当事業に参加した事業者の中から、サービス工学の観点による新たな気づきや先進企業の具体的取組の習得等をもとにして、経営の改善・革新に取り組む者が生まれています。
(例)
・富裕層をターゲットとした、ハイクラスな空間演出等によるリピーターの取り込み強化(宿泊業)
・調理・配膳部門等のバックヤードの生産性向上等によるサービス向上(宿泊業、飲食業)
一方で、次に掲げる課題も存在しています。
・小規模な事業者の多くは自社の問題点を未だ認識できていない、又は認識していても具体的な対応要領が分からないのが実情。
・課題解決に資する改善・改革等を行なうためには、経営者としての理念の明確化や戦略的な行動が必要。
・しかしながら、厳しい状況ゆえに、売上拡大、人材確保、資金繰り改善等の即効性ある事柄に関心が向いてしまう傾向。
・さらに、身近に参考となる参考事例が少なく、経営の改善・革新に取り組むための動機付けが困難。
≪県内事業者の声≫
・従業員とのコミュニケーションを十分に取り、旅館のコンセプトを伝え、参画意識を与えモチベーションを上げていく努力が必要だが、それができていない。(宿泊業)
・時代のニーズについていけない。(飲食業)