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平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:警察費 項:警察活動費 目:刑事警察費
事業名:

鑑識活動運営費

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警察本部 警察本部会計課 予算係  

電話番号:0857-23-0110(代)  E-mail:keisatukaikei@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算要求額 150,950千円 348,649千円 499,599千円 44.9人 2.0人 0.0人
26年度当初予算額 90,775千円 340,516千円 431,291千円 44.0人 2.0人 0.0人

事業費

要求額:150,950千円  (前年度予算額 90,775千円)  財源:国1/2、単県 

事業内容

1 事業内容

    犯罪鑑識捜査、警察署以下の鑑識用消耗品等鑑識活動運営に要する経費及び鳥取県指紋情報管理システム運用経費
    主な内容
    ・指紋システム入力作業にあたる非常勤職員の報酬等 2,469千円(2,463千円)
    ・DNA型鑑定の支援にあたる非常勤職員の報酬等 2,176千円(2,171千円)
    ・犯罪鑑識捜査費 50千円(50千円)
    ・嘱託警察犬出動謝金、嘱託警察犬借上謝金 、嘱託警察犬指導手会議等出席旅費 362千円(362千円)
    ・科学捜査のための鑑定機器リース料及び保守委託経費 23,322千円(20,251千円)
    ・日本法科学技術学会等各種学会負担金 142千円(142千円)
    ・指紋自動識別システムリース料 47,376千円(47,376千円)
    ( )内は前年度当初予算額

2 標準事務費枠外要求

書ききり型撮影媒体(SD−WORMカード) 
    所要額  20,041千円(0千円)
     書ききり型撮影媒体は、捜査用のデジタルカメラで撮影する際に使用する外部記録媒体であり、立証のために使用することから、一切編集、加工及び消去ができない仕組みとなっている。
     この書ききり型撮影媒体の取扱いについては、立証のために使用するという性格から、その管理や使用方法について厳格な規定を設けているところであるが、この度、この規定が守られていなかったことが判明した。
     今後、書ききり型撮影用媒体を捜査資料として継続的に使用していくため、また、万一亡失等した場合には、保存した個人情報等が流出するといった被害を最小限にとどめるために、規定を遵守する必要がある。
     このため、規定を遵守した場合と現行との差額について標準事務費枠外要求する。
    ( )内は前年度当初予算額

2 新規要求(備品購入費)

    (1)DNA自動抽出精製装置 1台 
    所要額 5,163千円(4,999千円)
     DNA自動抽出精製装置は、微量の血痕や体液など様々な鑑定資料からDNAを自動的に抽出精製する装置であるが、現在充分な数量がなく、一連のDNA型鑑定作業の流れの中で、全体の作業効率を妨げていることから、昨年に続き1台の整備を要求する。
    (2)カラー写真自動処理機 1台
    所要額 9,720千円(0千円)
     警察本部鑑識課において、写真業務を適性、迅速かつ能率的に処理することを目的として行っている現像の集中処理業務用に使用しているカラー写真自動処理機については、平成27年9月に部品供給が完全に中止となり、在庫部品がなくなり次第修理不能となることから、更新を要求する。
     カラー写真自動処理機は、フィルム、デジタルの双方の現像に対応しているが、修理不能となった場合には、フィルムの現像が不可能となり、警察の写真業務に重大な支障を来すこととなる。
    (3)鑑識用デジタル一眼レフカメラ 30台
    所要額 9,826千円(0千円)
     鳥取県警察が鑑識用として使用しているデジタル式一眼レフカメラは、犯罪捜査に欠くことができず、日々使用する機材であるが、55台については、販売から5年が経過しメーカの修理対応期間が終了するため、更新を要求する。
     また、デジタル化に伴い、現有のファイル式カメラの代替として増強5台を併せて整備することとし、併せて2か年計画で60台を要求する。
    (4)ミクロカラー測定検索装置 1台
    所要額 14,040千円(0千円)
     ミクロカラー測定検索装置は、色を数値化して客観的に表現することが可能な機器であり、交通鑑識において、ひき逃げ等のにより遺留された塗膜片の鑑定等に用い威力を発揮する。
     現在の装置は、導入から14年を迎え老朽化しているばかりか、近年流通している車両の主流であるメタリック・パール塗膜に対応しておらず機能が陳腐化しており、活用の機会が著しく減少しているため、1台の更新を要求する。
    ( )内は前年度当初予算額

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

各種事件の発生時には、早期に現場臨場し、客観証拠物を適正な方法で収集確保し、迅速・的確に科学鑑定を行うことが重要である。その為には、現場鑑識活動の更なる徹底及び科学捜査の高度・推進化をすべく、関連資機材の整備を進めている。
○部内における鑑識技術コンクール、現場鑑識競技会の開催
○DNA型鑑定の実施
○薬毒物鑑定の実施
○犯罪者プロファイリングの実施
○指掌紋自動識別システムの活用

これまでの取組に対する評価

・現場鑑識活動に適した装備資機材を開発・改良するため、鑑識技術コンクールを継続して開催する必要がある。
・採取資料の適正な立証措置等現場鑑識活動全般にわたる幅広い教養を行い、捜査員の鑑識技術の一層の向上と現場鑑識体制の裾野を広げることを目的として、現場鑑識競技会を継続して開催する必要がある。
・裁判員裁判や公訴時効の見直しにより、客観的な証拠がより一層重視されるようになっている現状にあり、高度な科学鑑定の活用をより一層推進していく必要がある。
・より効率的で合理的な捜査を推進するため、科学的見地に基づく犯罪者プロファイリングを推進していく必要がある。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 90,775 2,520 0 0 0 0 0 19 88,236
要求額 150,950 13,485 0 0 0 0 0 19 137,446