これまでの取組と成果
これまでの取組状況
(1)氷ノ山県際交流推進事業
平成24年3月、若桜町で開催された鳥取兵庫知事会議において、両県が県境を越えた交流・連携の取組みを一層推進していくことを確認。
氷ノ山登山マップを作成するとともに「鳥取・兵庫両県往来氷ノ山交流登山ツアー」を催行し、両県を往来する2ルートの登山ツアー参加者が氷ノ山頂上で交流した。
(2)とっとり因幡グリーンツーリズム推進事業
東部圏域内の多様な魅力を活かした地域内の相互理解、圏域内の交流・定住人口の増加策に一体的に取り組むために設立された「とっとり因幡グリーンツーリズム推進協議会」に対する支援を行った。
(3)鳥取県岩美キッズトライアスロン支援事業
「山陰海岸ジオパーク岩美キッズトライアスロン全国大会」は、「鳥取砂丘ジュニアデュアスロン全国大会」を継承したもの。平成23年度から山陰海岸ジオパークを舞台に、地元岩美町の支援を受けて開催されている。
(4)「幸せ運ぶ福(29)ロード事業
平成14年3月の兵庫・鳥取両県知事会議をきっかけとして、「国道29号周辺兵庫・鳥取地域振興協議会」が設立され、両県や周辺地域の市町(兵庫県姫路市、宍粟市、たつの市、鳥取市、若桜町、八頭町)、国土交通省河川国道事務所及び商工会等の民間関係者が連携し、地域の振興と活性化に係る事業を実施してきた。
また、沿線活性化の手段である「日本風景街道」の登録に向けた勉強会を開催し、構成団体の機運の醸成を図った。
(5)わかさ氷ノ山自然ふれあいの里活性化事業
平成26年度における既存4施設の利用者数は10.9万人で、平成25年度比88%と減少している。既存の取組に加え、スポーツイベント、ツーリズムイベントを開催し、新たな魅力発信を行った。
これまでの取組に対する評価
(1)氷ノ山県際交流推進事業
「氷ノ山登山マップ」により、氷ノ山の魅力発信を行うとともに、周辺市町の観光への関心も高まった。
「鳥取・兵庫両県往来氷ノ山交流登山ツアー」により、氷ノ山が両県一体の山であるという認識が深まった。また、同ツアー募集時などに両県一体の山というPRを関西圏域在住者などに行うことができた。
(2)とっとり因幡グリーンツーリズム推進事業
個々の会員独自では難しかった、食品衛生・消防関係の講習会を行うなど衛生管理・危機管理の向上に努めるとともにインターネットやフェイスブック等を用いた情報発信を行うなど会員相互の魅力を連結させ一体的なPRを行うことができた。
また、協議会設立当初に比べ会員数も倍以上になり、活動も多様化しており、会員同士が連携する機運も醸成されつつある。
(3)岩美キッズトライアスロン支援事業
第5回大会の参加者は以下のとおりだった。
【個人の部】250名 うち県外から73名(10府県)
【リレーの部】36名 うち県外から21名(4府県)
今大会からリレーの部が新設され、個人の部と併せて多くの参加者を集めた。
(4)「幸せ運ぶ福(29)ロード事業
本事業をきっかけに、沿線住民主体の活動の活発化や、福ロード協賛店による特典サービス・観光マップの作成などによる沿線道の駅や観光施設等への来客動員など一定の成果があがっている。
日本風景街道の登録に向けた民間団体の機運を醸成し、民間と行政が一体となった取組を推進するための基礎固めができた。
(5)わかさ氷ノ山自然ふれあいの里活性化事業
既存の取り組みの継続の中で、夏山開きでの登山ガイドなどが参加者に好評を得た。ロングトレイルは平成25年から若桜町を主会場として行われた。また、韓国からのツアーの受入も行われ、地域の活性化につなげることができた。