
区分 | 湖山艇庫 | 米子艇庫 |
更衣スペース | 42平方メートル(※) | 86平方メートル |
更衣室数 | 3室(※) | 6室 |
施設利用者数 | 82人 | 80人 |
| うち高校生 | 82人 | 50人 |
| うち小中学生 | − | 20人 |
| うち一般 | − | 10人 |
※湖山艇庫は、倉庫を更衣室として利用しており、倉庫の1室14平方メートルを含む。
○湖山艇庫は、オリンピック選手を目指す「チーム鳥取!発掘・育成事業」のボート競技の練習会場であり、今後、施設利用者の増加が見込まれ、更に更衣スペースが必要。
○倉庫を更衣スペースとして利用しており、備品を屋外で保管しているため、倉庫のスペースがない。
4 トレーニング施設の必要性
○ボートの競技力を向上させるためには、水上での練習はもとより、陸上での筋力アップのためのトレーニングは不可欠。
○特に高校の運動部の生徒は、放課後の限られた時間で効率よく水上練習及び筋力トレーニングを行うことが重要。
○米子艇庫において、平成24年度にトレーニング施設を整備し効率的な練習を積んだ結果、2年後には男女ともシングルスカルの高校生日本一を輩出。
○以上から、旧艇庫にトレーニング施設を増築し、更なる競技力向上を目指す。
5 スケジュール
6 ボート競技の近年の国体成績の状況
年 | H22 | H23 | H24 | H25 | H26 |
得点 | 35点 | 17点 | 33点 | 21.5点 | 90点 |
ボート競技は大量に競技得点が獲得できる可能性の高い競技
(参考)各種目で1位の場合の得点
・シングルスカル(1名) 8点×1倍=8点
・ダブルスカル(2名) 8点×3倍=24点
・舵手つきフォア(5名) 8点×5倍=40点
・舵手つきクォドルプル(5名) 8点×5倍=40点