現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成27年度予算 の 地域振興部の未来に役立つ「ものづくり教育」実践事業
平成27年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:計画調査費
事業名:

未来に役立つ「ものづくり教育」実践事業

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地域振興部 教育・学術振興課 高等教育・学術振興担当  

電話番号:0857-26-7814  E-mail:kyoikugakujyutsu@pref.tottori.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
27年度当初予算要求額 11,997千円 3,883千円 15,880千円 0.5人 0.0人 0.0人
26年度当初予算額 4,643千円 3,870千円 8,513千円 0.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:11,997千円  (前年度予算額 4,643千円)  財源:単県 

事業内容

1 目的・概要

 製造業の空洞化に対処し、イノベーションを推進するためには、次代の地域産業を担う「ものづくり人材」の裾野を広げる必要があるが、学校教育による技術教育は充実しているとはいえない。

     これを解決するために、鳥取大学や鳥取環境大学、鳥取短大、米子高専などが産学官協働で取り組む「ものづくり協力会議」が行う、子どもから大人まで一気通貫の「ものづくり教育」の実践活動を協働推進する。

     特にH27年度からは、H26年度に創設し好評を博している、次世代のものづくりインフラFabLab(ファブラボ:個人による自由なものづくりの可能性を広げるための実験工房)が全県に拡がって、国内外の実践者に魅力視されるほどの盛んな地域となるよう、普及増加に注力すると同時に、国際会議への参加交流により認知度を高める活動を行う。
    年度
    H27
    H28
    H29
    事業
    内容
    全県普及活動=
    海外交流・
    国際大会招致
    ==(継続)====
    国際大会準備=
    活動====>
    =======>
    =>国際大会開催

2 事業内容

(1)FabLab全県普及事業
【一部新規】5,278千円(1,324千円)
    【課題】

    ○東中西部の「ものづくり道場」の活動に連動して、ものづくりが学べ啓蒙できる地域の核となる日常的拠点が、鳥取市の「ファブラボとっとり」だけでなく、中西部にも必要。

    ○さらに、私立高校が運営する鳥取市鹿野街道商店街のファブラボ@もとぅおのような、各設置者の特色ある取組みにより、地域に賑いや元気を醸し出す民設のFabLabも併せて広げて行きたい。


    【内容】

    1.東中西部の「ものづくり道場」におけるFabLab全県普及活動
    ○【新規】中西部に各1名のスタッフと機器配備(H27.3〜緊急雇用事業)

    ○看護大「地域の保健室」や短大・高専等の地域連携活動とのコラボを検討

    ○東部スタッフによる操作法実習やFabLab運営指導。(H27.3〜緊急雇用事業)

    ○ファブラボ全県普及イベントの開催

      500人規模@中部・秋ごろ2日間

    2.【新規】県内ファブラボ事業者資金調達Webシステムの創設
    FabLabによる新たな価値づくりを志す事業者の機器整備等の運営費用調達に道を拓くためのクラウドファンディング(大衆資金調達)システム(複数の調達希望者をまとめて紹介し申し込める「ふるさと納税」の応用版)の構築・保守管理委託。
(2)FabLab海外交流事業
【新規】3,400千円(0千円)
    ・県内FabLab実践者と共にFabLab国際会議(米・台)参加
    • 第11回世界会議(Fab11)@米ボストン…H27.8/3-7
    • 第2回アジア会議(FAN2)@台北…日付未定6日間
    • 参加者:県内FabLab実践者3人+県職2人+大学(旅費別途)
(3)ものづくり教育モデル研修事業
【H25〜継続】2,241千円(2,241千円)
    一気通貫の「ものづくり教育」実践の課題を発見するために、引き続き有用なモデル研修を実施。

    1)中高生創造的ものづくり体験
     レゴブロックと3Dプリンターによる自動車製造ラインづくり

    2)高校生による小学生へのものづくり体験授業
     レゴブロックと3Dプリンターでサスペンション搭載自動車づくり

    3)メーカー機器分解実演、製造工場見学、FabLab体験 など

(4)ものづくり道場支援事業
【H23〜継続】1,078千円(1,078千円)
    ○ものづくり協力会議が、東中西部で運営する「ものづくり道場」の活動を支援する。
    ○前年度に続き、養成指導者200名以上の実績を踏まえ、軸足を指導者のレベルアップとネットワーク(指導者交流ものづくりカフェ)の充実に置いた地域ニーズへの適応化を図る。
    ○また、イベント等による年間延べ6千人以上の体験の場を実現する一方で、課題であった日常・継続的なものづくり定着化の機会提供を可能とするFabLabの運営を行い、これまでの活動の主力であった幼児や小学生のみならず、中・高・大・社会人まで対象を拡げ、世代間の屋根瓦教育方式(学び・教え合い)による一気通貫型のものづくり教育の実践を行う。

    [ものづくり道場の活動と助成内容」 ※下線が県助成対象
      1.ものづくり指導者の養成講座
    ※指導者養成講座修了者
    年度
    21
    22
    23
    24
    25
    累計
    新規人数
    37
    68
    36
    47
    14
    202
    養成講座:東中西各年1回(H25迄は各年2回)
       修了者講座:東中西各年1回(H26新設) 

      2.講座で使用する教材開発
      3.ものづくり関係者、受講者等の情報交換機会の提供
       ものづくりカフェの運営
      4.ものづくり教室で必要な道具、機材の貸し出し
      5.ものづくり教室、イベントの実施
      6.FabLab普及事業 …利用者向け講習会 
    [助成金額] 1,078千円(H26と同額) [助成率] 定額


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

◎小学生を中心としたものづくり道場の活動支援と中学生以上の各層を視野に置いたモデル研修を通じた関係者との課題解決検討により一気通貫型のものづくり教育に取り組んでいる。
・ものづくり体験研修事業
 創造性を育む体験型モデル研修を実施。
・ものづくり道場支援事業
 指導者養成講座やものづくりカフェ等による「県内のものづくり人的ネットワーク」の拡充支援。
◎H26年度には未来のものづくりインフラと目され国内で8番目中四国で初めてとなるFabLabを産学官協働で開設。

これまでの取組に対する評価

・ものづくり教育は継続して取り組むべきであるためこれまでの成果をもとに内容を吟味しながら支援の灯火を絶やすことなく続けていく必要性が産学関係者から叫ばれている。
・また、ものづくりが学べ、啓蒙できる日常的な拠点がない、学校教育での取り組みが不足している、という大きな課題が浮き彫りになっていた。
◎このような課題を解決するために開設したFabLabとっとりは内外から注目され、幅広い年齢層の利用や、民間事業者による自主運営FabLab設置への意欲を育ている。

工程表との関連

関連する政策内容

科学、研究に対する興味・関心の掘り起こし

関連する政策目標

科学・ものづくりに関する催しの実施および指導者の育成、ものづくり人材育成システムの立案





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 4,643 0 0 0 0 0 0 0 4,643
要求額 11,997 0 0 0 0 0 0 0 11,997