今年度実施した男女共同参画キャラバンにおいて、「周囲に迷惑をかけるのが心苦しいと辞めた女性がいた」「育児休業などの制度は整っているが、利用することについて気持ちの面で問題がある」などの意見があり、就業規則等は整備されていても制度を利用しづらい状況がある。
また、鳥取労働局均等室へ寄せられた相談で、「妊娠・出産・育児休業の取得等を理由とした不利益取扱い(マタハラ)」に係る労働者からの相談は平成26年度に30件あり、前年度より4割増。
働きやすい職場づくりのため従業員の仕事と家庭の両立(ワーク・ライフ・バランス)を応援する「イクボス」を県内企業で増やしていく必要がある。
また、従業員の家庭と仕事の両立を応援するイクボスとなった後も、常にイクボスであるという自覚を持ちイクボスの取組を実践していただく必要がある。
(1)イクボス養成塾の開催
(2)輝く女性活躍トップセミナーの開催
(※地域における女性活躍推進事業からの組み替え)
経営者等を対象として、女性の活躍など多様な人材を活かす経営について考えるダイバーシティ研修を開催。
(3)イクボスバッチの作成・配布
県内のイクボス宣言企業のイクボス(経営者・管理職)へ、常にイクボスの自覚を持っていただくとともに、取引先等に対してもバッチをきっかけにイクボスを広く周知していただくため、イクボスバッチを作成し、配布する。