| （３） | シバオリジナル育成品種等の生産性向上をめざした栽培技術の開発 |
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これまでの
成果 | ・ノシバのオリジナル品種‘グリーンバードJ’は活着後、潅水を止めても株張りが劣らなかったことから、潅水施設の簡素化が可能と考えられた。
・砂土における‘グリーンバードJ’の根は、黒ボク土より深い位置に分布しており、表層の根量が少なかった。
・籾殻くん炭や高分子吸収体を砂土表層に施用すると、地表付近に根が集まった。
・‘グリーンバードJ’生産圃場で発生した葉枯れ症状（仮称・沈み症）を調査した結果、施肥・潅水削減に踏圧が加わると発生が高まった。 |
H28年の
試験 | ・‘グリーンバードＪ’と在来ノシバの生育比較による利用法の検討。
・‘グリーンバードJ’の砂土圃場における生育特性の把握と生産技術の開発。
・‘グリーンバードＪ’沈み症（仮称）の再現試験
・バーチカルカット注３等によるシバ黄化症等 生理障害の発生回避技術の開発 |
注１ 多輪咲き：１本の茎に蕾が多くつくこと（3〜４輪咲きが望ましい）。
注２ べたがけ資材（不織布）被覆：保温や霜対策として薄い不織布を作物に直接かけること。ユリの場合、活着促進に有効であることが明らかになった。
注３ バーチカルカット： 「バーチカル」＝「垂直」に芝生の床土を切る作業のこと。断根により根部を活性化させ、生育を旺盛にさせる。