これまでの取組と成果
これまでの取組状況
・東日本大震災、広島市土砂災害への対応
大規模災害現場での全国警察一丸となった警察活動を強力に推進するため、県警察は、東日本大震災被災地への災害部隊の派遣、警察官の特別出向等、また、平成26年8月20日発生の広島市土砂災害では広域緊急援助隊を派遣し、災害活動等を実施している。
・危機管理体制の再構築
東日本大震災における反省教訓を踏まえ、平成23年12月15日、鳥取県警察災害対策検討委員会を設置し、危機管理体制を再構築するための取組「災害警備本部の体制強化等」「業務計画の策定・見直し」「バックアップ態勢の確保」「各種災害警備訓練の実施」「関係機関・事業者との協定締結」等を推進している。
・災害対処能力向上のための取組
大規模災害発生時に派遣される警察災害派遣隊の中核となる広域緊急援助隊や機動隊等の対処能力の向上を図るため、「災害対策用装備資機材の整備充実(非常用浄水装置、FRPボート、非常食等備蓄物資の整備等」「広域緊急援助隊と自衛隊、消防等との合同訓練等の実施」等を推進している。
これまでの取組に対する評価
これまでに、「災害警備本部の強化等」「業務計画の策定・見直し」「バックアップ態勢の確保」「執務時間外の体制確保に向けた職員安否・確認システム整備・運用」「各種災害警備訓練の実施」「関係機関・事業者との協定締結」等、危機管理体制の再構築のための施策を推進しているが、継続して、原子力災害対策を含めた次なる大規模災害への備えが必要なことから、県の地域防災計画等を踏まえた上で、県警察としても、引き続き、災害活動用装備資機材の整備・充実、安全な避難誘導に係るシステムの高度化等の諸対策を推進していく必要がある。